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アイアンショットのミスを減らす!打ち方のコツや練習方法をプロが解説!

2018/12/12 ゴルフトゥデイ 編集部

正確な飛距離と方向性が求められるアイアンショット。そしてラウンド中に最も多く持つクラブだからこそスコアメイクのためにも上手くなりたい!そんなアイアンショットのミスの減らし方や練習方法など、上手に打つためのコツをトッププロに解説してもらった。

石川遼くんのようなアイアンスイングをマネしたいのですが。

*2018年千葉オープンの練習日に撮影した石川遼の最新のアイアインスイングです。

理想的な軌道で曲がらなくなった石川遼は以前より切り返しからフラットに振れている

【解説】上田栄民(ティーチングプロ)

いいスイングですね。テークバックから頭の位置が、ほとんど動いていない。帽子のツバの向きを見てください。インパクトまで変わらないです。下半身も右への移動が少なく、体重が逃げておらず、その場でテークバックしています。

変わったと思えるのはフォローのクラブの抜ける位置。シャフトをフラットにして振っているので、左肩のあたりに抜けています。以前はもっと首筋寄りでした。しかしこれが理想的な軌道で、ここに抜けてくれ ばボールも曲がりにくいです。

アマチュアにマネしていただきたいのはフィニッシュ。左サイドのカカト側に体重が乗り、手の収まる位置もいいですね。

アドレス〜テークバック

右ヒジの内側が完全に上を向いているから、いいバックスイングができる。右手は下からではなく、ヨコから握っているところもいい。

背筋が伸び、腕が真下に伸ばされ、頭の位置や体重配分もいい理想的なアドレスポジション。

テークバック〜トップ

テークバックの始動からトップまで、頭が動いていない。体の軸がブレずにクラブがあげられている証拠。

頭が左右上下に動かず、アドレスのままキープされている。

トップ〜ダウンスイング

前傾をキープしたまま、きれいにクラブがローテーションされている。

ダウンではフェース面が正面、フォローでは後ろを向く、このフェースローテーションは素晴らしい。

フォロースルー〜フィニッシュ

左足のツマ先はややめくれているが、カカトは地面をしっかりとつかんでいるいいフィニッシュ。

フォロースルーでクラブが左肩口に抜け、理想的なスイング軌道が描かれている。

アイアンショットでのスライス対策を教えてください。

【解説】福田真未(えんホールディングス)

右を向いてゆる〜くハーフショット!が効きます!

▲フォローで右を向くくらい体を残す。
フォローで目線と体をムリヤリ右に残すくらいの意識を持つ。


フォローで体が左に大きく開いてしまうと、スライスの原因になるので、練習するとき体を開かないようにして、右を向いて、ハーフショットで球をしっかりつかまえるようにしています。トップではしっかり体を右に回して、体の向きをそのまま右に残して打つくらい、極端な方が良いでしょう。私は7番アイアンで練習しています。

※このポイントは546号(2017年12月号)掲載のレッスンです。クラブ、ウェア等は当時のものです

ミドルアイアンのヒッカケを直したい!

【解説】若林舞衣子(ヨネックス)

朝練でトップで1秒止めて、ダウンスイングしてみて。

「練習はいい球を打つのが目的ではなく打ち急ぎなどのミスを減らすための対策です。」

トップから打ち急いでしまうと、アウトサイドからヘッドが下りてきて、そのまま左にヒッカケることが多いので、朝練ではそれを防ぐためにトップで1秒止まってから打ちます。この練習でトップから急いで下ろす感覚をなくし、ゆったりスイングで、しっかり球にヒットする感覚をつかむことができればヒッカケは出ません。

ウェッジのいい練習法を教えて。

【解説】渡邉彩香(大東建託)

右ヒジを左手で軽く押さえて30ヤード打ち

私は、体とクラブが離れて動かないように、左手で右ヒジを軽く押さえ、手と体が一体となっているようなイメージを持って上げる練習をしています。フルスイングのようにトップまで上げることはせず、30ヤードくらいを目安にテークバックの部分を意識して練習します。

ライン出しショットの練習法は?

【解説】稲森佑貴(フリー)

右腰から左腰までの連続素振りで頭を固定する感覚をつかむ!

ライン出しには、ヘッドを上からではなく低く浅く入れてスピン量を減らすことが大切です。それには頭を動かさずに振ることが不可欠。構えた時の目線を保つ意識で連続素振りをすると、軸を固める感覚がつかめるはずです。ワキを締め、手首を固めるのもコツ。

小さな素振りを連続して行うと、自然と軸が固定されて、理想的な軌道でクラブを振れるようになる。この感覚をしっかり叩き込もう。

《構えたときの「目線」を変えない意識で!》

インパクトの時にスイング軸がブレるとしっかり当てられない。アドレス時の目線を保って振る意識を持つと頭が動きにくい。

ミート率を上げる効果的練習法ってありますか?

【解説】中井 学(UUUM)

ティアップした球をフェースのど真ん中に当てよう

▲ウェッジでミート率をあげる方法がこれ。練習場でも簡単にできるドリルだから、ダフったり、トップが多いと感じた人にオススメですよ。

ティアップしている球を、ロフトの1番少ないウェッジで打つということは、ヘッドの構造を考えると、とても難しいです。

このドリルは、その難しいことをあえて実践して、フェースでまず球を打つという感覚を養う。ボールと体の距離感を一定にさせることができるドリルです。一定にさせることによっ て、体の上下の動きがなくなり、ボールの下をヘッドがくぐるダフリや、ボールの上をヘッドがかすめてしまうトップになりにくくしてくれます。

このドリルの振り幅は好きな振り幅でよいが、最初は小さい動きから始めて少しずつ大きくしていくのがオススメです。

▼ダウンスイングで減速しないようにしよう

減速すると、手だけの動きや体で打とうという動きが強くなり、球をしっかりヒットできない。怖がらずに加速して、ボールだけ上手く打てるようになろう。

アプローチショットがどうしても手打ちになってしまいます…。

【解説】藤崎莉歩(フリー)

フェースをピン方向にグッと押し込む!イメージで。

アマチュアの皆さんはランニ ングアプローチというと、フォローで手首を内側にまわしてコロがそうとする人が多いですが、それは大きな間違いです。

右手のヒラはフェースの向きと同じ動きをします。なので、手のヒラを目標方向、ピンの方向にグッと押し出すイメージで打てれば自然と球は低く出て、コロがります。無理にコロがそうと手首をこねず、フェースの向きを意識してアプローチしてみましょう。

《押し込むように手のヒラをピン方向へ》

フェース面をキープするために、目標方向に右手のヒラを押し込みましょう。フォローだけを意識することによって、インパクトと来のミスを怖がらなくなります。

《ボールは真ん中少し右足寄り》

30ヤードのピッチ&ランだと、そこまでボールを右寄りにする必要はないです。コロがすために右寄りにボールを置きすぎるのは、ダフリの原因となってしまうので、ボールは真ん中少し右足寄りです。

アプローチショットでバックスイングをどのくらい上げたらいいのかわかりません。

【解説】成田美寿々(オンワールドホールディングス)

トップをもう1段大きくし大ダフリをなくす!

バックスイングが足りないと、ダウンスイングで加速させて打とうとするから、インパクト時に手が先行して上から大ダフリや、小手先の動き中心のスイングになってしまいます。自分が思っているよりも、もう1段大きくバックスイングをして、ヘッドの重さで落としてあげましょう。

《体はヘッドの惰性で起き上がるだけ》

ヘッドを加速させてしまうと、フォローでも手だけが先行して距離感が出しづらくなります。インパクトでの体とクラブの形は変えずに、そのままフォローまで一緒にまわしていきましょう。

《ハンドファーストにならず真ん中に手を置こう》

ハンドファーストはトップやチャックリの原因になる。30ヤードだったらインパクトの形をアドレスで作って、細工せずにその形に戻ってこれるように意識する。

アプローチショットのスイングのコツは?

【解説】青木瀬令奈(三和シャッター工業)

グリップエンドとおヘソを一直線に!

アプローチで大きなミスをしないためには、グリップエンドとおヘソの一直線を崩さずに、フォローまで振ることが大切です。

トップでもフォローでもグリップエンドがおヘソを向くよう、体を一緒に動かしてあげると、手首を使わない、安定したアプローチができるようになります。

《グリップエンドと体を一緒に動かす》

ここがバラバラになると、小手先の動きを使わざるを得ないスイングになってしまう。

《手とグリップエンドは左右対称》

トップでもフォローでもグリップエンドとおヘソを一直線に保つことも大切だが、その一直線のグリップエンドとおヘソの距離感を変えないように。

《手も体重配分もすべて五分五分》

手の位置も、ハンドファーストとかハンドレイトにしないで真ん中。左右の体重の配分もすべて五分五分にして、振り子のように振れば、大きなミスには繋がらないですよ。

アプローチショットがいつもオーバーばかりです。

【解説】上井邦裕(三好CC)

短く持って足を閉じて大きく振れない構えを作ろう!

自分が狙った距離より打ち過ぎてオーバーしてしまうのは、単純に、必要な振り幅よりも「大きく振りすぎている」ことが原因でしょう。逆に言えばしっかりミートはできているので振り幅さえ小さくすればOK。とはいえ手先で調整しようとすると手打ちになって新たなミスの原因に…。

スタンスを閉じてクラブを短く持って、強制的に大きく振れない構えを作るのが解決への一番の近道です。

《強制的に振り幅を抑えればOK!》

足を閉じると自動的に動きが制限されるため、手先で調整しなくても確実に振り幅を抑えられる。

▼スタンスが広いと大きな振り幅に。

足幅を広げてクラブを長く持つと手は自由に上がってしまい、大振りになってミスを誘発してしまう。

短いアプローチでヒッカケが止まりません。

「右向け左」で胸を積極的に動かして!

ヒッカケるクセがある人は、体が止まって手だけで振っているケースがほとんど。手首が必要以上に返るから左に飛んでしまうのです。

体が止まるのを防ぐには、胸をバックスイングでは右に、フォローでは左へ向ける意識で動かすのがポイント。体がしっかり動けば自然と手と体は同調して動くので、狙いどおり真っすぐ打ち出せるようになります。

《手じゃなくて胸を動かす意識!》

バックスイングでは胸を右に、フォローでは左に向ける意識で体をしっかり回そう。右手を胸に当てて左手1本で振ると動きを把握しやすい。

《上体が回れば手と体は同調する》

胸を動かすことで手と体が一体化し、手が常に体の前にあるため真っすぐ打てる。

▼体が止まって手だけで打つからヒッカかる

大事にいこうとして頭が残りすぎると、体が止まってヒッカケやすい。

状況に合わせた打ち分けがうまくできません。

難しく考えずクラブを変えるだけでOK

よほどハードな状況ではない限り、打ち方を変えてまで球筋を打ち分ける必要はありません。クラブを変えて球筋が変わる程度の打ち分けで十分対応できるはずです。

グリーンまでの距離(キャリー)とエッジからピンまでの距離(ラン)を考えてSW、AW、PW、9Iの4本からセレクトしましょう。同じように打ったときの球筋の違いを練習で把握しておくといいですよ!

どこにキャリーさせてどのくらいコロがしたいかを考え、打ち方は変えずに番手をうまく変えて寄せるのが安全!

グリーン奥のラフ。下りのアプローチはどう打てばいいですか?

【解説】伊澤利光(フリー)

フェースを開いたヘッドをボールの手前に落とす!

ボールをフワりと上げ傾斜を使ってピンまで運ぶ

ボールがラフに半分沈んだわずかに左足上がりのライ。強く打ち過ぎるとグリーンをオーバーする可能性がある。

ピンをオーバーするとグリーンをこぼれそうな下りなので、オーバーはしたくない。かといってインパクトが緩むと、手前に止まって長い下りのパットが残って厄介になる。ボールが沈んでいるのでコロがして寄せるのもキビしい状況です。

寄せワンを狙うならボールを上げるしかありません。「上げる=飛ばない」ということで、ラフの抵抗に対してしっかり打っても飛ばないように準備する。すなわち、フェースを開いてクラブを短く持ちます。

あとはボールの落とし場所を決めます。スピンがかかりづらく、しかも下りですが、ボールを上に上げるのでキャリーとランが半々のイメージでいいと思います。

《サンドウェッジのフェースを開いて短く持つ》

クラブは短く持つ。
ボールを前に飛ばさないための手段として、クラブを短く持つ。グリップエンド側をワングリップ余らせる。

フェースを開く。
振ってもボールが前に飛ばないようにフェースを開く。バンスが使えるのでラフからの抜けも良くなる。

使用クラブはサンドウェッジ。
クラブは使い慣れたロフト58度のサンドウェッジ。ボールを上げたいので、なるべくロフトの大きなウェッジを使う。

上から落としてもソールが滑ってボールを拾える

ポイントはアドレス時のフェースの向きをキープしたまま、上からボールの手前にヘッドを落とすように振ること。ヘッドが多少手前に落ちても、フェースを開いている分バンスが使えてソールが滑るためボールを拾えます。

ボールの下にきっちりヘッドを入れるのは難しいですが、きっちり入れるイメージだけは持ちましょう。また、下からすくい打たないよう左足体重でアドレスし、フィニッシュまでその状態をキープすることも大事といえます。

《上から打ち込むイメージ》

上から打ち込むイメージでヘッドを落として、ボールの下に潜り込ませる。しっかり振っても飛ばないので、インパクトが緩まないようにすること。

「上からトン!」でヘッドを潜らせる。

スイングでボールを上げようとしたり、ハンドファーストで上からヘッドを入れようとしてはダメ。

《ボールの位置は真ん中。左足体重で構える。》

スタンス幅は狭めでボールの位置は真ん中。体が左に傾かないようにして体重を左足にかけておく。

スタンスの向きはスクエア、もしくはややオープン。リーディングエッジは目標より右を向く。インパクトでこの景色を再現するイメージで打つ。

GOLF TODAY本誌 No.552 55〜67ページより

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