リリースが早い人に効果大|右手首の角度をキープするために右手1本で練習する
飛距離365ヤード!高島早百合が教えるプラス10ヤードの直前練習【Vol.8】
練習不足の月イチゴルファーほど直前の練習で飛距離アップできるポテンシャルが高い!この連載ではドラコン女王の高島早百合が飛距離アップにつながる直前練習を紹介します!
GOLF TODAY本誌 No.593/92〜93ページより
両手で打つと右手首の角度が変わっていても気がつかない
ドライバーでもアイアンでも飛距離を伸ばすために大切なことは右手首の角度を変えないことです。アマチュアのスイングを見ているとバックスイングで右ヒジを曲げてしまったり、右手をインサイド方向に引いてしまうために、右手首の角度が変わってしまう人がとても多いです。
しかも、両手で握って練習していると、右手首が伸びていることにも気がつきにくい。だから練習では右手1本でボールを打ちながら、右手首の角度を変えないことを意識してください。バックスイングでは右手の甲を背中側に向けながら、右手が体の幅から出ないように注意しましょう。手首をローテーションしてしまうのは絶対にNGです。
右手の角度はバックスイングだけでなく、インパクトからフォローまでキープしていることが大切。右手首の角度としては、フォローで右手の甲が地面を向きながら、ヘッドが目標方向に対してストレートに動くのが理想。インパクト以降にヘッドが左サイドに動く人は、手首の角度が変わっている可能性が高いので注意しましょう!
右手首を曲げた角度をキープできれば手打ちは防げます
右腕から手首が一直線にならないように、アドレスのときに右手首を曲げた角度をキープする。
手元を体の幅から外さないように
バックスイングでは肩を動かして、右手を体の幅から外さないようにすると手首の角度が変わりにくい。
インパクトの瞬間にも右手首が一直線にならずに、アドレス時の角度をキープしているのが理想。
インサイドに引くのはNG
バックスイングで極端にインサイド方向にヘッドを動かしてしまうタイプも、右手首の角度が変わってしまう。
手首が一直線になる人が多い
右ヒジを曲げてしまったり、シャットフェースにクラブを上げようとすると右手首が一直線になってしまう。
フォローでは右手の甲が下を向く
インパクトからフォローにかけて右腕を伸ばしていれば、右手の甲を地面方向に向けたまま右手首の角度をキープできる。
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練習不足の月イチゴルファーほど直前の練習で飛距離アップできるポテンシャルが高い!この連載ではドラコン女王の高島早百合...
ヒジを曲げると手首が返りすぎる
右ヒジを曲げてしまうと、右手首の角度も変わってしまうので、アウトサイド・イン軌道になってしまう。
高島早百合
たかしま・さゆり/1992年9月3日生まれ。名門・東北高校を経て、2011年のプロテストに合格。主にステップ・アップ・ツアーに出場しているが、18年にドラコン大会に出場すると365ヤードという女子の日本記録(当時)を出して優勝。元々、ドラコンで有名な和田正義プロからスイングを教わったこともあり、現役女子プロとしてはトップクラスの飛ばし屋。YouTube「さゆーちゅーぶ! 高島早百合チャンネル」も好評。