20歳山下のメジャー初Vの裏で、ベテラン勢が積み上げた記録とは!?
黄金世代を筆頭に若手に注目が集まる女子ツアーだが、ベテラン勢も頑張っている。ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップでは永久シード選手の不動裕理と通算23勝の李知姫がともに予選を通過。いぶし銀の存在感を示していた。
さて、この2人が何の記録を積み上げたかというと、公式競技の出場回数である。不動が74試合目となり、歴代3位の涂 阿玉に並んだ。李知姫はちょうど70試合目で、史上5人目の70試合出場者となったのだ。
いくら強くても、プロになったばかりの若手にはできない芸当。息の長いベテランだからこその、素晴らしい記録である。
この2人は出場回数だけでなく公式競技での成績もすごい。不動は通算5勝。初めて公式競技に出た1994年の日本女子オープン(アマチュア時代)から2014年のワールドレディスまで出場59試合連続予選通過という歴代1位の記録も保持している。
李は日本女子オープンと日本女子プロ各1勝。予選通過率は91.4%の高率で、不動(90.5%)を上回っている。
では、公式競技出場回数歴代1位は誰かというと、女子ツアーの「最年長」や「最多」と名のつく記録をいくつも保持している岡田美智子で84試合である。不動が並ぶにはあと10試合、李であと14試合だ。
不動は現状では出場できる公式競技は年2回程度だから5年はかかりそう。李は現役のシード選手だから出場機会は多く、うまくいけば年4回となる。いずれにせよ、この2人には岡田が持つ大記録を塗り替える可能性がある。その日を期待したい。
女子ツアー公式競技出場回数トップ5
| 順位 | 選手 | 出場回数 |
|---|---|---|
| 1位 | 岡田美智子 | 84試合 |
| 2位 | 吉川なよ子 | 78試合 |
| 3位 | 涂 阿玉 | 74試合 |
| 3位 | 不動裕理 | 74試合 |
| 5位 | 李知姫 | 70試合 |
文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。
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