1. TOP メニュー
  2. HOTニュース
  3. 海外ニュース
  4. コリン・モリカワ「チャールズ・シュワブチャレンジ」1mを外して負けた2つの要因と心理戦の罠

コリン・モリカワ「チャールズ・シュワブチャレンジ」1mを外して負けた2つの要因と心理戦の罠

一流キャディから人気レポーターへ! 世界の杉ちゃんが診る今月の一打

2020/07/29 ゴルフトゥデイ 編集部

プロキャディー・ゴルフ解説者の“世界の杉ちゃん”こと、杉澤伸章氏が約3カ月ぶりとなった再開初戦の「チャールズ・シュワブチャレンジ」でのレポートをお送りします。

GOLF TODAY本誌 No.578/80ページより

杉澤伸章(すぎさわ・のぶあき)
1975年7月5日生まれ。02年から丸山茂樹の専属キャディとして米国ツアーを転戦。13年には宮里優作のキャディを務め、「日本シリーズ」での初優勝にも貢献。現在はゴルフ中継番組のレポーターとしても活躍。

コリン・モリカワの2勝目ならず!1mを外して負けた2つの要因と心理戦の罠

約3カ月ぶりとなった再開初戦の「チャールズ・シュワブチャレンジ」では調子が良い選手と悪い選手がはっきりしていました。傾向としてはクラブを変えたジャスティン・ローズや肉体改造をしたブライソン・デシャンボーなど、自粛期間中に新しいことに挑戦した選手は調子が良かったと思います。

その中でも4日間を通して絶好調だったのがコリン・モリカワ選手。モリカワ選手はタイガー・ウッズが記録したデビュー以来PGAツアー25試合連続の予選通過を塗り替えようとしています。

再開初戦でも好調をキープしていて4日間とも60台をマーク。残念ながら、プレーオフ1ホール目では1メートルのパーパットを外して敗退しましたが、あれは単純なミスではなかったと思います。

最大の武器は、ショットの精度!
PGAツアーの部門別データではストロークゲインドアプローチ ザ グリーン(パー4やパー5の2打目、パー3での1打目でスコアに貢献したポイント)がツアー3位。

クラス19世代の活躍が刺激に!
PGAツアーではコリン・モリカワと同じ2019年にプロ転向したマシュー・ウルフ、ビクトール・ホブランなどが「クラス19」と呼ばれ、同世代で切磋琢磨の快進撃を続けている。

タイガーの記録まであと4試合!
コリン・モリカワはこの試合で、歴代2位となるデビューから21試合連続のPGAツアー予選通過を達成。タイガーの連続記録まで残り4試合。

日系4世で、名門大学を卒業
日系4世のモリカワはジュニア時代から米国ゴルフ界で好成績をおさめ、カリフォルニア大学バークレー校に進学。19年に大学を卒業してプロ転向。

モリカワ選手は直前の最終18番ホールでも、1メートル強のバーディパットを外しています。それは「入れれば優勝!」というパットでしたが、つかまりきらずに右に外します。

プレーオフで外した1メートルもほぼ同じ距離。しかし、スロー映像で見るとボールをつかまえようとしたためにフェースが早く返って、トゥ側ヒットして右に外れました。距離も、つかまりも18番ホールの残像がミスの要因になったと思います。

もう一つは心理的プレッシャーです。実はプレーオフではダニエル・バーガー選手がバーディパットを外して一度マークします。通常はマークすると、次はモリカワ選手が打ちますが、ここでダニエル・バーガー選手が「先に打つよ!」とマークした直後にまたパットをして、先にパーパットを決めます。

そうなると、モリカワ選手には「入れないと負ける」とプレッシャーがかかったと思います。彼にはこの敗戦をメジャー制覇の糧にしてほしいです。

ダニエル・バーガーは最終日の18番ホールでバーディを奪ってプレーオフに進出して優勝。インタビューでは「最後の5ホールは、過去6年間で最高のゴルフができた」と語る。

写真/Getty Images


世界の杉ちゃんが診る 今月の一打

 前回の記事を読む 次回の記事を読む

関連記事