秋の北海道ゴルフ【中編】|関東のコースと圧倒的に違う!北海道のコースの特徴とは
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第20話
こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確(なとり・たしか)です。
10月13~15日の二泊三日で北海道ゴルフを体験してきました。北海道でのプレーはいつもと違うことも沢山感じました!!あとなんせワクワクドキドキ楽しい思いを一杯してきましたので皆さんにも少しそういう気持ちが伝われば嬉しく思います♪
写真提供/名取確
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初日:恵庭カントリー倶楽部
恵庭カントリー倶楽部は、高級感あふれるトーナメントコース。私が訪問した日は、高級ウェアブランドのPEARLY GATESが各地で行っているコンペが実施されていましたので、あっちもこっちも全身PEARLY GATESを着たちょっと派手めな紳士淑女が一杯でした。
なんと契約選手の上井邦裕選手が来ていたようなのですが、私達が着いた時間にはもうプレー開始されていたので拝見することはできませんでした。
さて、恵庭カントリー倶楽部は入り口のゲートをくぐると警備員さんがいらっしゃってこちらが名前を伝えて登録が無いと中に入れてもらえません。関東では成田ゴルフ倶楽部のような高級感を感じる対応でした。
恵庭カントリー倶楽部の敷地は、地図で見ると面白いくらい横に長いんです。右下のちょっと出っ張ったあたりがゲートのあるところです。そこから、クラブハウスまで2kmちょいを進むのですが、右手にはコースを望む木々の間をずーっと走るのでその間から「あぁ、綺麗だ…」とため息がもれます。
ホント全部が綺麗だなぁ。地元の方に聞いたのは、恵庭カントリー倶楽部は名古屋のお金持ち企業が作ったからつくりが大分バブリーで立派なんだそうです。
上井邦裕が『左足下がりのアプローチショット』をワンポイントレッスン
傾斜に沿って構え、傾斜に沿ってクラブを動かすのが左足下がりから寄せるコツ。フェースの開閉を使わず傾斜なりに振...
高級コンペが似合う、広いロビースペース。
広いロビーでパーリーゲイツカップの受付中。
自動演奏のピアノの音がまた美しい。北海道の最初がここで良かったねと、ワクワクしながら着替えて、いよいよコースに向かいます。
10月の北海道は、紅葉の時期です。東京ではまだまだ色づきは無い段階ですが、北海道はもう紅葉した葉っぱが散り始めているタイミングでした。
同行の仲間と。
これだけでも美しいことが分かりますよね?!到着して間もないので、この美しさでテンション爆上がり中です(笑)
天気も最高だったのでプレーに対する期待も高まりました。
ホール間の移動もこの美しさ。歩いているだけで非日常です。
北海道まで来たかいがあったと心から思えるのはこういうちょっとしたことなんですよね。
ちょうど紅葉も良い感じに色づいていて、どこを切り取っても美しかった。写真ではあの美しさを表現することが叶いません。どうか、自分の目であの美しい景色を見て欲しい。
北海道は夏が良いというイメージがあるのですが、実は10月はベストシーズンだそうです!
知らずに来たけど、本当に感動感激の美しい景色。
ラフは本当に難しい!
美しいものにはトゲがある。とは、ちょっと違うかもしれないけど北海道のコースで何が関東のコースと違うかというと圧倒的に違うのは「ラフ」でした。
● とにかく粘っこい
素振りをしても粘っこさを感じるラフ。いや~これは本当にきつかった。
写真で見ても一本一本がしっかりとみずみずしい感じの芝なのがわかりますでしょうか。ホント、もち肌のようなしっとり具合で、ただ濃いだけではなくクラブにまとわりつく感じでした。
● とにかく飛ばない
乾いた感じのラフなら、間に挟まってフライヤーということもあるのかもしれませんが、残念ながらそこまでのパワーはありません。私はドライバーで45m/hくらいのヘッドスピードですが、そのレベルではこのラフには太刀打ちできないです。
そのため、ラフに入ったらできることはショートアイアンやウェッジで出すしかないというのが実感値。ティーショットをとにかくフェアウェイに置く準備をして北海道に行きましょう!!
ドライバー&フェアウェイウッドをしっかり練習しましょうね。
こんなラフから打つの嫌ですよね?!(笑) 全然飛ばなくて、前のバンカーに入って散々な思いをしました…。
フェアウェイも芝が沈む
ティーショットをフェアウェイに置いても、洋芝のフェアウェイは思ったよりもボールが沈みます。
関東の芝は、野芝と言われる種類がメインです。一本一本の芝はちょっと硬めですから、フェアウェイにボールが行けばちょっとティーアップされたようなイメージで浮いている球を打つことができるような感覚です。
北海道の芝は、洋芝です。関東ではグリーンに使われるような、滑らかな細い芝がフェアウェイにも使われています。芝質の違いは以前にも記事で書きましたが、これって全然違うんですよ!!
洋芝は緑が濃いので、空と緑とのコントラストが非常に美しいのが特徴です。その美しく滑らかな芝は細くて柔らかいのでボールの重さで芝が潰されてボールが少し沈んでしまうんです。
恐らく沈むといってもミリ単位のことですが、浮いているボールを打つのと沈んだボールを打つのとでは技術的に全然違うんですよ!かなり正確にボールの手前からダウンブローに打たないと、簡単にトップしてしまって、球が上がりません。
ベントって何? 高麗って何? え、バミューダ?
こんにちは。逆上がりの出来ないティーチングプロ 名取確です。 みなさんゴルフスコアを入力するアプリを使っている方が多い...
プロの試合で見ると、ターフが取れる(芝がはがれて飛んでいく)のがカッコいい~!と思ったりしますが、実際のところは沈んだ球の頭を叩いてしまって低い球が飛んでいくミスがかなり出てしまいがちです。
写真はフェアウェイからの池越えのセカンドショット。PWで打てる120ヤード位と記憶してますが、微妙にボールが沈んでいるうえに、左足下がりで球が上がりにくそうな印象を受けました。普段なら何てことない池の手前の木が何かちょっと怖い。
実際ここもハーフトップしてギリギリ木を超えたけど、グリーン奥のラフに入ってアプローチする羽目になりました。
ウェッジのショットは元々バンスで滑ってくれるのもあって手前からしっかりダウンブローに打ちやすいから綺麗なターフが取りやすいんですが、アイアンでのセカンドショットのトップが出てしまうのをアジャストするのに苦労しました。
ダウンブローで手前から芝を取って打ち切る練習もできればしておいた方が良いです。富士山に近いコースとかに行って、洋芝のコースを体験しておくと良いですね。
夕方になると気温が下がる
10月にしては温かい20度前後だった北海道。この時期にこんな気温なんてめちゃラッキーだよと言われました。プロ仲間は半袖でのプレー(笑)北海道だぞ?!と。
ですが、夕方はさすがに気温が下がります。
夕方の太陽もまた綺麗でしたが、ここでポイントなのは空気が変わると飛距離が変わるということです。ティーショットはともかく、セカンドショットの距離が出なくなりますからそこはシッカリ注意していきましょう。
池越えや谷越えのグリーンを狙うショットなど、キャリーで5ヤード変わると番手が1つは変わります。気温が下がるだけじゃなくて、何となく空気が重くなる。これを感じられるかどうか?!です。
寒い⇒いつもより番手を上げる必要がある⇒体も回らなくなる⇒番手上げても距離が出ないことがある
しっかりと体をほぐして、体を回しきる準備をしてショットに臨みましょうね!いつもより大きな素振りをすることがポイントです。
終わるころにはほとんどが日影になるコースで、唯一、陽が届いたのがグリーンだけ。ステージのような演出まで見れた初日のプレーはこれでお終い。
ここから1時間ほど車を走らせて、宿泊する札幌駅前のソラリア西鉄ホテルに向かいました。
あと2ラウンドありますが、中編ではコースの美しさ、芝の特徴などしっかりお話してしまったので、後編では少し違った内容をお届けしようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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文・名取 確
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逆上がりできないティーチングプロ(ペンネーム)
世田谷区在住。世田谷区喜多見で<ゴルフのある人生を共に歩もう>をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。
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