ダウンスイングで右ヒジは下に向ける！右にも左にも飛ぶスライサーは、右ヒジの向きで右手主導を直そう！
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.01
右ヒジを下に向けたままスイングすると自然に右手打ちがなくなる
これを直すポイントは、ズバリ、右ヒジにあります。
バックスイングで右ヒジが上を向くと高い位置からクラブが下りるので、下に向けたままバックスイングする。テークバックからトップまでで、極力右ヒジと体の位置関係を変えずにおくわけです。それができたら、体を巻き戻す感じで打つだけです。
トップのクラブ位置は以前と比べて低くなりますが、それでOK。右ヒジを下に向けたことで体が回っているからです。
Tさんもそうでしたが、以前はアドレス時に肩と腕でできる三角形がバックスイングの早い段階で変形していたのが、右ヒジに気をつけることで三角形をキープできるようになりました。
右ヒジを意識しても直らなければ、左手で右ヒジを下から支えるようにし、右手一本でクラブを持って動くドリルで感じを掴んでいただくといいでしょう。肩と腕でできる四角形が潰れることなく、終始キープされるように動いてください。
意識する、しないに関わらず右手で打っている人は多いですが、使う意識をなくすだけでは直らない人もまた多い。右ヒジの向きを直すだけで自然と右手打ちがなくなります。
Case.01まとめ
●スイングの傾向：クラブを腕で担ぎ上げる、スイング軌道はアウトサイド・イン
●症状: 基本はスライスだが、ヒッカケも出てショットが安定しない
●修正方法: 右ヒジを下に向けたままスイング。左手で右ヒジを支ええるスイングドリル
勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。
飛ばしの基本は｢腕は上下に、体は左右に動かす｣だから、ダウンスイングでは右ヒジを真下に下げる！
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