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女子メジャー、トップ10に韓国勢ゼロの異変! 代わりに台頭したのは!?

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.95

2021/09/12 ゴルフサプリ 編集部

今季女子メジャー最終戦の全英女子オープンである異変があった。韓国選手が1人もトップ10に入らなかったのである。メジャーで韓国選手の姿がトップ10にないのは実に18年ぶりのことだった。

女子メジャー、トップ10に韓国勢ゼロの異変! 代わりに台頭したのは!?

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朴セリが彗星のように現れて以降、韓国勢が世界の女子ゴルフ界を席巻しはじめた。1998年全米女子プロで朴が優勝してから20年余りでメジャー計34勝。韓国勢が年間でメジャー3勝したことが6回もある。それこそメジャーでは毎試合のように韓国勢が優勝争いに加わっている印象だ。

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ところが、今回の全英女子オープンではキム・セヨンの13位が韓国選手最高位。トップ10に1人も入れなかったのである。これは2003年のクラフト・ナビスコ選手権以来18年ぶり、大会数でいうと83大会ぶりの珍事だったのである。

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この間、韓国勢の通算トップ10回数は290回。1大会あたり3.5人という計算になる。ちなみに同期間中にアメリカ勢の姿がトップ10になかったのは5大会あった。

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代わって目立ったのが欧州勢だ。優勝したアンナ・ノルドクビストはスウェーデン。1打差2位に入った3人うちジョージア・ホール(ドイツ)とマデリーン・サグストロム(スウェーデン)は欧州勢。首位タイで最終ホールを迎えながら痛恨のダブルボギーを叩いて5位に終わったナナ・コルツ・マドセンはデンマークだ。トップ10に入った12選手中、半数の6人が欧州勢。今世紀では2013年ナビスコ選手権に並ぶ“最多記録”だった。

今年のメジャー優勝者をおさらいすると、ANAインスピレーションがタイのパティ・タバタナキット、全米女子オープンがフィリピン/日本の笹生優花、全米女子プロはアメリカのネリー・コルダ、エビアン選手権がオーストラリアのミンジ・リー、そして全英女子オープンがスウェーデンのノルドクビストである。そう、ここでも韓国勢が1人もいないのだ。シーズン通してメジャーで韓国勢が未勝利だったのは2010年以来のことである。

短いスパンの結果で判断するのは早計かもしれないが、コルダを中心にしたアメリカ勢の巻き返しや層が厚くなってきたタイ勢など勢力図が少し変わってきている印象はある。来年の女子メジャーシーンはどうなるだろうか。

全英女子オープン上位成績

順位 スコア 選手
1位 −12 A・ノルドクビスト スウェーデン
2位 −11 G・ホール イギリス
2位 −11 M・サグストロム スウェーデン
2位 −11 L・サラス アメリカ
5位 −10 M・リー オーストラリア
5位 −10 N・K・マドセン デンマーク
7位 −9 P・タバタナキット タイ
7位 −9 L・ハルム ドイツ
9位 −8 M・ジュタヌガーン タイ
10位 −7 M・スティーン アメリカ
10位 −7 A・ジュタヌガーン タイ
10位 −7 L・ダンカン イギリス


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。



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