R・マキロイの「米ツアー勝率10%超え」はかなり凄い!?これより上はあの超大物選のみ!
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ローリー・マキロイがCJカップで米ツアー通算23勝目を挙げた。出場221試合目で勝率は10.4%。実はこれ、すごい勝率なのだ。
R・マキロイの「米ツアー勝率10%超え」はかなり凄い!? これより上はあの超大物選のみ!
マキロイはCJカップの勝利で約2年3カ月ぶりに世界ランキング1位に返り咲いた。初めて1位に立ったのは2012年3月、まだ22歳の時だった。そこから通算して107週目の1位である。
1986年に創設された世界ランキングの1位はベルンハルト・ランガーやセベ・バレステロス、グレッグ・ノーマンらレジェンドクラスをはじめ25人の選手が経験している。時代々々を代表する実力者ばかりだが、その中で米ツアーの勝率が10%を超えているのはマキロイとタイガー・ウッズの2人だけだ。
ウッズは22.1%と別格だが、マキロイの10.4%は本当にすごい数字である。たとえば、マキロイを上回る135週も1位になったダスティン・ジョンソンは7.8%。優勝数ではマキロイより多い24勝だが出場試合数が多く、勝率ではマキロイの圧勝である。
マキロイより若い世代はどうか。ジャスティン・トーマスは7.5%でジョーダン・スピースは5.4%に過ぎない。今年の3月まで1位だったジョン・ラームは5.3%で、マキロイの前に1位だったスコッティ・シェフラーは4.6%。いずれもマキロイには遠く及ばない。
世界ランキング1位には立てなかったが通算45勝を挙げているフィル・ミケルソンはどうかというと、6.8%である。勝率10%を超えるというのは、トップクラスの中でもほんのひと握りしかできないこと。それくらい、マキロイは高レベルの成績を残しているのだ。
マキロイは昨シーズン、3回目の米ツアー年間王者に輝いた。そして今シーズンは自身初戦CJカップで優勝と最高のスタートを切ったわけだ。年齢的にも33歳は脂の乗る時期。ウッズも30代前半に第2のプライムタイムを迎えている。今シーズンのマキロイはさらなる飛躍が期待できそうだ。
マキロイの米ツアー通算データ
項目 | データ |
---|---|
出場数 | 221試合 |
優勝 | 23回 |
トップ10 | 106回 |
獲得賞金 | 6806万4549万ドル |
※CJカップ終了時
文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。
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