様々な球筋を打ち分けられる浅重心タイプが好み!吉田優利プロのクラブセッティングをQPさんがアマチュア目線で解説
勝ち組ギアに学ぶセッティング術
今シーズンの吉田優利は2位が5回、トップ10入りが14試合と開幕から安定して好調をキープしている。セッティングにはどんな特徴が?
GOLF TODAY本誌 No.605 122~123ページより
撮影/相田克己
構成・文/野中真一
吉田優利のセッティング
- ドライバー:B1(ロフト/9.5度 シャフト/ベンタスブラック)
- 3W:SIM2 MAX(ロフト/15度)
- 3U、4U:ツアーB JGR HY(ロフト/19、22度 シャフト/アッタスEZ370)
- 5I-PW:201CB(シャフト/KBSツアー90)
- ウェッジ:ツアーB BRM(シャフト/KBSツアー90)
- パター:オデッセイ オー・ワークスブラック♯2W
- ボール:ツアーB X
※写真やセッティングは「ダイキンオーキッドレディス」で取材したものです
吉田優利 Yuri Yoshida
ヨシダ・ユウリ
2000年4月17日生まれ。
2019年のプロテストに合格し、昨年は年間2勝をマーク。今シーズンは賞金ランキングでもメルセデスポイントランキングでも5位。
浅重心クラブを使いこなす技巧派。シーズン途中でアイアンを変更
クラブの好みとしては、浅重心タイプでつかまり過ぎないモデルをドライバーでもアイアンでも選んでいると思います。吉田選手はテクニックがあるタイプなので、オートマチックに打てる深重心タイプのモデルよりも、様々な球筋を打ち分けられる浅重心タイプの方が相性が良いのだと思います。
ドライバーでは、フェース側に鉛を貼ってさらに重心を浅くしています。アイアンはしっかり打ち込んでターフをとるタイプなので、浅重心でソール幅が狭いタイプがマッチするでしょう。
アイアンは開幕直後は『201CB』を使っていましたが、シーズン途中から最新モデルの『221CB』に変更しています。
両モデルとも基本的にはツアーモデルの鍛造キャビティだったので、違和感なくチェンジできたと思います。
ブリヂストンスポーツとクラブ契約している吉田選手ですが、実はブリヂストンのクラブはアップライトになりすぎていないので、つかまり過ぎを嫌う吉田選手とはすごく相性が良い。だからユーティリティでも、同じモデルを長く使っているのだと思います。
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2年前からブレード型のワイドソール
今年の女子ツアーではブレード型でソール幅が広いタイプが流行っているが、吉田はプロ1年目からワイドソール型の『オー・ワークス#2W』を使っている。
QPチェック!
check1 ドライバーでも前側に鉛を
『B』シリーズのドライバーの中でも最も重心が浅い『B1』だが、吉田選手は鉛を貼って、さらに重心を浅めにしている。
check2 シーズン途中にアイアンを変更
シーズン途中に変更したアイアンは6番アイアンからPWを『221CB』にして、5番アイアンだけを『222CB+』にした。
check3 ユーティリティは2019年モデル
3U、4Uの『JGR HY』は2019年モデルで、ルーキーイヤーの2020年から同じモデルを使っている。
解説:関 雅史
PGAティーチングプロA級の資格をもつクラフトマンとして、都内にある「ゴルフフィールズ」の店長をつとめている。女子ツアーで活躍する岩橋里衣のコーチでもあり、“QPさん”の愛称でおなじみの人気プロ。
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