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62歳のランガーが挑む、ふたつの大記録とは!?

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.18

2020/03/22 ゴルフサプリ編集部

米シニアのPGAツアー・チャンピオンズ、コロガードクラシックでベルンハルト・ランガーが今季初勝利を挙げた。同ツアー通算41勝となったランガーには今季、2つの大記録更新の可能性がある。

62歳のランガーが挑む、ふたつの大記録とは!?

62歳のランガーがまだまだ元気だ。コロガードクラシック最終日に65をマークして5位から鮮やかに逆転。今季初勝利、通算41勝目を挙げた。

ランガーはシニア入りした2007年から毎シーズン優勝を記録。コロガードクラシックまで259戦して41勝だから、勝率は15.8%という驚異的な数字である。賞金王に輝くこと歴代最多の10回。歴代2位がヘール・アーウィンとドン・ジャニュアリーの3回だから、圧倒的な数字だ。

そんなランガーが挑むPGAツアー・チャンピオンズの大記録が2つある。ひとつは最多勝。アーウィンが保持する45勝に、あと4勝に迫った。多いときは年間7勝したこともあるランガーだが、過去2年は2勝止まり。さすがに60歳を超えてペースダウンしている感があるが今季中に追いつき、追い越すことは不可能ではない。

もうひとつは最年長優勝である。現在の記録保持者は63歳の誕生日に優勝したマイク・フェチック。1985年に記録されたものだから、もう35年も前のことだ。ランガーは8月27日に63歳となる。35年ぶりの記録更新への期待感は膨らむばかりだ。

PGAツアー・チャンピオンズ優勝数ベスト3

順位 名前 勝ち数
1位 ヘール・アーウィン 45勝
2位 ベルンハルト・ランガー 41勝
3位 リー・トレビノ 29勝


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。



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