ノーコックの成功例！尾関彩美悠のスイングを古閑美保が解説
元賞金女王・古閑美保が教える！女子プロからの飛ばしのヒント【Vol.25 尾関彩美悠】｜注目選手の激うまポイントとマネどころを紹介
いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。第25回は、尾関彩美悠の飛ばしの秘密とアマが参考にしたいマネどころを紹介。ドライバーショット格上げのご参考にどうぞ！
GOLF TODAY 本誌 No.606 104ページより
撮影トーナメント／2022ゴルフ5レディス 日本女子プロ 日本女子オープン
撮影／相田克己
日本女子アマも制した尾関彩美悠が19歳でツアーV。歴代優勝者のツアー勝利率がすごい！
住友生命Vitalityレディス東海クラシックで初優勝を飾った尾関彩美悠は昨年の日本女子アマチャンピオンでもある。日本女子ア...
ノーコックで作るダイナミックトップが飛距離と精度を生む！
ココが尾崎流飛ばしの秘密【158センチながらパワフルさ抜群！トップの高さでパワーを生み出し身長をカバー！】
尾関さんのスイングはいわゆる〝ノーコック〟タイプで、そのメリットを上手に自分のものにしている印象があります。
まず手首を使わずにクラブを上げることで非常に高いトップを実現。高い位置からクラブを下ろすことでパワーを生み出し身長を見事にカバーしています。
加えて高さを保ちつつ右ヒジを直角に保っているため、ダウンで右腕がすんなり理想のポジションに。
ダウン軌道が安定することで「フェースの開閉が最小限でクラブが暴れない」というノーコックのメリットを最大限に引き出すスイングを可能にしています。
ココがアマのマネどころ【ノーコック成功の秘訣はコレ 手首を固めて振るぶん、腰をしっかり回そう！】
尾関さんのようなノーコックスイングは、できるだけ手首を固めて余計な動きをしないことが成功の秘訣。シンプルな動きなのでアマチュアゴルファーには参考にしやすいスイングです。
ただし、彼女のような高いトップはオススメしません。高いとダウンスイング時の軌道がバラつき新たなミスを誘発してしまうので、無理せず上げて下ろせるスイング幅でOK。
ポイントは、手首を固めるぶん腰をいつもよりしっかり回してあげること！
インパクトでしっかりフェースがスクエアに戻って、狙いどおりビシッと飛ばせるようになるはずです。
尾関彩美悠 AmiyuOzeki
おぜき あみゆ／2003年6月16日生まれ。岡山県出身。158㎝。A型。21年プロテスト合格。ルーキーイヤーの今季「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」で早くもツアー初優勝。21年の日本女子アマ優勝、プロテストでもトップ合格という期待の星！22年メルセデスランク39位（富士通レディース2022終了時点）
古閑美保
こがみほ／1982年7月30日生まれ。167㎝。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ＆エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。
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