秋の北海道ゴルフ【後編】｜北海道の魅力はコースの素晴らしさだけではない、人生の宝に気づかされた旅
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話｜第21話
こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確（なとり・たしか）です。
北海道ラウンドで感じた難しさ等を中編でお伝えしたので、後編ではちょっと違った切り口のお話を伝えてみたいなと思います。
写真提供／名取確
秋の北海道ゴルフ【中編】｜関東のコースと圧倒的に違う！北海道のコースの特徴とは
こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確（なとり・たしか）です。 10月13～15日の二泊三日で北海道ゴルフを...
北海道はインドアゴルフが人気
今回、私が北海道に行ったキッカケはUSGTFティーチングプロ仲間の湯田プロ主催のコンペに出席するためです。湯田プロは札幌で人気のインドアゴルフスタジオを経営しています。
ゴルフを通じて、素晴らしい縁ができました。湯田プロの経営するスタジオは「良縁ゴルフクラブ」。お母様が仰っていた良い縁を大事にという言葉を社名にされたそうです。素晴らしい！
北海道はシーズンオフが長いので、コースに行けない時期はインドアで練習をするのが人気だそうです。まぁそりゃそうだ。どう考えたって寒いもん！
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というわけで、湯田プロのスタジオにお邪魔してきました。
一緒に写っているのは、私の経営者仲間。IT系の仕事を普段は東京でやっているのですが、札幌の顧客のところに毎月1週間くらいは来るからということで湯田プロのスタジオに通ってレッスンを受けているのです。
凄いご縁ができたもんだ！
湯田プロのスタジオ（1）
さすが、東京で私がやっているスタジオとは規模が違います。
80坪もあるビルのテナントなのでパターコーナーも広々。ここの転がりは10フィートに設定してあるそうですよ。
湯田プロのスタジオ（2）
スタジオでは物販もやっているし、会員さんたちのクラブバッグを預かっておいてラウンドレッスンの際は持って行ってあげているそうです。至れり尽くせり。
広いと色んなことができていいなぁと心から感じましたよ。目指せ東京で80坪！いくら稼げばいいんだ（涙）
大きければいいということではなく、しっかりとプロと会員さんがコミュニケーション取れていて信頼関係ができているので居心地の良い空間になっていましたね。
ゴルフ好きな人たちが、これからのシーズンオフも練習に励む場として、インドアゴルフ練習場は大活躍です。外の練習場で遠くに飛ばす気持ち良さ、弾道を確認するためにはやっぱり外じゃないと！というのはインドアゴルフ練習場経営している私もそう思いますが、まずスイング作りをするのにインドアは優れています。
湯田プロのスタジオ（3）
岡本プロと私も、良縁ゴルフのメンバーさん達に即席レッスン会を開催しました！
ついつい熱がこもったレッスンをしてしまって20ヤードもドライバーの飛距離伸ばしてあげちゃいました。お金もらわないと（笑）私達は自分がプレーをするよりも、人を伸ばすのが得意なんです！
冬の寒い時期は関東に来てもらって、ぜひ北海道の皆さんと一緒にプレーしたいですね。
北海道の食事
北海道に行くというと、皆さん期待するのは“食”ですよね～。
でも冷静に考えてみてください。美味いもんは別に、東京にもあります！北海道だからと言って過度に期待するってのは厳しいもんです。それこそ、海鮮を生産地に行って食べれば話は違うかもしれないけど。
そんな中、今回の旅行で一番「おぉ～っ！」と感激した料理がありました。ゴルフ場のクラブハウスで食べた【牡蠣とじ定食】です。
あぁ、ヴィジュアルが弱い…。でもこの牡蠣、無茶苦茶デカい！厚岸産の牡蠣のフライを卵とじにしているのですが、口いっぱいに頬張らないと入らないサイズ。噛むとじゅわっと溢れる牡蠣汁。たまりません。食べ過ぎて腹壊してもいいやって思ってしまう、海のミルクの味わい。
きっと産地でそのままレモン搾って食べたら飛ぶんだろうな。これはホント美味かった。北海道らしさを感じましたよ！厚岸の牡蠣はおススメ！
他には北海道で感動するほど美味いものとは出逢えませんでした。悔しいから、泊まったホテルの朝ご飯なんて食べずに札幌の中央卸売市場の場外に行って朝から海鮮丼を食べてきました。
札幌の駅から車で10分ほどで中央卸売市場に到着
これは凄く近くて便利です。朝の市場の雰囲気を感じながら、海鮮のお土産屋さん等も見て観光気分で食事ができるのは嬉しいですね。
ちなみに、二条市場という市場の方が中心街から近いけど、地元の人にそっちじゃなくて中央卸売市場だ！と言われました。まぁこれもどこまで真相かはわかりません（笑）私達が東京で「豊洲に行かないと！」と言ったところで別に他に美味い店なんてたくさんあるし、一番新鮮かどうかなんて判断できませんからね。
なんとなく、北海道に来たぞ！ムードを札幌の街で感じるとしたらこっちの方が良いってくらいで捉えて良いんじゃないかなと思います。
そして、札幌に来たら味噌ラーメンは喰わねば！ということで、地元の人気店「信玄」に行ってきました。札幌なのに信州味噌ラーメン！良いのか悪いのかわかりませんが、すすきのエリアから徒歩20分ほど。別に交通便利な所じゃなかったですが行列していました。
安定の味噌ラーメン！って感じで、ニンニク入れまくって明日への英気を養いました。なんせ私は現地で風邪ひいてしまったので、ラーメンの後に約束していたレストランで大人しく軽く食事してさっさとホテルで寝てました。
皆さん、北海道行く前は寝不足などにならないよう元気をつけてから行きましょう！
北海道ゴルフの締め
最終日、いよいよコンペの当日です。会場は桂ゴルフ倶楽部。ニッポンハムレディスクラシックが開催されている名門コースです。ちゃんと記念写真用にこういう場所が用意されているのが良いですね。
さて、まず練習場に向かいましたがその雄大さに驚き！
何と反対側にあるゴルフアカデミーの打席からも打ってこれるようになっている、どデカい練習場。400ヤードはあるってことですよね？！
広～いので、選手も芝から打つの自由にできるんでしょうねぇ。羨ましい環境です。これぞ北海道！！って感じさせられる練習場でした。
コンペのスタート前だったので、プチレッスンなどを行わせて頂きました。北海道の皆さんは、練習熱心！スイングが綺麗な方が凄く多かったなぁ～。
さて、いよいよ最終日のプレースタート！コースの方は北海道の雄大さと、戦略性の両方を堪能できるいわゆる名コースだと思います。当日グリーンがそこまで早くなかったから良いものの、早かったらめちゃくちゃ難しいコースに変貌しそうです。
ピンポイントで、狙い定めて打って行かないと勝負できないコースですね。自分の持ち球をしっかり持っている堀琴音選手が優勝するコースだなと納得しました。
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この写真、コースの戦略性の高さが伝わると思うんですが、フェアウェイにも適度なアンジュレーション（傾き）がありますから良いティーショットを打っても中々油断できないんですよ。
「左フェアウェイの端っこに打たないとダメです。そこから右端まで転がります。」とかキャディさんに言われ、半信半疑で打ったショットが本当に左端⇒右端まで行ってるホールがあったりします。
凄くいい緊張感をもって集中してプレーができるコースで私は大好きでした。
雨上がりのラフは相変わらず粘っこいのですが、恵庭カントリー倶楽部のラフよりは少し細い感じで全く打てないってことは無かったですね。コースによって当たり前ですが芝は違います。コースのある位置によって、土壌が違うから芝の根付き方も違うんでしょうね。
北海道はホントラフに要注意ですね。今回本当に一番身をもって痛感したのはそれです。
飛ばすより刻め！フェアウェイキープは必須です！もちろんコースは広いから、そこそこちゃんと集中して打てばフェアウェイには打てますよ。
桂のシグネチャーホールはこちら。右が全部池のホール。
セカンドショットもグリーンの手前が短く刈ってあるので、池に吸い込まれます。
う～ん、戦略的！グリーン手前に着弾したボールが見事に池に転がり落ちるのを見て、怖くて左に逃げるとバンカーが！そこは避けられましたがラフからのアプローチは前述の通り難しいし…。良いホールでした。
北海道ゴルフもいよいよ最後が近づき、陽も傾いてきました。
もうさすがに半袖は無理です。みんないつもより着こんでプレーしていました。
そして、最終ホールにやってくるとお出迎えしてくれるのはコースの御神木である桂の木。
遠くからでも美しさのわかる、そして大きさのわかる立派な御神木。これが今まで出会った木の中でも唯一無二の素晴らしい御神木でした。
近くに寄ると、何とも言えない香りを漂わせているんです。甘さを感じるんだけど、メイプルとも違う、品のある香りです。50ヤード手前くらいから、何かを感じ始めます。30ヤード位近づくと大きさに圧倒されるとともに、香しさを感じてうっとりと目を閉じるほかありません。
目を開いて、見上げるとカメラの画角に収まりきらない立派な枝ぶりの紅葉した桂の木。美しすぎましたね。香りと共に、忘れられません。
秋のこの時期に訪れることができたことに感謝するほかない。旅の無事と、ゴルフをできる幸せと、仲間に巡り合えた幸運、様々なことに感謝して手を合わせると、スコアのことなんてどうでもよくなっちゃいました。
皆さんもこの時期に北海道に行くことがあったら御神木を拝みに桂ゴルフクラブを訪れてみてください。私は来年も来させてください！そのために頑張ります。御照覧あれ。と、御神木にお伝えしてきました。
空港でお土産購入！急がなくちゃ！
最終日のプレースタートは10時前、プレー終了が16時頃でした。帰りの便は18時半出発。
何気に時間が無い！
荷物の整理、バッグの郵送手配などやっているとあっという間に16時半。や、やばい！レンタカーの給油もしなくちゃ！空港に入れるの何時だ？！お土産買えるか？！とかワーキャー言いながら急いで準備をし、コンペの表彰式では一言、途中退席を詫びてまたの再会を誓うご挨拶をさせて頂き、早々に失礼して空港に向かいました。
そして空港には17時15分くらいに入り、急いで手当たり次第にお土産を購入。家族に怒られないように大事な任務です。
新千歳空港では必ず食べずにいられない！チーズの香りを纏った絶品のソフトクリーム「ルタオのフロマージュソフト」を堪能。本当はもう1つ、雪印のスノーロイヤル（昭和天皇、皇后両陛下のために特別に作られた最高級アイスクリーム）も食べなくちゃなのに今回は時間の都合で断念。泣ける～！
あっという間の3日間
夕飯の味噌ラーメンを急いで食べて機上の人となりました。これで旅もお終い。あっという間の3日間でした。
2日目のコースのことなど、まだ省略したことも沢山ありますが、なんせ北海道ゴルフは魅力に溢れています。
コースの素晴らしさがもちろん一番の魅力なのですが、今回記事を書かせて頂いて思ったのは、ゴルフというスポーツをきっかけに様々な人と出逢い、共にプレーする時間だけではなくビジネスでも協業し、馬鹿笑いする時間を過ごし、旅行に行ける関係性ができていること。
これは人生の宝なんだなと。そして、そのキッカケが作れるゴルフというスポーツの素晴らしさをお伝えすることが僕の役割の一つなんだなということです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
文・名取 確
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逆上がりできないティーチングプロ（ペンネーム）
世田谷区在住。世田谷区喜多見で＜ゴルフのある人生を共に歩もう＞をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。
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