構えた時にフェース面がボールの下に入りやすい印象
今回、関に打ってもらうのはRSジャストユーティリティの4番でロフトは22度。シャフトはプロギアプロデュースのディアマナでフレックスはSだ。3~5番の3つの番手が用意されており、3番と5番のロフトはそれぞれ19度、25度になっている。
「まずは顔つき。ヒール側がキュッとコンパクトになっていてアスリートモデルのようですがリーディングエッジは出っぱり気味。シャフトのラインに対して前に出てくれているので、フェース面がボールの下に入りやすい印象がありますね。ソールは船底のようにRがきついので、傾斜地やベアグラウンド、ラフなど、いろいろなライに対しても対応力がある感じです。ある程度上手い人がスコアを作っていく、という想定の作りでしょうか」
気兼ねなく真っすぐグリーンを攻めたい人にもってこい
打ってみたところ初球は184.8ヤード。ちなみにこの日、関は左手を負傷していてサポーターをつけてのパフォーマンス。通常より2~3割減のスイングだった。
「僕が思うにオススメ層は、すでに100は切っていて80台、70台を目指す人だと思います。というのも、そういう方がユーティリティに一番求めるのは出球から左に行かないこと。ドライバーやフェアウェイウッドは右に行く感じがありますが、ユーティリティの場合は左に出やすい。出球からそうなるとスコアを崩すことになるのですが、このモデルはそれが出にくいと思います。
コンパクトなヘッドでコントロール性もいいです。2球目は187.4ヤード。飛距離性能も高いですね。左右に曲げるなど、アスリート系に偏ったコントロール性ではなく直進安定性が高い。その中でコントロールできるので、気を使うことなく真っすぐグリーンを攻めていきたい人にマッチすると思いますね」
使うならドライバーからシリーズで揃えたい
RSジャストシリーズのドライバー、フェアウェイウッドのDNAを受け継ぎ、ユーティリティも重心点をフェースセンターに近づけた設計。フェースの素材は高強度マレージング鋼C300。実打点となる下部を限界まで薄肉に設計して高い反発性能もゲットした。
また、溝(スラッシュグルーブ)を左右非対称にし、変形をリーディングに集中。平均実打点(下から17ミリ)の初速を上げ、広範囲に反発力を高めるとともに打ち出し角低下を抑制している。
ヘッドは小ぶりで低・淺重心。その結果、重心の深さは3つの番手ともに10mmながら、重心の高さは3~5番でそれぞれ20mm、21.5mm、22mmとフロー。番手に応じて適度なスピンが入りピンポイントでターゲットを狙いやすくなった。
「打球音や芯をくった時の気持ちよさはドライバー、フェアウェイウッドとも共通しています。使うならドライバーからシリーズで揃えたいですね。最後にもう一球。若干トップしましたが179.9ヤード。ボールもしっかり上がってくれています。ミスに対しても寛容ですね!」
試打解説/関浩太郎
(せき こうたろう)1974年生まれ、茨城県出身。アメリカで最新のゴルフ理論を学びながら、ミニツアーを転戦。帰国後、クラフト技術を学んだ後、「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰。多くのアマチュアゴルファーのサポートを行い、さまざまなゴルフメディアでも活躍している。
関浩太郎 GOLFTV




