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ジョン・ラーム「ザ・メモリアル トーナメント」 全米オープン級のハイスコア争い! チップインボギーで初の世界№1

一流キャディから人気レポーターへ! 世界の杉ちゃんが診る今月の一打

2020/09/01 ゴルフトゥデイ 編集部

プロキャディー・ゴルフ解説者の“世界の杉ちゃん”こと、杉澤伸章氏がPGAツアーで約60年振りとなる2週連続での同一コース開催となった「ザ・メモリアル トーナメント」でのレポートをお送りします。

GOLF TODAY本誌 No.579/80ページより

杉澤伸章(すぎさわ・のぶあき)
1975年7月5日生まれ。02年から丸山茂樹の専属キャディとして米国ツアーを転戦。13年には宮里優作のキャディを務め、「日本シリーズ」での初優勝にも貢献。現在はゴルフ中継番組のレポーターとしても活躍。

ジョン・ラームがマキロイ超え! 全米オープン級のハイスコア争い! チップインボギーで初の世界№1

PGAツアーでは約60年振りとなる2週連続での同一コース開催となった「ザ・メモリアル トーナメント」。最終日はハイスコアが連発した異例の展開でした。優勝したジョン・ラームが3オーバー、2位のライアン・パーマーが2オーバーで、上位9位に入った選手で最終日にアンダーを出したのは1人だけ。最終日の全選手の平均スコアは75・95でした。

難コース設定になったのには理由があります。会場のミュアフィールド・ビレッジGCは試合翌週からの大改造が決まっていて、ギリギリまで芝を短くカットすることができました。その結果、フェアウェイもグリーンもパンパンに硬くて全米オープン級のセッティングになったのです。

全てのショットに弱点がない!
まだ25歳のジョン・ラームはすでに4年連続でPGAツアー優勝を記録。ドライバー、アイアン、アプローチ、パターの全ショットで弱点がないタイプ。

イライラ癖の解消は新婚奥さんのおかげ!?
プロデビュー当時は試合でミスショットをすると激昂するシーンもあったが、昨年12月にケリー夫人と結婚してから、イライラ癖も解消したと言われている。

優勝争いは3日目終了時点で2位に4打差をつけていたジョン・ラームが、最終日の前半でも2つスコアを伸ばして独走ムードでした。しかし、バックナインに入ると10番でボギー、11番でダブルボギー、14番でもボギーと、5ホールで4つスコアを落とします。さらなる大ピンチを迎えたのが16番パー3のティショットを左に曲げたときです。そのエリアは傾斜のある深いラフになっていてダブルボギーまである状況でした。しかし、ラームはこの2打目でチップインするスーパーショットを打ち、ガッツポーズを見せました。ホールアウト後にボールが動いていたとされて2打罰のボギーになりましたが、この1打のおかげで優勝とともに世界ランキング№1の座につくことができました。

今年のPGAツアーでは選手の飛距離アップが話題になっていますが、ミュアフィールドは“ジャック・ニクラスが設計した庭”でもあり、飛距離だけでは勝てないコース。そういう意味では世界ランク№1が誕生するにふさわしい舞台だったと思います。

ニクラス設計で、タイガーと相性抜群!
76年から続く歴史あるトーナメント。ニクラス設計の舞台は、かつてタイガー・ウッズが得意としていてこの大会だけで5勝をマーク。

大学から米国の超名門ゴルフ部に
スペイン出身のラームは大学から米国に渡り、名門アリゾナ州立大学で活躍。アマチュア世界ランキングNo.1にもなっていた。

表彰式では今年3月に新型コロナウィルスに感染していたことを告白したジャック・ニクラスからも祝福を受けた。


世界の杉ちゃんが診る 今月の一打

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