FIND!! IN ZOZO CHAMPIONSHIP(1/3)
日本初開催のPGAツアーで見つけた最新・活躍ギア
ZOZOCHAMPIONSHIPで最新ギアを使うプロを取材中に「Stable(安定)」「Panetrate(貫通)」「Idealspin(理想的なスピン)」「TheperformanceIwant」といったフレーズを何度も聞いた。PGAツアープロたちのスピンコントロールに対するこだわり方は、“ポリシー”という言葉で表現できるほどに強かった。
●FIND!! IN ZOZO CHAMPIONSHIP
(1/3):PGAツアープロたちのギア選びのポリシーは「すぐれたスピンコントロール」
(2/3):スピンの利いた高弾道が打てる ⾒た⽬そのまま、性能は向上 NEW P790アイアン
(3/3):メジャーを制した “貫通⼒”|スリクソン Z-STAR XV/スリクソン Z585 ドライバー
PGAツアープロたちのギア選びのポリシーは「すぐれたスピンコントロール」
PRGR|RS F ドライバー プロトタイプ
日本オープンで実戦投入したプロトタイプを持ち込んでいた小平智を直撃。「初速が速くなって飛ぶようになったけど、まだ調整が必要かな」。
ネック部分には弾道調整機能があり、クラウンはカーボン素材を採用しているようだ。
タイトリスト|U・500
8月末に発売されたばかりのユーティリティアイアンについて、「安定して高い弾道でキャリーを出せます。イージーに打てて、気に入っています」(アン・ビョンハン)
トップラインが薄く、シャープなヘッドシェイプでターゲットに対して構えやすい。
フジクラシャフト|VENTUS BLACK
「頼りなさがないから、しっかり振れる。だから、弾道を上下に打ち分けやすいんですよね」(チャン・キム)
チャン・キムのドライバーに挿さっていたのは、フジクラシャフトのVENTUSBLACK(元調子)。アメリカで販売中のハードヒッター向けのシャフト。日本では中調子のBLUEのみが販売中。
三菱ケミカル|「MMT」シャフト
MIURA(三浦技研)のアイアンをこよなく愛するエイブラハム・アンサーは、三菱ケミカルの最新シャフトを使用中。「打ち出し角とスピン量が安定して球筋の打ち分けがしやすくなったよ」
MMT(メタルメッシュテクノロジー)という名の通り、先端にステンレスメッシュが複合成型されている。日本での発売予定はない。
ショートゲーム全般の 性能が進化したうえに 飛距離性能が伸びている(タイガー・ウッズ)
ブリヂストン|TOUR B XS プロトタイプ
10月中にはPGAツアーからの認可がおりて、11月中旬を過ぎれば試合でも使用可能になるという新しい「TOURBXS」ボール。飛距離性能とスピン性能が一段と向上し、ウッズも太鼓判を押すボールは、アマチュアゴルファーにも大きな恩恵をもたらしてくれるだろう。
「僕が気に入った このボールで これから練習を 重ねていくよ」
Q/新しいボールの印象はいかがですか?
タイガー・ウッズ/テストをしていく中で、このボールが飛ぶことに気づいたんだ。だけど、グリーン周りのスピン量は、今使っているボールと同じくらい利くし、ショートアイアンも“ウインドウ”の中に収まってくれる。パット時のサウンド(打球音)も、しっかり強く打てる好みの音だね」
Q/ボール性能のチェックの際に言っていた“ウインドウ”とは?
タイガー・ウッズ/ウィンドウはビルの窓に向かって打つようなイメージだね。僕はインパクトを見てから遅れて顔を上げるから、イメージした所にボールが飛んでないと不安になるんだ。だから、各番手で思い描いたウィンドウをボールが通過することがとても重要なんだよ。
ZOZOCHAMPIONSHIPの初日を9バーディ・3ボギーの6アンダーとして、単独首位としたウッズ。「やっぱりタイガーは期待を裏切らない!」と来場したファンを歓喜させた。
タイガー・ウッズからプロトタイプに対するコメントを聞いてくれた甲斐さん(ブリヂストンスポーツ・技術開発部部長)。「ウッズはスピン性能と打感に独特な感性を持っていますが、新しいボールにも合格点をつけてくれたようです」
取材トーナメント/ZOZO CHAMPIONSHIP
GOLF TODAY本誌 No.570 66〜67ページより
【シリーズ一覧】
(1/3):PGAツアープロたちのギア選びのポリシーは「すぐれたスピンコントロール」
(2/3):スピンの利いた高弾道が打てる ⾒た⽬そのまま、性能は向上 NEW P790アイアン
(3/3):メジャーを制した “貫通⼒”|スリクソン Z-STAR XV/スリクソン Z585 ドライバー