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愛すべきゴルフ用具たち。いつ買うのか? 今でしょう!

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第17回

2022/05/07 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

ゴルフは用具への愛を問われるゲーム!

幼稚園で好きになった初恋のSちゃんのことは、彼女が別の小学校に進学したのにもかかわらず、小二まで大好きでした。
次に好きになったHちゃんは、小二から中一まで大好きでした。
いきなりの恋バナですが、何を言いたいかというと、三つ子の魂百まで、でということで、僕は“長く愛すタイプ”らしいということです。

この後、3人目のKちゃんは、初デートをして、直後に振られて、次のHちゃんも初デートした数時間後に振られて、何度もデートを重ねる恋人同士になるための迷走が始まり、恋愛の謎に挑戦する大冒険が始まったのです。
この後、高校卒業までの6年間で、いわゆる彼女と呼べる条件をクリアした女性の数は四十数名になり、この時期の僕しか知らない友人は、“短くしか愛せない軟派なタイプ”だと認識しているのです。

自己弁護するわけではありませんが、短い恋愛の96%は僕が振られて終わるわけで、命懸けで愛するスタイルに彼女たちがビビってしまうパターンが続くのは、振り返ると、若さ故の答えを相手に求めてしまう悲喜劇だったというわけです。

ジュニア時代、ゴルフ用具は、叔父か、祖父からプレゼントされるものでした。
父は最初のセットを用意してくれましたが、その後は「自分で稼げるようになったら買えば良い」と、ボール一つも買ってはくれませんでした。4回目のラウンドで100を切って、8回目のラウンドでハーフを30台でプレーできたという段飛ばしの上達を目の当たりにしていた叔父や祖父が、ナイショで、そのレベルに見合ったドライバーやウェッジやボールなどをプレゼントしてくれたのです。

最初に愛機となったアイアンセットは、13歳から19歳まで使っていました。
ベンホーガンのAPEXというアイアンは、自分とほぼ同い年のクラブで(それを知ったのは20年後でしたが)、上級者用のバリバリのマッスルバックアイアンでしたから、買い換える必要がなかったのです。
その後、自分で用具が買えるようになって、スポルディングで2セット、数ラウンド程度の浮気がありつつも、ミズノになって4セット目が、今の愛機です。
ゴルフ歴43年で、7セットですから、平均しても1つのアイアンを6年ちょっとになります。

厳密には、22歳でミズノのアイアンになって、57歳までの35年間で4セット。4セット目は、まだ2年なので、1セット10年以上使っている計算になります。

クラブを長く使うことが正解だとか、良いことだというつもりはありません。
人それぞれに事情がありますし、愛し方も色々ですから、短いスパンで用具変更して、常に最新の用具でゴルフをするのも、ゴルフの楽しさとして十分に理解できるのです。

ただ、僕は自分が使用している用具に愛がない人とゴルフ仲間にはなれません。
ゴルフにおいて、用具と使い手の関係は、ある意味では生き様が隠せずに露出している部分です。
金と権力で、強引に愛人にした女性を見せびらかす愚人をリスペクトできないように、ゴルフ用具に愛を注げない人にも同情するしかありません。

自分の使用している用具を愛しているからこそ、ゴルフ用具は真価を発揮するというものです。
ときには、一方的な片想いだと痛感させられて、人知れず涙を流すことも含めて、僕にとってはゴルフなのです。

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消耗品から一生モノまで、出逢いと別れ

「試打とかしていると、メーカーから色々とギフティングしてもらえて良いね」
広告代理店に勤務していた頃の知り合いと、久しぶりに会った時に言われて、思わず笑ってしまいました。

ギフティングというのはマーケティング用語で、SNSなどで影響力が大きいインフルエンサーに、商品とかサービスを無償提供する代わりに、宣伝になるような投稿をしてもらう手法のことです。

試打をしてインプレを書く仕事をしている場合は、原則としてギフティングはありません。
宣伝とインプレは違うという線引きをしなければ、読者を騙すことになってしまうからです。

広告代理店絡みの案件では、大きな予算が動き、無償提供用の予算も確保されていることが多々あるので、同じように考えたのだと思われますが、メディアには、メディアとしてのルールがあるのだと説明しました。

ボールなどの消耗品は、そのまま使用してください、と提供されることはありますが、他の用具については、ほぼ全て、借りて、返す、という形式で試打は成り立っているのです。

「自腹だよ!!」
用具の購入ついて聞かれたときに、百回以上、このセリフを返しました。
本人としては、言いながら、ちょっとだけ甘酸っぱい気分を味わいます。
用具を買う前後のドキドキやワクワク。購入した瞬間の快感。使い熟せたときの達成感……
自腹だからこその面白さと楽しみが、あとからでも、気分を上々にしてくれるのです。

僕は、“長く愛するタイプ”なので、用具を新調することに慎重です。
試打の仕事を積極的に受けるようになるまでは、最も交換頻度が高い用具のドライバーも10年近く使っていたりしました。

飛距離性能が上がった、と言っても、2倍とか3倍になるわけではありません。微増分に数万円を支払うことに抵抗もありましたし、愛することが出来ない用具を使うのは邪道で、惚れる瞬間という物語がマストでもあるという面倒臭いゴルファーの一人でもあったのです。

しかし、この数年は、嘘のように、用具を短いスパンで変更したりすることもあります。
理由は、自分が使っている用具を基準としてインプレをするので、基準が古すぎると、何でもかんでも新しく感じてしまったり、テクノロジーが違いすぎてわからなかったりするかもしれないという恐怖があるからです。強い責任感が生む恐怖が、用具を変更させるのです。

自分の用具選びの条件の中に「これは、新しい基準に相応しい」という項目が加わりました。
少し残念でもあり、そういう流れになったことを誇る気持ちもあったり、複雑です。

ゴルフは、クラブとボールだけではなく、バッグやウェア、アクセサリーなどの小物まで含めると、20数アイテムを使ってゴルフをしているなんていうのは序の口で、多い人だと100アイテムは愛用品があるというケースもあります。

愛があればあるほど、アイテムの数だけ、出逢いと別れもあるのです。
こういう部分に、ゴルファーとしての生き様が見え隠れします。それも楽しめれば、間違いなくゴルフの上級者です。

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買いたい時が欲しい時!!

「ゴルフクラブは、どんなとき、どんな理由で、買い換えるべきなのでしょうか?」
最近、ゴルフ歴が浅いゴルファーから、時々、このような質問をされます。

中古ゴルフショップで、500円均一で買ったドライバーと、3000円で買ったアイアンセットと、1000円にサービスしてもらったキャディバッグでゴルフを始めました、というような若者は、どんどん増えています。

ゴルフをするごとに、ゴルフが好きになって、自らをバージョンアップする楽しみに酔い痴れる若者は、昭和からゴルフをしているようなオールドゴルファーの常識からすると、信じられないぐらい低い優先順位で、ゴルフクラブの買い換えを考えるタイミングが来るようです。

クラブの買い換えには、様々な動機がありますが、要約すれば「スコアアップしたい」からクラブをチェンジするのです。

「まだ、新品は早いので、中古で良いものがあったら教えてください」
なんていうお願いを謙虚にされると、根っからのお節介気質が疼きます。
中古の醍醐味は、出逢いの面白さです。まるで自分のために、ゴルフの神様が巡り合わせてくれた逸品と遭遇できるかどうか?
大まかな目安は伝えますが、あとは、ある意味で運次第です。

中古のクラブを恥ずかしがることはありません。
僕の同級生(56歳)で、大企業に勤務しているのに、「新品のクラブは、自分にはまだ早い」と、頑なに中古ゴルフクラブでゴルフをしているケースもあります。たぶん、彼は新品のクラブを買わないまま、ゴルフ人生を終えるのだと思われます。
令和の世の中は、価値観が多様であることを認め合うことで成り立つのです。

スコアアップするための努力の一環として、クラブチェンジという方程式があるから、インプレにも存在価値があるのです。

僕も例外ではなく、クラブを替える動機は、スコアアップです。
ラウンドで一打良くなるという確信があれば、確実に気持ちが動きますし、10ラウンドで一打でも、かなりグッと来ます。

時々耳にして、そのたびに、意見するセリフもあります。
「○○を達成したら、ご褒美に、××を買おうと決めています」
これは、俗にいう“下手くそを極める思考”です。

ゴルフにおいては、ご褒美を得るために××でレベルアップするのです。
この順序の単純さと、効率の良さに気が付かないと、ライバルに負け続けることになってしまうのです。

インプレを年間で150本以上書いている僕ですら、購入したけれど、スコアアップではなく、スコアダウンの元凶になってしまうという失敗はあります。
それも、ゴルフなのです。完璧とか、100%がないから、このゲームは最高に面白いのです。

失敗は成功の母、だと開き直って、スコアアップするまでやり続ける、というのが、僕がゴルフ歴40数年で得たゴルフの必勝法です。

ご褒美として買うなんていうぐらいに我慢が出来る用具は、多くの場合、狙い通りには機能しないものです。

断言します! 欲しいと思った時が、買い時、なのです!

ゴルフクラブには、出逢いの物語があるもので、旬のようなものも確実に存在します。
春に出逢っていれば、ラウンドで三打アップだったのに、秋まで時間をおいたから一打アップの効果しかなかったという不思議な現象は、ゴルフではあるある話です。

ゴルフ人生を左右する出逢いは、ゴルファーの数だけ用意されています。
決めるのは自分です。

篠原嗣典。ロマン派ゴルフ作家

篠原嗣典。ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】

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