重心点、たわむ場所、高反発エリアなどがフェースセンターに集中
プロギアのRSジャストシリーズは、ドライバーを筆頭にフェアウェイウッド、ユーティリティと飛距離を求めるクラブでそのキャラクターを共有している。重心点をよりフェースセンターに近づけた設計はもとより、低・浅重心で低スピンと強弾道を両立。また、ヘッドの重心高をフローさせた番手別高精度設計で、番手を落とすにつれて適正なスピンが入り、番手ごとの飛距離をしっかり刻み、グリーンにボールを止める機能を有しているという。
ということで、ここではアマチュアが直接グリーンを狙う機会が多そうな5番ウッドで試打してもらうことにした。
「5番のロフトは18度。シャフトはプロギアがプロデュースしたディアマナのSが刺さっています。テクノロジーはドライバーと同じでフェース面の真ん中に重心点をもってきている。また、ヘッドのたわむ場所、一番反発するエリアや重心だったりが、実はあまたのクラブは真ん中になかった。そこでこれらを真ん中に集中させた、というのがジャストシリーズ最大の売りです」
229.3ヤード。3番ウッドに匹敵する脅威の飛距離性能
「打ってみるとこれが飛ぶ! 一発目で229.3ヤード。5番で、しかも僕がちょっと左手を負傷しているせいでヘッドスピードが2~3m/sくらい落ちているはずなのに3番レベルに飛びます。正直180ヤードくらい飛べばいいかと思ったんですが……。もう一球打ってみても212.9ヤード。左手はほとんど使えていないので十分に飛んでいます」
飛距離アップの要因はいくつもあるが、特筆すべきは反発性能。高強度マレージング鋼C300のフェースを限界まで肉薄にしたことや、スラッシュグルーブと呼ばれる溝を左右非対称にし変形をリーディングに集中したことなど。後者では平均実打点(下から17ミリ)の初速を上げ、広範囲に反発力を高めるとともに打ち出し角低下の抑制に成功した。さらにクラウン部には低比重のCFRPを採用して低・淺重心化を図っている。
ボールが上がって飛ぶのでどこでも使えて武器になる
「重心点というのは一般的にフェースの真ん中よりやや上にきてしまいます。重心深度を深くするほどそうなるのですが、それを真ん中に寄せたということは、従来のフェアウェイウッドよりも重心点が低いということ。簡単に言うと5番でも7番ウッドくらいの高さでボールが飛び出す。
また、ボールのつかまりもいいので高い球でも強弾道になって飛距離が出ます。ドライバーもそうでしたが、芯に当たった時の気持ちよさがさらに高まる、このシリーズの真骨頂という感じです。もう一球打ってみましょう。228.9ヤード。いいですね! シャフトも真ん中あたりでしょうか、狭い範囲でスピード感がありつつしなる。ボール初速や弾く感じ、スイング中のヘッドの位置感もわかりやすいいいシャフトです。3番ウッドにも期待がもてますが、5番でこれだけ上がって飛べばティショットを含めてどこでも使える。すごく武器になると思います」
ジャストシリーズの飛びは、ドライバーよりもフェアウェイウッドの方が分かりやすく、実感しやすいかもとのことだ。
試打解説/関浩太郎
(せき こうたろう)1974年生まれ、茨城県出身。アメリカで最新のゴルフ理論を学びながら、ミニツアーを転戦。帰国後、クラフト技術を学んだ後、「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰。多くのアマチュアゴルファーのサポートを行い、さまざまなゴルフメディアでも活躍している。




