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シャフトメーカーの傾向と特徴|フジクラ・グラファイトデザイン編

ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第5回

2021/07/09 ゴルフサプリ 編集部

写真は大蔵ゴルフスタジオの金子フィッター

前回に続き大蔵ゴルフスタジオ(東京都世田谷区)で販売されたシャフトのシェア情報なども交えながら、T島氏がシャフトメーカーごとの傾向や特徴についてズバッと切り込む。今回はフジクラとグラファイトデザインについてだ。

話題だからとシャフトを選んで失敗するゴルファーが多い

ゴルフライターのT島です。前回は三菱ケミカルさん、USTマミヤさんのシャフトの傾向と特徴について大蔵ゴルフスタジオのフィッターたちに話を伺ったのですが……

「過去に使っているたった一本のシャフトのために」ネガティブな固定観念を持ってしまったという話が気になりました。

大蔵ゴルフスタジオの市川フィッターに「その話をお客さんに突っ込んで聞いたことがありますか?」と聞いてみました。やはり「話題のシャフトだったようで、〇〇プロが使用しているから、と言う理由で入れてみた」であるとか、「シャフト自体の相性は悪くないと思うけど、スペックがハードすぎる。もしくはアンダースペックな人も少なくないです」とのこと。

市川フィッターは、大蔵ゴルフスタジオの代表でもあるのですが、リアルゴルファーとして失敗を繰り返さないために、このスタジオを作った経緯があるのです。「学生の頃から、ゴルフをやってきたけど、やっぱり〇〇使用クラブとか、プロが絶賛しているから、と言う理由で、衝動買いしたり、リシャフトしたりして失敗してきた自分がいた。あとシャフトは悪くないんだけど、自分が試したかったスペック(70グラム台のX)などが試打できるところがどこにもなくて、試打シャフトの定番と言うべき60グラムのSを盲信して買っていた」そうです。

かなり遠回りしてクラブやシャフトを選んできたということですね。

そのため、自分の体験から、ゴルファーにとってのベストなフィッティングは、どんなフィッティング? を考えて今のスタイルになったと言います。

じゃあ“〇〇プロが使っているから使ってみたい!”というのはお店のコンセプトと真逆ですよね? と聞くと「もちろんフィッターがコレは勧められないというシャフトは勧めませんが、やっぱりゴルファーって、話題のシャフトって打ってみたいじゃないですか? 私だって、それで失敗してきたのです! あなたにこのシャフトが合います! と言われても、気になるシャフトは打ってみる。その結果を見て判断しないと後悔が残ります。そんなゴルファーの揺れる心も大切にしたいと思います」

フィッターを疑うわけではないけど、憧れのシャフトは打つだけ打ってみることで、“これじゃないんだ”と納得できる。それって大事ですよね。打たなきゃ絶対後悔すると思います。

フジクラシャフトはバリエーションが豊富なメーカー

今、絶大なプロ使用率を誇るVENTUSが人気のフジクラシャフトさんのシャフトについて、今回は金子フィッターに聞いてみました。

フジクラさんの特徴はひとつのモデルのバリエーションの多さですね。もともとしなり戻りの早いシャフトで、リシャフトブームの礎を築いたメーカーですから、スピード感のあるシャフトが得意です。

しかし、今ツアーで大人気のVENTUSは、手元のしなり感がありタイミングが取りやすく先端がしっかりした叩けるシャフト。米ツアーだけでなく、国内男子、そして女子ツアーでも使用者が多いシャフトですが、正直かなりハードです。特にVENTUSブラックはかなり手強い(笑)。ヘッドスピードが速くない人には、オススメしにくいですね。詳しくは以下の大蔵ゴルフスタジオのYou Tubeチャンネルをご覧ください。

2021年1~6月までのドライバー装着シャフトの販売比率
ベンタス 20%
スピーダーエボ5 13%
スピーダーエボ6 16%
スピーダーエボ7 23%
スピーダーTR 10%
スピーダーSLK 1%
スピーダーSLK TypeD 1%
エアースピーダー 1%
エアースピーダー+ 1%
ダイヤモンドスピーダー 7%
プラチナスピーダー 6%

メーカー内のシェアを観てもらってもらうとわかりますが、四大メーカーでは一番多い11種類が選ばれています。これはシャフトのコンセプトがしっかり分かれているので、多くのゴルファーに対応できるバリエーションが豊富なメーカーだと思います。ジュエルラインと言われる、メーカーのカスタムシャフトには装着されない工房限定モデルも、それぞれ個性的で人気です。

グラファイトデザインは女性やシニア層などにも人気

さて、グラファイトデザインさんはどうかといえば、指名買いが多いそうです。フィティングに来られるお客さんには、今使っているグラファイトデザインのシャフトから離れられない、と言われる方が多いです。そうした離れられないシャフトというのは、発売から10年近く立った今でもラインナップされているツアーADのDI、PT、BBといったモデルです。いわゆる定番と言えるシャフトですね。そして、フィッティングしても、今のお使いのがベストですね! という結論になることも多いです。

2021年1~6月までのドライバー装着シャフトの販売比率
ツアーAD HD 20%
ツアーAS XC 25%
ツアーAD VR 22%
ツアーAD TP 16%
ツアーAD IZ 16%

この期間では、先程の定番的なシャフトは入っていませんが、ヘッドは変えてもシャフトは買えないと言う人を多く抱えているメーカーさんです。ツアーAD HD、XC、VRもきっとロングセラーになると思います。ツアーADだけでなく、Gシリーズも最近急に人気が出てきました。いわゆるハードヒッター向けではありませんが、女性やシニア層など純正シャフトに満足できない人に人気が出てきています。

こうしてみると、各社特色があるものですね。最多11種類のフジクラ(ベンタスはブルー、ブラックが分かれて集計されていませんが)そして一番集中しているのが、グラファイトデザインの5種類。この数字をみると、最新シャフトだから一番良いだろうという理由でリシャフトするのは、あまり得策ではないという気がしてきます。

もちろん四大メーカー以外にも、沢山のシャフトラインナップがあるわけで、フィッティングでは、しっかり試して、納得して選ぶことが大切だなと思いました。

▼T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。

取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
https://www.ogs-p.jp/


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