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テーラーメイド ゴルフの2020モデルは「SIM」

ニューモデルの秘密とは?

2020/01/09 ゴルフサプリ編集部

テーラーメイド ゴルフ(株)が2月7日(金)から発売するニューモデルの発表会が、1月9日(木)東京・港区の赤坂インターシティ Airにて行われた。「SIM」シリーズの名がつけられた新シリーズは、世界的大ヒットとなった、「M5・M6」シリーズを超える高い性能を発揮するというが、そこにはどんな秘密が隠されているのか?

着目したのは空気抵抗の軽減!

「SIM」とは、「SHAPE IN MOTION」の頭文字を取ったもので、テーラーメイド ゴルフが注目したのは、ヘッド形状。ドライバーでは、「Mシリーズ」で培ったマルチマテリアル構造をベースとしながら、スイング中の空気抵抗を可能な限り減らしたヘッドシェイプを実現させた。

従来モデルのテクノロジーは継承

テーラーメイド ゴルフ日本法人社長:マーク・シェルドン・アレン氏も自信たっぷりに新製品を紹介

従来モデルに搭載していたまっすぐ飛ばすためにフェースをねじった「ツイストフェース」、ヘッドの反発力を最大限にするチューニングテクノロジー「スピードインジェクション」といった機能に加え、今回はダウンスイング中の空気の流れをスムーズにし、力強い加速を助ける「イナーシャ ジェネレーター」を搭載し、より振りぬきやすいヘッド形状とした。

イナーシャ ジェネレーターをスイング軌道に合わせて斜めに搭載

「イナーシャ ジェネレーター」自体は、低・深重心を実現するためにヘッド後方下部に装着したウエイト。M6にも搭載されていたものだが、風洞実験を重ねた結果、ハーフウェイダウン~インパクトで空気抵抗を発生させてしまうマイナス要素も生み出していた。そこで「SIM」は、スイング軌道に合わせて「イナーシャ ジェネレーター」を斜めに搭載したことで、ヘッドの加速時にスムーズに空気が流れ、空気抵抗を可能な限り減らし、ヘッドスピードアップに成功した。

さらに、寛容性を高め、理想的な弾道の高さをもたらす、高い慣性モーメント、低く深い重心位置も実現。ミスヒットしても、飛距離ロスを軽減し、まっすぐに遠くへ飛ばせる形状を生み出している。

スペシャルゲストの契約プロたちも「SIM」の性能に驚き

スペシャルゲストとして、登場したのは、JGTOツアープレーヤーの塩見好輝プロと、LPGAツアープレーヤーの永峰咲希プロ。2人ともすでに「SIM」ドライバーをテスト。塩見プロは「構えたときに座りが良くて、ターゲットを狙いやすいから、安心感がある」と語り、永峰プロは「ヘッドサイズは大きいはずなのに、シャープに見えて好みの形状。ポンとおいて、座りもいいし、意識しないでも理想の位置にクラブが降りてきます」と2人とも大絶賛。今年のツアーでは「SIMシリーズ」で結果を出したいと語った。

豊富なラインアップでニーズに合わせたセッティングが可能

「SIM」シリーズのラインアップは、「SIM MAX」がドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー(ユーティリティ)、アイアン2機種。「SIM」はドライバー、フェアウェイウッドとなっている。さらにWomensも、ドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー、アイアンをラインアップした。それぞれの特性については、後日詳しくお伝えしよう。

ツアープロも「M」から「SIM」へ続々とスイッチし、信頼性の高さを感じさせる

テーラーメイド ゴルフのクラブは、PGAツアーのプロたちに高く評価されている部分も大きな特徴といえるが、今回も「M」から「SIM」にスイッチする選手が続出しているという。「M」を超える「SIM」。多くのアマチュアゴルファーにも革命的な飛びをもたらすに違いない。

取材・文:下山江美