JGTO選手会新会長、時松隆光の初仕事!?

2020年度ジャパンゴルフツアー選手会（JGPCT）の新会長に1月23日選出された、時松隆光の初仕事は、1月29日都内の公益財団法人高松宮妃癌研究基金への贈呈式に出席することだった。

時松新会長は早朝福岡から移動して贈呈式に出席

JGTO選手会新会長となった時松隆光プロは、福岡から朝8時初の飛行機に搭乗し、11時から贈呈式が行われた公益財団法人高松宮妃癌研究基金に出席した。贈呈式にはJGTOから小山和顕部長も出席し、時松選手会新会長から、公益財団法人高松妃癌研究基金の関谷剛男理事長に80万円を寄贈した。

この寄付金はJGTO及び選手会が2019年度に開催された各トーナメント会場で、出場選手よりレジストレーション時に寄付されたチャリティ金75,509円と、昨年3月に開催されたジャパンゴルフフェア2019で行われた選手会提供のグッズによるチャリティーオークションの売上510,376円、各大会会場でのチャリティーフラッグの売上金の一部から214,115円を合わせた金額。昨年は今平周吾が出席したが、今年は時松新選手会会長の初仕事となった。

新会長の初仕事は名刺交換

スーツ姿の時松選手会会長はちょっと緊張した表情で関屋理事長とまず名刺交換し、新会長としての仕事のスタートとなった。理事長から高松宮妃癌研究基金の意義や癌についての話を神妙な面持ちで聞き入り、新会長としての役割を果たしていた。

時松隆光新選手会長への一問一答

時松選手会長の抱負は!?

寄贈式が終わったあと、時松会長は取材に来た記者の質問に答え、「ゴルフ以外の面で、他の方に（ゴルフの）アピールできることは良いこと」選手会長になった実感を初めて感じたようだ。

選手会長になって変わったことは!?

「今後、会議や選手ミーティングの時などは不安になると思いますが、（副会長の）遼さん、勇太さん、小鯛さんが支えてくれると思います」とまだ慣れていない選手会長に少し不安を抱いている様子。

次の新会長の仕事は!?

「次の仕事は3月にゴルフトーナメント振興協会（GTPA）の会議に出席します」とのことで、これからも選手以外の仕事が増えていくことは間違いない。

男子ツアーの改善のアイデアは!?

「昨年までは自分のゴルフに徹底することができましたが、（いろいろな会議などで）男子ゴルフに何が足りないか意見をもらえると思うので、すぐにはできないかもしれませんが、数年かけて改善していければ良いと思っています。またファンサービスについてもJTカップでの1番ホールでの選手からのプレゼントをすることなどを参考にして、良くしていきたい」と男子ツアーの改善へ前向きな発言があった。

今年の目標について!?

「昨年は優勝できなかったのでそれが本年の目標ですが、ファンの方に選手としても対応が良いといわれるように、（自分が不調の時でも）しっかり対応したい」と選手会長としての自覚も出てきているようだ。
選手会長になって、「丸山茂樹プロに自分から連絡したところ、『なんでも聞いてね』と応援を貰い、細かいことも含めて相談しています」とのこと。また、テレビ出演したジャンクスポーツからもお祝いのお花をいただいたと、記者の笑いを誘い、「お礼の手紙をしっかり出します」とコメント。
選手会長としての初仕事を終えて、少しほっとして表情を見ることができた。

男子ゴルフツアーからの寄付金総額は1億8,189万8,779円

公益財団法人高松宮妃癌研究基金は、母君のご逝去を契機としてがん撲滅を発意された高松宮妃殿下が、女子学習院同級生とともに昭和28年(1953年)に組織された「なでしこ会」を母体とし、昭和43年(1968年)に文部省（当時）の認可を受けて財団法人として発足。平成22年6月1日付で内閣総理大臣の認定を受け公益財団法人に移行し現在に至る。
同基金の定款に掲げる目的「がんに関する研究を奨励助成し、もってわが国の学術の振興及び人類の福祉に貢献すること」に資する各種事業を行っている。

男子ゴルフツアーからは毎年寄付金を寄贈しており、始まりはPGAの組織で1994年「ガン撲滅基金」ゴルフ東西対抗戦でのチャリティからであるが、今までの寄付金総額は1億8189万8779円で、26年間続けてきた社会貢献が大きな金額となっているとの事。
男子ツアーとして、社会貢献を続けることが、男子ツアーの評価を上げることに繋がることは間違いない。
時松隆光選手会新会長の新たなる施策にも期待したい。

取材・文：嶋崎平人

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