ツアー有数の難コース「オークビレッヂ」で初Vのユウティン。過去のデータと徹底比較!

ゴルフ5カントリーオークビレッヂは世界中で印象深いコースをつくり上げてきたデズモンズ・ミュアヘッドの設計。随所に絡む存在感のある池と大きくうねったグリーンやフェアウェイ、日本一深いといわれるバンカーなど、一般ゴルファーなら見た目だけで圧倒されてしまうようなコースだ。

ここで女子ツアーのトーナメントが行われるのは今回で6回目。過去には1994年から1997年まで東ハトレディス、2017年にゴルフ5レディスが開催された。

1994年は6142ヤードと当時でも短い距離にセッティングされたが、優勝した岡本綾子のスコアは2アンダー。平均ストロークは77.3745という強烈な難しさだった。

1995年以降は距離も伸ばして難易度もアップ。1997年までの平均ストロークは79前後にまで上がっていた。東ハトレディス時代の4年間でアンダーパーフィニッシュを果たしたのは、たったの4人だった。

久しぶりの開催となった2017年はO・サタヤが12アンダーの好スコアで優勝したが、全体の平均ストロークは74.2083となかなかのもの。ダブルボギー以上は184個もあり、年間を通じて最多だった。それだけ、コースの罠につかまって大叩きする選手が多かったということだ。

今回は2017年に比べて距離が92ヤード伸びたが、初日に勝みなみが大会コースレコードの63を叩き出して飛び出すと、他の選手も好スコアを次々に出していった。優勝スコアの12アンダーは前回と同じだったが、平均ストロークは71.7794と屈指の難コースでアンダーパーをマークしたのだ。

前回と比べると約2.5ストロークの良化。東ハトレディス時代と比較すれば最も悪かった年より約7.5ストロークもよくなっている。1990年代の女子プロが悪戦苦闘した難コースを現代の若手は見事に攻略。四半世紀でこれほどまでにレベルアップしたわけだ。

ゴルフ5カントリーオークビレッヂ開催の女子ツアー

大会 優勝スコア 平均ストローク
1994 東鳩レディス −2 77.3745
1995 東鳩レディス +5 78.7266
1996 東ハトレディス +7 79.3184
1997 東ハトレディス −3 79.0379
2017 ゴルフ5レディス −12 74.2083
2022 ゴルフ5レディス −12 71.7794

撮影トーナメント/アルペングループ創業50周年記念大会 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント
撮影/相田克己


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。


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