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「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.59

2021/01/03 ゴルフサプリ 編集部

2020年の国内女子ツアーはルーキーの躍進がより目立った年だった。優勝者の平均年齢は22.7歳。これは記録的な数字である。

2020年女子ツアーの優勝者平均年齢が驚異的!!

笹生優花
古江彩佳

19歳のルーキー・笹生優花の衝撃的な連勝に始まり、フル参戦1年目の20歳・古江彩佳が3勝の大活躍。同じく20歳の西村優菜も初優勝とプロになったばかりの選手たちが2020年の女子ツアーを席巻した。近年、話題の中心だった1998年度生まれの黄金世代も21歳の原英莉花がメジャー連勝するなど存在感を示した。この原ら黄金世代の台頭で世代交代が急速に進んでいたが、2020年はそのスピードがさらに速まった感がある。

西村優菜
原英莉花

優勝者の平均年齢は22.7歳。2019年の24.6歳からグッと低くなった。

女子ツアーにおける年度別優勝者平均年齢最年少記録は1968年の22.5歳である。ただし、この年は2試合のみで優勝はともに樋口久子。試合数が10を超えた1973年以降では2020年の22.7歳が最も若い。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年とシーズンが統合されたため参考記録かもしれないが、年度で区切れば実質的な最年少記録である。

女子ツアーの優勝者平均年齢は1968年から徐々に高くなり、1983年には30歳を超えた。ここから20年間は30歳前後で推移し、1987年と1992年には最高齢の33.1歳を記録している。

風向きが変わったのは2003年だ。優勝者平均年齢は前年より5歳近く若い27.8歳。高校3年の宮里藍が優勝したほか、後に賞金女王となる大山志保や古閑美保が初優勝を飾った年である。

大山志保

翌年から“宮里世代”が台頭し、世代交代が進む。2009年には39年ぶりに25歳を下回る24.3歳にまで下がった。

ただ、以降は韓国を中心とした海外勢の勝ち星が増えるにつれて平均年齢が上がり2016年には28.5歳となっていた。そして畑岡奈紗がプロ初優勝した2017年から再び下降に転じ、4年で実に6歳近くも若くなったわけだ。

畑岡奈紗

2020年はコロナ禍で多くの海外勢の来日が遅れたことも若年化の一因といえるが、それを差し引いてもルーキーたちの勢いは素晴らしかった。今年もこの流れは続くのか、それとも中堅・ベテランの巻き返しはあるのか、注目点は尽きない。

ここ10年の女子ツアー年度別優勝者平均年齢

平均年齢 最多勝
2011年 25.9歳 アンソンジュ
2012年 25.2歳 全美貞
2013年 26.3歳 森田理香子、横峯さくら
2014年 25.4歳 アンソンジュ
2015年 27.4歳 イボミ
2016年 28.5歳 イボミ
2017年 27.6歳 テレサ・ルー
2018年 26.2歳 アンソンジュ
2019年 24.6歳 鈴木愛
2020年 22.7歳 古江彩佳


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。

撮影トーナメント/2020TOTOジャパンクラシック
撮影/JGMA



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