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ミスがミスにならずやさしく飛ばせるユーティリティ|ローグST MAX FAST/MAX OSユーティリティ

2022ニューモデルを関浩太郎が試打インプレッションVol.33

2022/07/24 ゴルフサプリ編集部

ローグST MAX FAST/MAX OSユーティリティ

スイングコーチ兼クラブフィッターの関浩太郎が今回試打したのはキャロウェイゴルフのユーティリティ「ローグST MAX FAST」と「ローグST MAX OS」の2機種。4つのラインナップからなるユーティリティシリーズの中にあって、それぞれはどんな位置付けのクラブなのか? また、どんなゴルファーにフィットするのかを徹底検証してもらう。

撮影/相田克己 協力/サザンヤードカントリークラブ

独自のフレーム形状のJAILBREAK STを搭載

ローグSTユーティリティシリーズにはフェースをより効果的にたわませる新機軸JAILBREAK STが搭載されている。フェアウェイウッドにも搭載されているが、ユーティリティではヘッド形状、フェース高の違いを考慮して独自のフレーム状の形状を導入。ヘッド内のトゥ側とヒール側に配置することで、フェースにエネルギーを集中させる効果は維持しながらフェースカップの端までしっかりとたわませることが可能となった。結果、ボール初速の最大化、慣性モーメントのアップなどが実現され、ヘッドの挙動の安定性、ミスヒットへの強さが向上しているという。

また、ヘッド内のトゥ側にMIMタングステンのプレシジョン・タングステンウェイトを配置したことで重心位置がフェースセンターとなり慣性モーメントのアップに貢献。低重心化もしっかりなされて打球の高弾道を実現するとともに、フェース下部でのヒットにも動じなくなったということだ。

シリーズ共通の特徴を踏まえて、まずはローグST MAX FASTから。

ヘッドスピードが遅い人にはバッチリのFAST

ローグST MAX FAST

「ヘッドが大きいですね。ヒール側にはシュッと細まってトゥ側に向かってボンと広がっている。洋梨型と言ったらいいですかね。こういう形は先端部に当たるミスヒットに強い。ドローボールが出るイメージも湧きますね。シャフトは軽くて40g台、硬さはSの40インチ。番手は4Hでロフトは21度です」

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まずは小手調べで軽めに打ってみたところ飛距離は193ヤード。

「ドライバーのヘッドスピードで40m /sくらいのイメージで打ってみました。ちょっとトゥ側に当たりましたが、イメージ通りドローがかかりましたね。着弾点もフェアウェイセンターに近い良いところです」

ローグST MAX FAST

シリーズ中もっとも軽量ながらヘッドは最大サイズ。パワーがないゴルファーやキャリアの浅い人でも不安なく振り切れる。結果、高いスイングスピードとボールスピードが得られ、高弾道の打球で飛距離を稼げるという触れ込みだが。

「まさに触れ込み通りです。21度でイメージしていた打球より相当上がっています。番手にして2番手分くらい高い球。ドライバーでヘッドスピード38~40m/sくらいの人でも楽に上がってローグの飛びを体感できますね。スライスめにコスッてもボールがつかまって真っすぐに飛んでくれる。ヘッドスピードが遅い人にはバッチリ。軽いのでしっかり振れるモデルです」

フェースはこのモデル専用にAIが設計したフェースカップ構造のFLASHフェースSS22。ボール初速の向上や打点位置が考慮されているのみならず、飛びの3要素、スピン、打ち出し角、ボール初速の組み合わせまでも含めた新しいアルゴリズムによる新設計だ。

ミスヒットしてもボール初速を落とさずに飛ばせるOS

ローグST MAX OS UT

続いてはMAX OS。OS(オーバーサイズ)と銘打つように前後長がある大きなヘッドが特徴。慣性モーメントが高いのはもちろん、構えたときに安心感を与えてくれる。ヘッドシェイプはつかまるイメージが湧くハイトウ型で設定はドローバイアス。FASTともども3Hから8Hまで6種類の番手が用意されている。

  • ローグST MAX OS UT
  • ローグST MAX OS UT

関の第一印象も、

「フェース面のスコアラインの入り方がアイアンのようなイメージで真っすぐになっている。アスリートモデルにあるようなトゥ側のカットですが、バックフェース側が大きいのでボールが上がりそうです」

とおおむね開発イメージに沿っている。試打クラブのシャフトは5S(50g台のS)。ロフトは21度だ。

「いきなり打って194.1ヤード。ちょっと驚きました。ヘッドスピードはドライバーで40m/sそこそこの感じで軽めに振ったのに初速が速い。ヘッドスピード的には42~43m/sくらいの感じで飛んでますね」

OSということで芯の広さも売り。そのあたりを考慮し、あえて芯を外して打ってもらうと、

「ヒール側で打っても200ヤードを越えました。トゥ側で打った時に芯に当たった時と変わらないくらい飛ぶのはわかりますが、ヒールでこれだけナイスショットと変わらない初速が出るのは素晴らしいですね。ちなみにトゥヒットでは当てすぎくらい先に当たりましたが、普通ならそのまま右に出そうなくらいなのに真っすぐ飛んでしかも飛距離は195.9ヤード。何も起きません。芯の広さでいうと僕が打った中でも最大級です」

ということで、そのやさしさと高性能ぶりがつまびらかにされた。

関浩太郎

試打解説/関浩太郎
(せき こうたろう)1974年生まれ、茨城県出身。アメリカで最新のゴルフ理論を学びながら、ミニツアーを転戦。帰国後、クラフト技術を学んだ後、「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰。多くのアマチュアゴルファーのサポートを行い、さまざまなゴルフメディアでも活躍している。
関浩太郎 GOLFTV


2022ニューモデルを関浩太郎が試打インプレッション

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