稲見萌寧・ゴルフトゥデイ6月号付録ポスター写真・アザーカット集
ツアー2勝目に向けて稲見萌寧は準備万端です!
2019年のレギュラーツアーにQTランク103位という“位置”から挑戦した稲見萌寧だったが、いきなり「センチュリー21レディス」でツアー初優勝。
その後も複数の試合で上位争いに加わるなどし、シーズンが終わってみれば賞金ランク13位。2020年のシード権を獲得していた。
ツアー2勝目に向けて準備万端! といったところだったが、“コロナ禍”によって開幕延期。だが、予想外の事態にあっても、モチベーションを高く維持できているようだ。
ボール選びは、イメージ通りの飛び方かどうかで選びます
プロテストに一発合格し、その翌年にはツアー初優勝してシード権も獲得。
最高の滑り出しで“プロゴルファー”となった稲見萌寧。きっとツアーが始まれば、その溌剌とした若さを武器に活躍し、ゴルフファンを楽しませてくれることだろう。
コロナ渦によってツアー開幕が遠のいている状況だが、練習好きだという稲見は開幕に備えて日々練習を続けているという。そんな稲見に長いオフシーズンの中で、技術的なレベルアップだけでなく、新しいクラブに変えたりなどしていないかを聞いた。
「クラブは昨年のままです。今のところは特に変えるつもりはないですね。でも、年末にボールのテストをしてブリヂストンのTOUR B XSにしましたよ」(稲見)
これまで使っていたボールから、新しいボールに変えた理由はなんなのだろう。
「飛び方がイメージ通りだったというのが大きいですね。イメージ通りの高さと飛距離が出てくれたので決めました」
選び方にこだわりとかはあるのだろうか。
「私の場合、まずパッティングしたときの転がりと打感から試します。このときに好みの打感じゃなければ選ばないし、転がりもイメージに合ってくれないとダメですね。イメージ通りの転がりと打感だったら、今度はドライバーやアイアンで打って感触を確かめます」
その際、どこを見て判断しているのか。
「飛び方ですね。ドライバーだったら初速が速くて、伸びのある球で飛ぶかどうか。アイアンだったら、スピンがしっかりかかってくれて、高く上がるかどうかを見ます。それから、アプローチでは出球のイメージが合うかどうかを見ます。イメージ通りの球の出方と高さ、それにキャリーとランを見ます。1ヤードでも距離が変わると、イメージと合わなくなるので、イメージ通りの距離が打てるものを選びます」
それでブリヂストンのTUOR B XSに決めたと?
「そうですね。複数テストした中で、一番これがよかったです。ショットでもアプローチでも、イメージ通りの球が打てました」
新しいボールも手に入れて、活躍間違いなしですか。
「はい。早くファンの方と一緒に試合を楽しみたいですね!」
取材・文:ゴルフサプリ編集部
撮影:相田克己