女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(2/2)
LADIES SWING PHOTO[保存版]女子プロ連続写真大特集2021 PART2
パート2ではパーオン率上位のプレーヤーたちのアイアンショットの連続写真をお届けしよう。稲見萌寧らの再現性の高いスイングと、クラブヘッドの軌道の安定性は、「飛ばす」よりも狙った目標へと「運ぶ」意識によるもの。そこを理解すれば、誰でもアイアンショットが一気に上達する。
GOLF TODAY本誌 No.592 44〜57ページより
堀 琴音|ハイトップからボールをつぶしてフェードを打つ
①トップが高いのはフェードヒッターの共通点
②カラダを開きながら、ボールを上からつぶすようにインパクト
③フェースを過度に返さずに、インサイドへと低く振り抜く
堀 琴音
ほり・ことね(ダイセル)1996年3月3日生まれ、徳島県出身。2021年のニッポンハムレディスで悲願のツアー初優勝。姉の奈津佳と姉妹Vを達成。
女子プロスイング連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)
パート2ではパーオン率上位のプレーヤーたちのアイアンショットの連続写真をお届けしよう。稲見萌寧らの再現性の高いスイング...
河本 結|右ワキをぐっと絞ってインパクト剛性を高める
①右ワキを絞る動きがインパクトの強さを証明している
②フォロースルーで右腕がきれいに伸びて大きく振り抜く
河本 結
かわもと・ゆい(リコー)1998年8月29日生まれ、愛媛県出身。163㎝。2019年のアクサレディスゴルフトーナメントinmiyazakiで優勝。
笠りつ子|ピンの位置が右手前など高さが欲しいショット
①インパクトで早めにリリースし、あまりハンドファーストに打たない
②打った後、右手が左手を追い越す。高さでボールを止めたいショットだ
笠りつ子
りゅう・りつこ(京セラ)1987年11月4日生まれ、熊本県出身。160㎝。2021年のヨネックスレディスで5年振りのツアー6勝目をあげた。
永井花奈|ラフではフェースの開閉を抑えてスイング
①スクエアに真っすぐ当てる感じのインパクト。フェースをかぶせないのがコツ
②インパクト以降は右手のヒラを少し上に向けて振り抜くイメージ
永井花奈
ながい・かな(デンソー)1997年6月16日生まれ、東京都出身。155㎝。2017年の樋口久子三菱レディスで優勝。今季はツアー2勝目を狙う。
森田 遥|胸板の回転だけを意識した高速スイング
①左手のリードで、カラダをその場で回転する
②手首やヒジの稼働が少なく、胸板の回転スピードが速い
森田 遥
もりた・はるか(新英ホールディングス)1996年7月19日生まれ、香川県出身。164㎝。2017年の北海道meijiカップで優勝。早く2勝目が欲しいところ。
林 菜乃子|足場が悪いときは左ヒザの角度をキープ
①フェアウェイバンカーでは左ヒザを曲げて下半身を安定
②左ヒザを伸ばさないでインパクト。いい意味での手打ち感覚だ
林 菜乃子
はやし・なのこ(ユピテル)1997年5月17日生まれ、神奈川県出身。154㎝。ツアー未勝利だが成績が年々アップし、初優勝の期待がかかる。
ペ・ソンウ|右手首がきれいに伸びたフォロー
①ダウンスイングで右手首を手のヒラ側に折る掌屈の動きが見られる
②右手首を伸ばすことで長いインパクトゾーンが作れる
ペ・ソンウ
ペ・ソンウ(大和地所)1994年3月1日生まれ、韓国出身。166㎝。2019年のLPGAツアーチャンピオンシップリコー杯など通算2勝。
イ・ミニョン|リリースを積極的に使って打つタイプ
①左手首がナチュラルに、かつ積極的にリリースさせている
②ペ・ソンウ同様、右手首の掌屈を使いながら右手で押し込むように打つ
イ・ミニョン
イ・ミニョン(QCELLS)1992年3月13日生まれ、韓国出身。168㎝。2019年のゴルフ5レディスなどツアー通算5勝の実力派プレーヤー。
キム・ハヌル|骨盤を左側に 引きながら回転
①左のお尻を後ろに引くイメージで骨盤を素早くターン
②クラブの抜けどころを確保でき、自然とインサイドに振り抜ける
キム・ハヌル
キム・ハヌル(フリー)1988年12月17日生まれ、韓国出身。170㎝。2016年のLPGAツアーチャンピオンシップリコー杯など通算6勝。
スイング解説
石井忍
いしい・しのぶ1974年8月27日生まれ、千葉県出身。日大ゴルフ部を経て98年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くのツアープロを指導。現在は千葉、赤坂、神保町で「エースゴルフクラブ」を主宰。アマチュアレッスンも精力的に取り組む。
取材協力/エースゴルフクラブ千葉
取材トーナメント/ 明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント、アース・モンダミンカップ