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女子プロスイング連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

LADIES SWING PHOTO[保存版]女子プロ連続写真大特集2021 PART2

2021/10/15 ゴルフサプリ編集部

女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

パート2ではパーオン率上位のプレーヤーたちのアイアンショットの連続写真をお届けしよう。稲見萌寧らの再現性の高いスイングと、クラブヘッドの軌道の安定性は、「飛ばす」よりも狙った目標へと「運ぶ」意識によるもの。そこを理解すれば、誰でもアイアンショットが一気に上達する。

GOLF TODAY本誌 No.592 44〜57ページより

稲見萌寧|コンパクトトップでインパクトの精度をアップ

女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

精度のアップにはクラブを必要以上に高く上げない

アイアンは飛ばすクラブではないので、必要以上にクラブを高く上げなくてもOK。稲見萌寧選手のコンパクトなトップがいい見本です。ヒジや手首が何のアシストもしていないので、本人の感覚では右胸の高さくらいまでしか上げていないと思います。クラブを高く上げすぎると、下ろすときに色々な反動が生じて振り遅れが生じやすく、インパクトを狂わせてしまいやすいのです。

稲見萌寧スイングのポイントはココ!!

女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

POINT-1 トップの位置は右胸の高さくらいのイメージがいい。バックスイング中、腕はなるべく曲げないことだ。
POINT-2 胸板の回転が終了し、下半身を戻して切り返す。上体はクラブの遠心力によってトップへと進み続け、それから下りてくる。
POINT-3 インパクト後も骨盤を回転し、ベルトのラインに沿ってクラブを低い位置へと振り抜くイメージ。

女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

稲見萌寧
いなみ・もね(都筑電気)霞ヶ関CCで開催された東京オリンピックで、プレーオフでリディア・コーを破り、プレーオフ勝率100パーセントの記録を維持した。

西村優菜|アプローチのようなフェース使いが秀逸

稲見萌寧選手のようにインパクト後、クラブをインサイド方向に低く振り抜いていくことでフェースの開閉を抑えています。手首をあまり使わないし、手のヒラを開いたり閉じたりしないアプローチの延長のようなスイング。これが縦の距離感や方向性を揃えるポイントです。

女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

①カラダの左サイドをしっかり回転してインパクト

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②ボールをヒットした後、インサイドへと振り抜いている
③手のヒラをあまり開閉させないままフィニッシュへと導く

女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

西村優菜
にしむら・ゆうな(スターツ)2000年8月4日生まれ。大阪府出身。150㎝。21年はワールドレディスサロンパスカップでツアー2勝目。賞金ランクもトップ3を狙う。

高橋彩華|右手が左手を追い越すようなフォロースルー

これはウェッジのショットですが、スピンをかけて止めたいという意図が見えます。あまり左手リードでスイングせずに、インパクトでしっかりリリースして右手が左を追い越すように振り抜いています。こうすれば下からあおるように打たなくても球が止まりやすくなります。

女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

①早めにリリースするイメージでインパクト

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②右手が左手を追い越すように振り抜くからスピンがかかりやすい
③フルスイングしないで、コンパクトにまとめたフィニッシュ

女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

高橋彩華
たかはし・さやか(東芝)1998年7月24日生まれ、新潟県出身。162㎝。アイアンの正確性はピカイチでパーオン率もトップクラス。近いうちにブレイクの予感。

申ジエ|左手を掌屈させないで打ち、出球を高くする

トップからダウンスイングにかけて左手首が手のヒラ側への掌屈をあまりしないで、フェースをシャットに使っていない。インパクト後に左手と右手がすぐに入れ替わっています。ボールをピンの真上から落として止めるような、高さを出したいショットです。

女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

①ダウンスイングで左手首を手のひら側にあまり折らない

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②インパクトでヘッドを早めにリリースする
③フォロースルーで左手と右手を素早く入れ替えている

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申ジエ
しん・じえ(スリーボンド)1988年4月28日生まれ、韓国出身。元世界ランク1位の実力者。アイアンの名手で、日本ツアーでも通算26勝をあげている。

渋野日向子|手元を低く下ろしてハンドファーストに打つ

パー3ホールのティショットです。左手のリードで振り下ろしていて、ダウンスイングの手元の位置が低い。この時点でダウンブローとハンドファーストのインパクトが約束されたようなものです。カラダと手元の位置関係をキープしているのもいいと思います。

女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

①両足を大きく広げたワイドスタンス
②以前より低くコンパクトになったトップ
③ダウンスイングで手元を低い位置から振り下ろしている

女子プロ連続写真|女子プロのアイアンテクニック(1/2)

④ハンドファーストにとらえて、ヘッドを素早く走らせる

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渋野日向子
しぶの・ひなこ(サントリー)1998年11月15日生まれ、岡山県出身。2019年の全英女子オープンで優勝。20年の全米女子オープンでは惜しくも4位。

小祝さくら|ツマ先下がりの斜面は両ヒザの角度をキープ

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①ツマ先下がりの斜面だから、ヒザを深く曲げて重心を低くして構える

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②フェースをオープンに使って高さを出している
③フォロースルーまで両ヒザの角度をしっかりキープ

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小祝さくら
こいわい・さくら(ニトリ)アイアンの精度が高く、バーディ奪取数も堂々の1位。おっとりしたルックスから、「微笑みのスナイパー」とも呼ばれる。

吉田優利|手元を右モモの前に落とす感覚で振り下ろす

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①ダウンスイングで手元を右モモの前まで低い位置に下ろしている

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②あとは左サイドを回転するだけで正確なインパクトが作られる
③スイングのバランスがよく、アイアンが上手い人の条件を備えている

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吉田優利
よしだ・ゆうり(エプソン)2000年4月17日生まれ、千葉県出身。158㎝。安定した成績を残し、21年の楽天スーパーレディースでツアー初優勝。

新垣比菜|右腕を絞ってボールを上から抑えるように打つ

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①右腕がカラダの右サイドにつくようなダウンスイング
②ボールを上からとらえ、インパクト後もフェースをほとんど返さない
③フォロースルーのラインを出すような右腕の動きがとてもいい

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新垣比菜
あらかき・ひな(ダイキン工業)1998年12月20日生まれ、沖縄県出身。165㎝。2018年のサイバーエージェントレディースで優勝を飾っている。

スイング解説

石井忍

石井忍
いしい・しのぶ1974年8月27日生まれ、千葉県出身。日大ゴルフ部を経て98年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くのツアープロを指導。現在は千葉、赤坂、神保町で「エースゴルフクラブ」を主宰。アマチュアレッスンも精力的に取り組む。

取材協力/エースゴルフクラブ千葉
取材トーナメント/ 明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント、アース・モンダミンカップ


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