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トップで3秒止めればダウンスイングの軌道が正しくなる

飛距離365ヤード!高島早百合が教えるプラス10ヤードの直前練習【Vol.9】

2021/12/05 ゴルフサプリ編集部

練習不足の月イチゴルファーほど直前の練習で飛距離アップできるポテンシャルが高い!この連載ではドラコン女王の高島早百合が飛距離アップにつながる直前練習を紹介します!

GOLF TODAY本誌 No.594/108〜109ページより

トップで止まると切り返しの「ごまかし」が見えてくる

おそらく、ほとんどのアマチュアは、トップで止まることができないと思います。それは手の反動でバックスイングをしたり、腕を引っ張ってクラブを上げるからです。逆に手を使わず胸を回せば、トップで止まることは苦しくありません。だから、まずは苦しくないトップで3秒間止まる動きを意識してください。
 
トップで止まれるようになったら、そこからダウンスイングしてボールを打つ練習をしてください。トップからの切り返しでは、手の動きで微妙な調整をしながら打っている人が多いです。しかし、トップで止まらずにフルスイングしていると、手の調整もごまかせてしまう。だから、トップで止まって、ダウンスイングがカット軌道になっていたり、体を倒して打とうとしていないかに気づくことが大切なのです。

よく「切り返しではどこから動かせばいいの?」という質問を受けますが、トップのカタチが正しくないと、どこから動かしてもダメ。逆に正しいトップが作れば前傾をキープしたまま上半身を回転させるだけでOK! 私は切り返しでは腰よりも、上半身(胸)を回すことが大切だと思います。

正しいトップが作れていれば、止まっても苦しくありません!

手が体に近くなる人は、トップで止まれない!

手が体に近くなる人は、トップで止まれない!

写真右)上半身を目標と反対方向までしっかり回せばトップで止まれるようになる。

写真左)トップで手元が体に近くなってしまう人は手でクラブを動かしているのでトップで止まれない。

ダウンスイングではお腹を回すことに集中!

ダウンスイングでは下半身よりも上半身を回す意識が大切。お腹を回すと前傾角度が変わりにくい。

インパクトの瞬間にお腹が目標方向を向いていれば、手首の角度を変えなくてもスクエアヒットできる。逆にお腹が回っていないと手首の角度を変えて、手打ちで調整してしまう。

腰を切ろうとすると伸び上がってしまう

腰を切ろうとすると伸び上がってしまう

腰を切ろうとすると左腰が伸び上がってしまうので、上半身が回しにくくなってしまう。

手でクラブを上げるとカット軌道になってしまう

体が回らずに手の動きでトップを作ろうとすれば、ダウンスイングでも手から切り返してしまうのでカット軌道になりやすい。

高島早百合
たかしま・さゆり/1992年9月3日生まれ。名門・東北高校を経て、2011年のプロテストに合格。主にステップ・アップ・ツアーに出場しているが、18年にドラコン大会に出場すると365ヤードという女子の日本記録(当時)を出して優勝。元々、ドラコンで有名な和田正義プロからスイングを教わったこともあり、現役女子プロとしてはトップクラスの飛ばし屋。YouTube「さゆーちゅーぶ! 高島早百合チャンネル」も好評。


【高島早百合が教えるプラス10ヤードの直前練習】

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