渋野日向子とのデータ比較!生まれるか!? ネクスト”シブコ”
ニューカマーをキャッチ!女子プロと一緒にステップアップ!
2019年ゴルフ界を大いに盛り上げてくれたのが渋野日向子の活躍。渋野は2018年にプロテストに合格し、その年はステップアップツアーが主戦場だった。
もしかしたら、ネクストヒロインがステップアップツアーから生まれることを期待し、2018年の渋野と、2019年のスタッツを比べて、未来のスターを考察する!
2018年の渋野日向子のスタッツと比較!生まれるか!? ネクスト ”シブコ”
「昨年は私もステップアップツアーで戦っていたんですよ~!」
渋野日向子
(RSK山陽放送)
1998年11月15日生まれ。21歳。岡山県出身。昨年のプロテストに合格し、ツアー9戦目の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で初優勝。そして日本人42年ぶりに「AIG Women’s British Open」でメジャー優勝を挙げた。今や日本中から注目が集まるプロゴルファーとなった。
2019年を戦い抜いた選手と2018年の渋野のデータを比較!
2019年の全ステップアップツアーの日程が終了したが、昨年のゴルフ界の話題をさらったのは何と言っても渋野日向子だ。
目をみはる快進撃で忘れがちな人もいるだろうが、渋野がプロテストに合格したのは2018年のこと。彼女はプロ1年目はステップアップツアーを主戦場に戦っていたのだ。以前彼女に話しを聞いたときに「今、私がこんな状況になっているなんて、昨年の私は1ミリも想像できていませんでした。もちろんいつかはレギュラーツアーで優勝! と思って戦ってきていましたが、まさか、こんな……。ねぇ。皆さんが思っているよりも私が1番驚いてるんですよ。人生何があるかわからんですな~(笑)」と語っていた。
確かに、ゴルフというスポーツは何が起きても不思議では無い。昨年のステップアップ賞金女王の河本結は、アメリカQTを受験し見事合格。2020年はアメリカでの活躍が期待されている。
そして、今回は2018年の渋野日向子のスタッツと今年のステップアップツアー出場選手の同じデータを見比べてみた。すると、昨年の渋野がズバ抜けて良い結果を出していたということはない。確かに同じデータの数値でも今年の順位の方が全体的に悪くなってはいるが、だからと言って今年の“ネクストシブコ”が生まれる可能性が低いわけではない。2019年ステップアップツアーで戦い抜いた選手たちに、2020年も注目せずにはいられない。
平均バーディ数(2019年 ステップアップツアー)
森井あやめ
(国際スポーツ振興協会)
1993年生まれ。2016年プロテスト合格。2016年からトーナメントに出場し、16年17年はレギュラーフル参戦するなど、実力はお墨付き。
そして、平均バーディ数だが、こちらも同率のスタッツとなっているが昨年の渋野が6位に対して森井は14位となっている。昨年の1位は昨年の賞金女王でもある河本結が獲得している。
平均ストローク数(2019年 ステップアップツアー)
石川明日香
(フリー)
1997年生まれ。2016年プロテスト合格。
今季自身初となる複数回優勝で賞金ランキング4位となった。ここでも昨年の渋野が9位に対して石川は19位とスタッツはほぼ同率だが、かなりランキングが落ちている結果となっている。
平均パット数(2019年 ステップアップツアー)
廣田真優
(フリー)
1999年生まれ。2018年プロテスト合格。
2019年のステップアップツアーに11戦出場し、全ての試合で予選通過するなど、抜群の安定感を誇る。平均パット数は同率のスタッツとなっているが、渋野は10位に対して廣田は14位。今年の1位は賞金女王にもなったヌック・スカパン。
取材トーナメント/カストロールレディース、スインギング・スカーツLPGA台湾選手権
GOLF TODAY本誌 No.571 100~101ページより
【シリーズ一覧】
●女子プロゴルファーとステップアップ!|井上りこ 編
●女子プロゴルファーとステップアップ!|ヌック・スカパン 編
●女子プロゴルファーとステップアップ!|ネクストしぶこ 編
【関連】
・渋野日向子の強さ徹底解説|ドライバー&スイング編
・渋野日向子の悩まず打てる絶好調スイング|アイアン編