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メジャー大会の最終日に強さを発揮した原英莉花の進化

黄金&プラチナ世代女子プロの強さの秘密3|原英莉花はファイナルラウンドの平均ストロークが2位

2021/01/20 ゴルフサプリ編集部

真の王者は最終日やメジャーで強さを発揮する。昨季、この言葉どおりの堂々たる活躍を見せたのが原英莉花だ。勝った2試合は両方ともメジャー大会。「日本女子オープン」と最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」だった。

全体の平均スコアは11位だが、最終日の平均スコアは2位!

昨シーズンの平均ストロークの1位は、最多勝となる3勝をあげた古江彩佳。全体でも最終日でも1位と常に安定したスコアだった。

一方で最終日だけ古江に次ぐ2位という好スコアをおさめた選手がいた。原英莉花だ。「71.1778」と11位だった平均ストロークが最終ラウンドは「69.5000」と2位。昨年はほとんどの試合で最終日に順位を上げていた。

優勝争いをしている時はもちろん、1打が獲得賞金額に大きく影響するプロにとって最終日はスコアを伸ばして順位を上げたいもの。真に実力のある選手のように、原は最終日に強さを発揮した。

最終日トップスタートのメジャー2試合を勝ち切る

このファイナルラウンドの強さは、メジャーでも発揮された。厳しいセッティング、メジャーならではの独特のプレッシャーなどで、優勝争いに絡んだ若手選手が最終日に崩れるシーンは珍しくないが、原は堂々としたゴルフを展開。

日本女子オープンでは初日3位、2日目2位、3日目1位と1日にひとつずつ順位を上げた。そして最終日のサンデーバックナインでは圧巻のゴルフを展開。7アンダー、1ボギーと6つスコアを伸ばし、2位を突き放した。また、最終戦となる「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では、初日から最終日まで首位をゆずらず完全優勝を達成した。

今後の進化の課題はパッティングだ。平均パット数は52位と平均ストロークの順位よりもかなり悪い順位。昨年のシーズン中、師匠の尾崎将司からも指摘されたパッティングが良くなれば、今季はさらに強くなった原英莉花が見られるだろう。


黄金&プラチナ世代女子プロの強さの秘密

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