タイガー・ウッズが日本の悩めるゴルファーに秘技を伝授!?
「今の僕があるのは、今まで勉強してきたことの積み重ねさ」
世界のタイガー・ウッズが初日ホールアウト後に、テーラーメイド主催のレッスンイベントに登場。約30名のアマチュアゴルファーに、即興でレッスンを敢行した。憧れのタイガーのレッスンは、やっぱり効く〜!!!
アコーディアゴルフ習志野カントリークラブ(千葉県・印西市)にて、ついに開幕した「ZOZO CHAMPIONSHIP」。注目のタイガー・ウッズは3連続ボギー発進だったものの、その後9つのバーディを奪い、首位発進に成功。日本中、世界中のゴルファーが明日からのタイガーのプレーに注目することだろう。そんなタイガーファン冥利に尽きる初日ラウンド終了後に、なんとタイガーが日本のアマチュアゴルファーに向けて「タイガー・ウッズ ゴルフクリニック」を開講した!
「父が教えてくれたことばかりさ。僕は今も父の教えを大切にしているんだ」
タイガーはまず、こんなことを教えてくれた。「僕たちは球筋をコントロールして、ゴルフゲームをプレーするけど、僕は特にスイングがどうとかはあまり考えないようにしているんだ。自分の感覚が1番大事だと思っているからね。1つだけ、昔父に教えてもらったことがあるのを思い出したよ。ティの高さだ。打ちたい球筋によって、ティの高さを調整するんだ。フェードだったら低めに、ドローだったら高めにって感じでね」
タイガーがお父さんのことを口にすることは、あまり多いこととは言えない。2006年にお父さんのアール・ウッズ氏を亡くし、プロ入り後初めてメジャーでの予選落ちを経験した(2006年全米オープン)。その時のタイガーの悲しみは、計り知れないものがあっただろう。心から愛していた父・アール氏の教えを、日本のゴルファーに伝えたタイガー。この冒頭の話が心に響かなかった者など、この場には誰一人いなかったはずだ。
えっ!?タイガーこっち打つ気!?
「カメラマンさんが少し怖がってるかもね」なんて冗談を挟みながら、タイガーはこんな技も披露してくれた。
私が撮影をしていたのはタイガーの左前方。なんとアドレスで完全に私の方を向いているではないか!しかし、球は力強いスライスボールで遠方へと飛んで行った。数々のドラマを起こしてきたタイガーのリカバリーショットを目の前で見られるなんて、「ZOZO CHAMPIONSHIP」は最高のPGAツアーだ!!!(前澤さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございます)
もしかしたら、残り3日の間にタイガーのトラブルショット(テクニカルショット)が見られるかもしれない。いや、見られない方がいいのだけど、でもちょこっとだけタイガーの超絶リカバリー・テクニックを“生”で拝みたいのである!
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キターーーーーーーーッ!!
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ありゃ?ナイススライスですやん。
取材:岩崎愛里 文:岩崎愛里
写真:田辺安啓、岩崎愛里