右足カカトを浮かせてからのステップ打ち
飛距離365ヤード!高島早百合が教えるプラス10ヤードの直前練習【Vol.10】
練習不足の月イチゴルファーほど直前の練習で飛距離アップできるポテンシャルが高い!この連載ではドラコン女王の高島早百合が飛距離アップにつながる直前練習を紹介します!
GOLF TODAY本誌 No.595/108〜109ページより
下半身よりも上半身が回っていない人が多い
よくゴルフのレッスンでは「下半身を回す」ということがテーマになりますが、私は下半身よりも上半身を回せていないタイプがとても多いと思います。アマチュアの皆さんは一所懸命に左足を踏み込んだり、左腰を回そうとするのですが、下半身を回すだけで上半身が回っていない。また、下半身を回すことがゴールになってしまっている人がとても多いです。
下半身を回すのはあくまで、上半身をよりスピーディに回転させてヘッドスピードを上げるためです。そのためにオススメなのが、両足を浮かせてやるステップ打ちです。アドレスでは右足のカカトを少し浮かせて、右足を踏む込むところからスタート。右足を踏み込んだら、今度は左足を完全に浮かせて、そこから左足に全体重をかけて思いきり踏み込んで打ちます。右足、左足ともベタ足のまま強く踏み込んでも、なかなか上半身まで回転しません。でも左足を浮かせてから踏む込むと、勢いがついて上半身も一緒に回転する。この感覚がつかめると下半身の動きと上半身を連動できるようになってスイングが力強くなります。
5センチくらい右足カカトを浮かせてから踏み込んでいくと、踏み込んだ勢いで上半身を深く回しやすい。
左ヒザを右ヒザに近づけるように持ち上げる。完全に右足体重になってから、一気に左足を踏み込んでいく。左足を踏み込んだ反動で腰、胸が連動して回っていくことで、ヘッドスピードを最大限に加速することができる。
インパクトでは両腕が自然に伸びていくことで、ダウンスイングの遠心力を生かしたスイングになる。
手に力が入ると、上半身を回そうとしても手だけが動いてしまう。アドレスからインパクトまで軸をブラさずに、上半身を回すことが理想。
高島早百合
たかしま・さゆり/1992年9月3日生まれ。名門・東北高校を経て、2011年のプロテストに合格。主にステップ・アップ・ツアーに出場しているが、18年にドラコン大会に出場すると365ヤードという女子の日本記録(当時)を出して優勝。元々、ドラコンで有名な和田正義プロからスイングを教わったこともあり、現役女子プロとしてはトップクラスの飛ばし屋。YouTube「さゆーちゅーぶ! 高島早百合チャンネル」も好評。
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