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「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.74

2021/04/18 ゴルフサプリ 編集部

松山英樹がマスターズを制し、日本男子初のメジャータイトルを手にした。そこで今回は男子メジャーにおける日本選手初めて物語をデータからひも解いてみる。

1932年の宮本留吉から、のべ663人目のメジャー挑戦で悲願達成!

日本選手が初めてメジャーに参戦したのは1932年の全英オープンでのことだ。当時29歳の宮本留吉が予選会を突破して出場を決めている。

宮本は前年末からアメリカ遠征を続けており、その途中でイギリスに渡った形だった。全英オープン後、アメリカに戻って全米オープンにも出場している。結果は、ともに予選落ちだった。

初めて予選通過を果たしたのは1935年全米オープンでの中村兼吉である。この大会には6人の日本選手が出場しており中村1人が決勝ラウンドに駒を進めた。

初めてのアンダーパーは1936年マスターズ3日目に陳清水がマークした71。この年が日本選手のマスターズ初出場でもあった。初の60台は同じくマスターズで1969年3日目に河野高明が記録している。

初めてトップ10に入ったのは尾崎将司だ。1973年のマスターズ、尾崎は初日69で1打差2位と好発進。2日目以降は徐々にスコアを落としたが通算1オーバーで8位に踏ん張った。

日本選手の名前が初めてリーダーズボードのてっぺんに掲げられたのは1976年の全英オープン初日。24歳の鈴木規夫がメジャー初ラウンドだったにもかかわらず69で回り、セベ・バレステロス、クリスティ・オコーナー・ジュニアとともに首位に立ったのだ。鈴木は最終的に10位に入っている。

最終日最終組で初めてプレーしたのは1980年全米オープンでの青木功である。ジャック・ニクラウスとの「バスタスロールの死闘」の末に2位に食い込み、メジャー制覇にあと一歩まで迫った。

ホールインワンは丸山茂樹。ベスページステートパーク・ブラックコースで開催された2002年全米オープン2日目14番ホール、8番アイアンで達成している。

初めて最終日に単独首位に立ったのも丸山だ。ミュアフィールドで行われた2002年全英オープン最終日9番ホールでバーディを奪った時点で首位タイグループから一歩抜け出した。首位タイはこれ以前に青木と尾崎将司が経験している。ただ、丸山は後半にスコアをひとつ落とし、4人で争われたプレーオフにわずか1打届かなかった。

そして初優勝をつかみ取ったのが今回の松山である。宮本留吉が初めてメジャーの舞台に立って以来、今回の松山がのべにして663人目のメジャー挑戦。少しずつ、少しずつ、メジャータイトルに近づいていた日本男子ゴルフの系譜に最高に輝く1ページが加わった。

男子メジャー各大会の日本選手のべ出場人数と最高位

大会 のべ出場人数 最高位
マスターズ 133人 優勝(2021年松山英樹)
全米オープン 133人 2位(1980年青木功、2017年松山英樹)
全英オープン 266人 4位(1982年倉本昌弘)
全米プロ 131人 3位(1988年中嶋常幸)


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。

撮影トーナメント/2021マスターズ
撮影/マスターズ・オフィシャルサイト



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