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下半身リードをしたくて、切り返しで左足を踏み込んでいる人!スイングのバランス、崩れちゃいますよ

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.24

2023/07/10 ゴルフサプリ編集部

大本研太郎,レッスン

スイング中の重心を整え、再現性を高める「グラビティメソッド」。シーズン3では、ゴルファーの具体的な悩みを解決していきます。

GOLF TODAY本誌 No.600 110〜111ページより

Q.下半身リードができません

A.左足を踏み込んでから回るからできないんです

下半身リードは、意識して行わない

これまでのセオリーでは、トップからの切り返しで左足をグッと踏み込み、下半身を先行させてダウンスイングすると言われてきました。ところが、実際のところ左に体重を乗せてから回るのは難しいのです。歩くときも、前方向に踏み込みながら歩くと、スムーズに歩けないように、かえってバランスを失います。

バックスイングで、上半身と下半身が分離して動くことができれば、トップでは上下の捻転差が生まれます。この状態から回ると下半身を動かそうとしなくても、いわゆる下半身リードをしているように見えるし、なります。つまり無理に下半身から先行させることはないのです。

右足に加重しながら腕を下ろしていくと、左足裏に圧力を感じながら、バランス良く振ることができます。地面反力も活用しやすくなるでしょう。

左足に荷重するとスイングが詰まる

大本研太郎,レッスン
下半身リードをしようとして、左足から踏み込んでしまう人が多くいる。だが、トップから左足を踏み込むと、スイングは写真のように詰まりやすくなるのだ。また、無理に振ろうとすると、カラダが右に傾くこともある。

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トップの捻転差が、自然な下半身リードを生む

良いトップは上半身と下半身に捻転差ができる。そこから回転することで、自然に下半身リードに見える動きになる。

大本研太郎,レッスン
上半身は大きく、下半身は小さく、上下が分離して動くことで、トップで捻転差が生まれる。

体重は右サイドのまま、左足裏に圧力を感じる

大本研太郎,レッスン
切り返しで右足に体重を残したままで回転すると、さも下半身リードしているような動作になる。左足裏に圧力がかかり、軸を保ってバランスよくインパクトを迎えられる。

ダウンスイングで、胸は下に向けたまま

大本研太郎,レッスン
体重を右に残したままにすると、いわゆる「明治の大砲」になることがある。ダウンスイングではカラダがのけぞらないように、フォローまで胸を下に向ける意識を持つ。

<ドリル> 下半身の回転に連動して、上半身が遅れて回る

大本研太郎,レッスン

カラダを左右に回転させながら、でんでん太鼓のように腕を回転させるドリル。下半身の動きに促されて、意識しなくても上半身が遅れて回転する。胸郭まわりを柔らかくする効果もある。

大本研太郎

大本研太郎

(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年PGAティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。


カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season3―

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