女子プロゴルファーとステップアップ!|井上りこ 編
ニューカマーをキャッチ!
スポンサーの試合で活躍することがプロからの恩返し。見事ホステスプロとしてプロ初優勝を飾ったのは、プロ2年目の笑顔輝く逸材だった。
今回は井上りこをキャッチ!
シリーズ一覧
●女子プロゴルファーとステップアップ!|井上りこ 編
●女子プロゴルファーとステップアップ!|ヌック・スカパン 編
●女子プロゴルファーとステップアップ!|ネクストしぶこ 編
試合中にも魅せる今話題の「笑顔」が井上のチャームポイント
井上りこ
(フリー)
1993年4月10日生まれ。福岡県沖高等学校、大手前大学出身。両親の影響で9歳よりゴルフを始める。ジュニア時代から全国区で活躍し、2017年プロテスト合格。ホステスプロとして臨んだカストロールレディースで念願のプロ初優勝。
井上りこ|スポンサーの期待に応えた初優勝「限界を突破することができました」
「怒らない・焦らない・がっつかない」これが魔法の言葉です
テンションが上がってます!本当にうれしいです。契約プロとして出場し、一番勝ちたい大会で初優勝をあげることができました。これまで、初優勝の機会を何回も逃してきて、今年に入ってからは『私は優勝できる星のもとに生まれていないのかな』と思うこともありました。やっと恩返しができました。
最終日の前日、BPカストロール株式会社の小石社長は「優勝は狙わなくてもいい。契約プロだから、など考えないでほしい。将来のことが大事。今日のラウンドで成長するか、できないか。それが肝心。結果はついてくるものだからね。ただ、怒らない、焦らない、がっつかない。この3つだけは心にとめてください」とおっしゃってくれました。すごい言葉です。
最終日は暑さに加え、耐えることも学んだ。限界を突破できた気がしました。今まで支えてくれた方達に次は私がここから幸せを返していきたいです!
優勝が決まると、見守っていたBPカストロール株式会社の小石社長をはじめ、同所属プロと熱い抱擁を交わした。
初優勝を決めた井上りこのスイングを本人が解説!
「どんな時でも力感なく振れるのが私の強みです」
「アドレスでの両肩と手元の逆三角形をキープして、常に安定したスイングを意識してます」
左腕が真っすぐ頭上に伸びることで、背中の筋肉を使うことができ、パワーを溜められる。
「ハイドローが打ちたいので、フォローはアウトサイドに低く長く振り抜くようにしています」
左右どちらかに重心を置きすぎないバランスのとれたフィニッシュ。全体的に肩関節が柔らかい。
取材トーナメント/カストロールレディース
GOLF TODAY本誌 No.568 116~117ページより