下半身リードをしたくて、切り返しで左足を踏み込んでいる人!スイングのバランス、崩れちゃいますよ
カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.24
スイング中の重心を整え、再現性を高める「グラビティメソッド」。シーズン3では、ゴルファーの具体的な悩みを解決していきます。
GOLF TODAY本誌 No.600 110〜111ページより
Q.下半身リードができません
A.左足を踏み込んでから回るからできないんです
下半身リードは、意識して行わない
これまでのセオリーでは、トップからの切り返しで左足をグッと踏み込み、下半身を先行させてダウンスイングすると言われてきました。ところが、実際のところ左に体重を乗せてから回るのは難しいのです。歩くときも、前方向に踏み込みながら歩くと、スムーズに歩けないように、かえってバランスを失います。
バックスイングで、上半身と下半身が分離して動くことができれば、トップでは上下の捻転差が生まれます。この状態から回ると下半身を動かそうとしなくても、いわゆる下半身リードをしているように見えるし、なります。つまり無理に下半身から先行させることはないのです。
右足に加重しながら腕を下ろしていくと、左足裏に圧力を感じながら、バランス良く振ることができます。地面反力も活用しやすくなるでしょう。
左足に荷重するとスイングが詰まる
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トップの捻転差が、自然な下半身リードを生む
良いトップは上半身と下半身に捻転差ができる。そこから回転することで、自然に下半身リードに見える動きになる。
体重は右サイドのまま、左足裏に圧力を感じる
ダウンスイングで、胸は下に向けたまま
<ドリル> 下半身の回転に連動して、上半身が遅れて回る
カラダを左右に回転させながら、でんでん太鼓のように腕を回転させるドリル。下半身の動きに促されて、意識しなくても上半身が遅れて回転する。胸郭まわりを柔らかくする効果もある。
大本研太郎
(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年PGAティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。
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