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日本も真似たい!?新たなスターを続々と生む米国大学のゴルフ部

レックス倉本のGOLFアメリカンな話”ちょっと聞いて〜や‼︎”/第20回

2022/03/28 ゴルフサプリ編集部 レックス倉本

PGAツアー、フロリダシリーズ最終戦バルスパーチャンピオンシップが先週行われました。またまた25歳のツアー新人のデイビス・ライリーが優勝争いに最後まで加わってくる面白い展開になりました。そのライリーとのプレーオフを制して優勝したのはこれまた好調を維持している若手25歳のサム・バーンズ。この2年でツアー3勝をあげました。今年に入ってツアーの若手選手たちが次々と優勝するシーンを見ていますが、PGAツアーの選手層の厚さをまた見せつけられた試合でした。今回は優勝したバーンズとプレーオフを決めた16番ホールとの深い関係、PGAツアーで大躍進をしている若手プレーヤーたちがこんなに強いその訳に注目して先週の試合を振り返ります。

米国の大学のゴルフ部で揉まれれば、PGAツアーでも活躍できるレベルまで成長できる

イニスブルックリゾートには、別名スネークピット(蛇の巣)と呼ばれる難関3ホールがある。

昨年に引き続きこの試合で2連勝を挙げたサム・バーンズ。開催コースは私の住んでいるオーランドから車で1.5時間ほどのイニスブルックリゾート。このコースの特徴はバックナイン16、17、18番の3ホール。別名スネークピット(蛇の巣)と呼ばれる難関3ホール。ちなみにツアーで難関3ホールで有名なのがホンダクラシックのPGAナショナル(フロリダ州)のベアーズトラップ(15, 16, 17番)、今年プレジデンツカップが行われるクエイルホーロークラブ(ノースキャロライナ州)のグリーンマイル(16, 17, 18番)があります。そして今回のスネークピットもそのひとつ。

実はバーンズはこのスネークピットの16番ホールとすごく因縁があるんです。バーンズはジュニア時代から大活躍をしていましたが、2017年にプロ入り、2018年にこの試合に主催者推薦枠で出場。推薦枠で試合に出ている選手には、前年度のFedExランキング125位より多くの賞金(現在はポイント)をゲットしたらスペシャルメンバーシップというのをもらえて、その後の試合に無制限に推薦枠で出場できるというルールがあります。ということは、それまでの賞金に加えその後の賞金も上乗せできるのでシード獲得への道が開けることになります。

このルールでその後の出場権を狙っていたバーンズは3日目終わって7位の好位置にいて最終日も順調にスコアーを伸ばしていたのですが、なんとスネークピットの16番ホールでトリプルボギーを叩き、残念ながら十分な賞金をかせげずスペシャルメンバーシップが貰えずにその年は2部ツアーを戦うことになったんです。しかし、バーンズはその2部ツアーで初優勝を含む賞金ランキングトップ10入りを果たし翌年2019年PGAツアーへ昇格。2021年の同大会では最終日トップで迎えた16番ホールでバーディーを奪い念願のPGAツアー初優勝を決定づけました。そして、先週プレーオフの2ホール目になる16番ホールでも長〜いバーディパットを沈め3勝目を勝ち取りました。思い返せば、バーンズとこの16番ホールにはこんなドラマが隠れていたんです。

では、この絶好調のバーンズも含めPGAツアーでは次から次へと25歳前後の若手選手らのツアーでの大活躍が目を引くのですが、現在のFedExランキングを上から見ると25歳の選手は、シェフラー、バーンズ、モリカワ、ザラトリス、ライリー、さらにもう少し下にはホブランド、ヤング、ウルフ、ティガーラらがいます。こう見たらみんな独特のキャラがあって面白いですよね。

今のこの25歳前後の選手らは大学を2-3年前に卒業したのですが、彼らは卒業後にすぐにPGAツアーでこれだけ活躍できる即戦力を学生時代にしっかりつけてきているということです。これが今のゴルフ界なんです。アメリカの大学ゴルフがどれだけレベルが高いかということの現れですよね。

大学のゴルフ部で揉まれてその中で特別な存在になったらPGAツアーでも活躍できるレベルまで揉まれるという環境が、今のアメリカの大学ゴルフ界では出来上がっているということなんでしょうか。そのことをすごく感じています。ライリーを見ていても、今年実質ツアールーキーですが今回の優勝争いの戦い方はルーキーの戦い方ではないですよね。絶好調なのはわかりますが、最後まであんな風にプレーオフまで行くというのは彼の実力を十分示していましたよね。これからもどんどん新しい層の若いプレーヤーたちがツアーに入ってきてレベルを引き上げていくんだと思います。

まだまだここに書ききれなかった松山選手、金谷選手の近況情報などさらに詳しい話の続きは、下記「レックス倉本のBYTC GOLF」のYouTube音声動画で引き続きお楽しみ下さい。Podcast、Anchorでも配信中。「レックス倉本」で検索してください。

▼レックス倉本 プロフィール
本名は倉本泰信(くらもとやすのぶ)。1991年プロゴルファーに転向/コメンテーター歴14年広島出身。広島カープの大ファン。毎朝、目覚めとともにカープの試合状況をチェックするのが日課。大学時代をアメリカで過ごしたとき、唯一日本のブリヂストンのボール”Rexter”を使っていたのでゴルフ部のチームメイトから”REX”(レックス)と呼ばれるようになる。アマチュアゴルファー時代は、広島県の瀬戸内高校ゴルフ部からアメリカのオクラホマ州立大学を経てイーストテネシー州立大学ゴルフ部で腕を磨く。在学中には2度オールアメリカンに選出され、1990年に日本アマチュア選手権優勝、全英オープン出場を果たす。大学卒業後、1991年に日本のプロテストを合格しプロデビュー。その後、ヨーロピアンツアー、カナダツアー、アジアツアー、日本国内ツアー(1995年2部ツアーの賞金王に輝く)に参戦。2007年より米国ゴルフチャンネルでUS PGA Tour 、European Tour、US LPGA Tourなどのコメンテーターとして活躍。現在はフリーランスとしてGOLF TVでの解説のほか、 NHK、WOWOWでUS PGA Tour、US LPGA TOURの現地レポーターとしても活躍中。


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