パッティングラボの研究成果がついにお目見え
ピンのパッティングラボでは1ミリの狂いもない完全フラットな状態を保ったパターレーンでトッププロ達のストロークや転がりを分析。そこで得たデータをもとにプロが求める繊細なタッチやフィーリングを突き詰め、ベストな転がりを得られるパター作りを日々追求している。
そんな研究成果の一つとして世に出ることを許されたのが今回紹介するPLD。ヘッドとシャフトのカラーを連動させ、統一感をもたせた4つのデザインをラインナップした。
「見た目はピンのロゴがカッコよくてなおかつカワイイ。色もやりすぎ感がなくてポップですね。形はトラディショナルなピンアンサー型。角ばったデザインでアライメントが出やすい。打ちたい方向に真っすぐ向けるとことが相変わらずいいです」
4つのデザインとはマットブラック仕上げの「ANSER」「PRIME TYNE 4」とサテン仕上げの「ANSER 2」「DS 72」。マットブラック仕上げの2本には同色のカーボンとスチールシャフトを、サテン仕上げの2本にはシルバークロームシャフトを搭載する。今回関が試打するのはサテン仕上げの「ANSER 2」だ。
これぞ削り出しの打感。インパクトの強弱のイメージが出やすい
「完全削り出し。非常にコストをかけてしっかりと作られています。フェースのミーリングはディープミーリングといってかなり深くしています。
これにより当たった時のボールとフェースの接触部分が少なくなり、たわんで打感が柔らかくなります。そもそも削り出しパターは、ベースの打感がカチッとしています。でも、ただカチッとしているだけだと、車でいうアクセルがオンかオフかだけで鈍感になってしまう。そこで削り出し特有の重厚な打感を生かしつつフェースの表面だけソフトに仕上げたのだと思います」
ということで打ってみると。
「非常に良い打感です。感触は削り出し特有の分厚い打感なのですが、距離を打ち分けてみるとインパクトの強弱のイメージが出しやすい。これは削り出しならではの利点であり味わいですね」
フェースのミーリングは長年のテストと研究開発を経た結果、最も打感と転がりが良いとされた新ディープAMP(アンプ)溝。ヘッドの素材は最高品質の303ステンレススチールで、精密な鍛造製法を用い細部までこだわって削り出しており、多くのプロがその形状、打感、打球音に賛辞を送っている。
パットに大事なテンポを司るシャフトにも注目
「ヘッドと削り出しの妙は言うことなしですが、シャフトもいいです。結構柔らかめで、切り返すときにフワッと若干しなるのでとてもテンポが取りやすいです」
と関。パットで大事なのはテンポ。タッチの強弱を繊細にコントロールするには、ゆっくり上げて早く下ろしたり、早く上げてゆっくり下ろしてはダメ。
「ストローク中にテンポが変わると、ボールをなでたりパンチが入ってショートやオーバーになます。行きと帰りを同じテンポで振れればあとは距離感だけ。このパターは他のシャフトより少し柔らかくしてテンポを出しているように思います。
非常に繊細なところで強弱を変えた時に打感が変わる。使い続けるほど、距離やラインに合わせて打感でイメージできるようになりますね。価格は……6万6,000円ですか。さすがにこの値段になるくらい作り込むといいパターができるんですね」
試打解説/関浩太郎
(せき こうたろう)1974年生まれ、茨城県出身。アメリカで最新のゴルフ理論を学びながら、ミニツアーを転戦。帰国後、クラフト技術を学んだ後、「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰。多くのアマチュアゴルファーのサポートを行い、さまざまなゴルフメディアでも活躍している。
関浩太郎 GOLFTV





