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【ZOZO CHAMPIONSHIP】タイガーの記録的優勝か!? それとも日本のエースの米ツアー6勝目となるか!?

Catch me if you can!! タイガー首位、松山暫定2位で最終日へ

2019/10/27 ゴルフトゥデイ 編集部

大会4日目、ファイナルラウンドを途中まで消化し、勝負の行方は大会5日目に持ち越された。首位を走るタイガーと2位松山の差は3打差という状況。日本のゴルフファンのほとんどが思い描いていたであろう夢のような展開!! タイガーか松山か!? それともゲーリー・ウッドランド!?

今大会、タイガーのアイアンはとにかく切れ味抜群。全盛期のタイガーを彷彿とさせた。

金曜日とはうって変わって好天に恵まれた大会4日目。この日は第3ラウンド+第4ラウンドを日没まで行うことが予定されていた。

第3ラウンドでは、タイガー・ウッズが前半4バーディ1ボギーの31(パー34)でラウンドし、あわや独走状態かと思いきや、ここで首位に食らいついてきたのが我らが日本のエース、松山英樹(LEXUS)だ。

第3ラウンドをトータル65(5アンダー)でラウンドし、第3ラウンドが終了した時点で首位を走る16アンダーのタイガーとその差は3打差の単独2位につけた。

松山英樹は、タイガーをつかまえ追い越すには、残り6ホールで3バーディは欲しいところ。

そして、ファイナルラウンドが12時からスタート。サスペンデットが予想されたため、日本のゴルフファンが期待とともに待ちわびていた“タイガーと松山”の同組とはならなかったが、ゴルフファンの興奮度はマックスだ。

まずは松山英樹の10番。376ヤードのPAR4は1打目がピンまで残り約120ヤードほどのバンカーへ。しかし、ここからグリーンまでは登り傾斜で、距離感がつかみづらい。このショットを危なげなくグリーン手前のエッジまで運び、ナイスパー。一方、このホールをタイガーはパーオンに成功し、2パットで難なくパーを獲得。

11番の486ヤード・PAR4。松山は左サイドのフェアウェイから、残り約180ヤードのセカンドショットをピン奥2メートルにつける。このパットを沈めて、この日9つ目のバーディを奪う。さらに、続く12番の490ヤード・PAR4は1打目を左サイドのラフに落とすも、セカンドショットを2段グリーンの下につける。ピンまでは約5メートルあったが、この長めのバーディパットを沈め、ZOZO CHAMPIONSHIPで初めてのガッツポーズを見せた。これでトータルのスコアは15アンダー、タイガーに3打差・暫定2位で最終日を迎える。

明日の最終日は松山が13番ホール・PAR3からスタートし、残り6ホール。タイガーは最多勝記録に並ぶ通算82勝を目指し、12番から残り7ホールをプレーする。

タイガーの代名詞と言える黒赤コーデで第4ラウンドへ。明日は黒のベストを脱いで、最強の“赤シャツ+黒パンツ”コーデで登場するだろう。
第4ラウンドの10番ホール松山英樹。グリーンエッジからのアプローチは、数センチ届かず。

取材・文/岩崎愛里、角田柊二
写真/相田克己、岩崎愛里