一般ゴルファーでも手に届く価格帯になった「PXG」最新情報!
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第48回
一般ゴルファーにはとても手が出ない高価なクラブだったPXGが、日本の高価格帯のパーツブランドと比較しても違和感なくチョイスできる値段になってきたという。最新PXGはどんなクラブなのか?ゴルフライターのT島氏が日本初のPXGの取扱店でもある大蔵ゴルフスタジオの代表でフィッターの市川氏に切り込みます。
写真提供/大蔵ゴルフスタジオ
フィッティングをしてみて性能で選ぶ方がかなり増えてきたPXG
(T島)PXGがいきなりモデルチェンジしましたね。
(市川)僕も情報を知ってから、いきなりだったので驚きました。
(T島)アメリカのメーカー“あるある”のいきなり感でした。
(市川)そうですね。僕らも“知ってたら教えてよ”とお客様に怒られたりするんですけど、ほんとに“聞いてないよ!”って感じなので・・・
(T島)PXGと言えば、大蔵ゴルフスタジオは、日本で代理店ができる前から扱っている日本初の取扱店ですね。
(市川)そうです。本社と交渉してアカウントを取りましたから。試打用が送られてきた時はT島さんと興奮して打ちましたよね。
(T島)懐かしい。まだ大蔵ゴルフスタジオが東京都町田市にあった頃ですな。
(市川)そうですね。T島さんもいきなりアイアン購入してくれましたもんね。
(T島)ファーストロットだからロゴとか違ってたもんね。
(市川)さっき新しいシリーズ(GEN5)を試打していましたがどうですか?
(T島)GEN2以降、結構スルーしていたPXGだけど、今回は萌えました!
(市川)日本で一番PXGに近くて詳しかったゴルフライターのT島さんですもんね。本社に2度も行って、オーナーに“ブラザー”って言われていたじゃないですか!
(T島)ボブはすぐ“BROTHER!”って言うんだよ。でも日本での代理店問題やらブランディング戦略がぶっちゃけ理解不能になってから、興味が薄れていたのは事実です。
(市川)そうですね、結果的に今までのファンの人が離れるようなマーケティングになりましたもんね。
(T島)その辺は内情がいろいろあるのだけど、ソコは言えません。
(市川)同じくです・・・
(T島)でもさぁ、値段が下がったことで、購入する人が増えたんでしょ?
(市川)もちろん単価は結構下がりましたが、今でも人気があります。いつかはPXGだった人が、“今でしょ”と感じる価格になりました。
(T島)古っ!残念ながら、当初の“唯一無二”なブランドイメージは失われたけど、米国発の高級ブランドというポジションは維持している。
(市川)まあパーツメーカーという部分も維持していますから、フィッティングスタジオとしてもありがたい存在です。
(T島)日本の高価格帯のパーツブランドと価格を比較しても、違和感無くなった。
(市川)そこが大きいです。実際ブランドイメージから選ばれる人が減って、フィッティングしていくうちに、“このクラブイイね!”と性能で選ばれる方がかなり増えています。
(T島)まだ普通のゴルファーはまだ“高いんでしょ?”というイメージが残っている。
(市川)まだ“高いんでしょ?”というイメージがありますよね。
(T島)そうだね、純粋にクラブの性能で選ばれる時代となった!のかな、アイアン、ユーティリティ、フェアウェイウッドなんかはそうだね。今回は特にアイアンが良い!
(市川)あれ?ドライバーも良くなってるじゃないですか!
(T島)確かに段々良くなっているんだけど、そこはほら競争厳しいじゃん。
(市川)T島さん厳しいですね。
(T島)忖度無しですから。まあでもウッド系よりはアイアンの魅力が高いんだよな。あとユーティリティもだけど・・・
(市川)なるほど、他も良いんですけどね。
(T島)まあアイアンが良いのは歴代どれもなんだけど、ミスヒットに強い!やわらかい打感!ライロフト角調整ができる!そしてカッコいい!というT島的アイアンに求める4つの条件を満たしています。
(市川)あとヘッドの重量調整が容易なので、フィッティングスタジオ的にはアレンジしやすいです。
(T島)なるほど!それはいいね!ミスヒットに強いと言う部分では、スイートエリアの広さだけでなく、バンス角がしっかり付いているので、ダフリのミスにも強いというのが良いよね。
(市川)現場(コース)に強いです。しかしマットの下が硬い練習場だとバンスが跳ねちゃって、良さが伝わりにくいことも正直あります。
(T島)日本の練習場アルアルです。どこのメーカーとは言いませんけど、“練習場でうまく打てるように作られてんじゃないの?”ってアイアンがあるもんね。
(市川)残念ながら、コースで使うと大丈夫かな?ってソールのアイアンはあります。
(T島)そりゃすくい打ちしたくなるわな的な・・・
(市川)PXGのアイアンそういうところは、アメリカのメーカーらしく芝の上で打つことを前提としています。
(T島)アメリカのフィッティングって芝の上の練習場でやるもんね。
(市川)正直羨ましいです。
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(T島)今回のGEN5シリーズもアイアン推しです。フェアウェイウッド、ユーティリティのスペックも、市場をちゃんと分析している感じがあります。
(市川)モデルによってロフト設定を変えていますね。
(T島)アイアンは、アスリート上級者向けの0311T、幅広い層に人気が出そうな0311P、そして、飛び系の0311XPというラインナップ。
(市川)T島さんはどれを選びます?
(T島)なんだ?プレゼントしてくれるの?
(市川)そんなわけないです。
(T島)0311Tを打った時、“あぁコレで良いかも”と思うぐらい安心感、ヘッドの挙動の安定感を感じたんだけど、0311Pを打ったら“やっぱりコレかなぁ、気持ちいいな”と思った。でも0311XPの飛距離は魅力。飛び系アイアンを使っている方って、当たったらグリーンオーバーで、ミスヒットしたら手前の池みたいな悩みを持っている方が意外と多いんですけど、0311XPは飛ぶけど、縦距離が安定している!
(市川)ってことは0311XPですか?
(T島)0311Pですね
(市川)あれ?
(T島)ドライバー飛ばない私だけど、アイアン飛ばなくて良い。だって30度以上はユーティリティ使うから
(市川)(笑)はいはい。アイアンは7番からでしたっけ
(T島)そうです。でも今回のアイアンは5番まで行けそう。
(市川)っていうか5番まで打てるでしょ?今までも・・
(T島)まあ、メンタルが豆腐なので、安心感優先ということで。しかし今回は欲しい!
(市川)おおお!オーダーしましょうか?
(T島)ラズルダズルのCCフォージドも良いんだよな。
(市川)いい感じに萌えてますね。T島さんが、PXGのクラブに萌えてくれるようになって、何だか嬉しいです。
(T島)まあ塩対応だったもんね。今回は好きだな、オーナーのボブ・パーソンズにメールして送ってもらおう。
(市川)メールアドレス知ってるんですか?っていうか送ってくれたことあるんです?
(T島)アドレスも知らんし、送ってくれたこともない。
(市川)なんだか萌えてる感があって嬉しいです。
(T島)T島みたいに、なんだよPXG!って思っていた方!ぜひ打ってみて欲しいです!
(市川)フィッティングのご予約お待ちしています!
(T島)えっ俺に言ってるの?
(市川)(笑)
T島氏
▼T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。
上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。
取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
https://www.ogs-p.jp/
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