ステップ・アップ・ツアーで驚異の大記録を次々樹立! 18歳の新星から目が離せない!!
「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.154
lpga.or.jp
女子のステップ・アップ・ツアーで18歳のルーキー・櫻井心那が次々に記録を打ち立てている。下部ツアーではあるが、目を見張るものばかり。どんな記録か紹介しよう。
ステップ・アップ・ツアーで驚異の大記録を次々樹立! 18歳の新星から目が離せない!!
櫻井は10月第1週の「かねひで美やらびオープン」で年間最多勝に並ぶ4勝目を挙げたかと思えば、その翌週には「日台交流うどん県レディース」で7打差の圧勝。あっさり年間最多勝新記録を樹立した。この時、最終日のインは2イーグル、4バーディで8アンダーの28をマークするというすさまじいゴルフだった。
ステップ・アップ・ツアーは1991年に創設されたJLPGAツアーの出場権がない選手や新人を対象にしたツアー。すでに30年以上の歴史がある。通算での最多勝は大久保夢未が持つ5勝。2007年から2012年にかけて積み上げたものだ。櫻井はたった1年でこの記録にも並んだ。
年間獲得賞金でも「日台交流うどん県レディース」の優勝で2430万4100円に達してヌック・スカパン(タイ)が2019年にマークしていた2092万0764円を塗り替えた。スカパンは出場20試合でつくった記録。これを櫻井は14試合で超えていった。
平均ストロークは70.5476で2位に0.9近い大差をつけて独走している。ステップ・アップ・ツアーの年間平均ストローク歴代1位は2019年サイペイイン(台湾)の71.1277。これを大幅に塗り替え、ステップ・アップ・ツアー史上初となる71切りの可能性が膨らんでいる。
とにかく歴史的な快進撃を続けているわけで、残り試合は少ないが、どこまで記録を伸ばすかに注目だ。
そして来シーズンは主戦場となるJLPGAツアーでどんなプレーをしてくれるのかも楽しみ。すでに今年8月の「北海道meijiカップ」で2位という実績もある。同い年の川﨑春花や尾関彩美悠に負けないくらいの活躍が期待できそうだ。
櫻井心那のステップ・アップ・ツアー優勝歴
大会 | スコア |
---|---|
ECCレディス | −13 |
山陽新聞レディース | −15 |
中国新聞ちゅーピーレディース | −11 |
かねひで美やらびオープン | −10 |
日台交流うどん県レディース | −17 |
文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。
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