1. TOP メニュー
  2. コラム
  3. なくなる前に手に入れろ!中古でも爆売れ中のG425はトップクラスに曲がらない高性能クラブ

なくなる前に手に入れろ!中古でも爆売れ中のG425はトップクラスに曲がらない高性能クラブ

逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第22話

2022/11/08 ゴルフサプリ編集部 名取 確

G425

こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確(なとり・たしか)です。
話題沸騰のG430シリーズがいよいよ発売間近!そんな中、ティーチングプロなのに中古しか買ったことのない私はG425シリーズドライバーを3種類手に入れて試してみました。こういうのをあまのじゃくと言うのでしょうか。

結果が出る!PINGのドライバー

写真左からLST、MAX、SFT
写真左からLST、MAX、SFT

先日、日本オープンで95年振りアマチュア優勝を果たした蝉川選手が使っていたり、ツアーでも切り替わりが早々に進んでいるPINGのG430ドライバーが俄然注目を浴びる中、今こそ中古ドライバーの購入チャーンス!と言うわけで、G425ドライバーを3種類試し打ちしました!

機種弾道特徴
LST中弾道 ストレート・フェード振り切りやすいヘッドサイズ
低スピン
MAX高弾道 ストレートとにかく真っすぐ球がよじれない
SFT高弾道 ドローつかまってもサイドスピン量が適正

G425ドライバーは昨年のPGAツアードライビングディスタンス上位10名のうち4名が使っていたという、言わずと知れた名器。

これは試さずにはいられない!というわけで早速3機種を打ち比べてみようと思います。といっても、私が忖度して打ってもつまらないので、私がレッスンをしているEndlessGolfの会員さんにいきなりクラブを渡して打ってもらうことにしました。

マークダウン市場において今でも『SIM2』『G425』がやっぱり強かった

中古クラブの世界で30年!中古クラブに関する知識において、レジェンドと呼ばれる中山功一氏が中古クラブの得する扱い方を伝...

あわせて読みたい

G425 SFT ドライバー/60代のTさんの場合

250ヤードを目指したい男性の皆さんはMAX!

まずは60代男性 ヘッドスピード37~38m/sのTさん。
G425シリーズならSFTが合うだろうなと想定していたのですが、まさにドンピシャ!

数値

自分のクラブよりヘッドスピードが2m/sほどUPして、飛距離も10ヤード近く伸びました。写真の真ん中より上、自分のクラブで5球、そしてG425 SFTで6球。数値の違いは明らかです!

Tさんは自分の打てるレベルよりも、ちょっと簡単で柔らかいシャフトのドライバーをお持ちだったので、もう少しスペックを上げたい(アスリートに寄せたい)と思っていたのですが、まさにピッタリ。

コースで2回使ったところ、1回目はまだ最初だし少し振り切りが甘くて右に出たりもして完璧というわけではなかったそうです。2回目で完璧にハマってちょうどいいドローで今までより距離も出て、今までアウトドライブできなかった仲間を15ヤードも越えてものすごく嬉しかったと!

なんせ、球の速さも違うし、球が変な曲がり方をしないからミスしてもフェアウェイにいてくれるのが良い!と絶賛。良かった~♪

試しに、真逆の性能のG425 LSTを打ってもらうと、予想通り全く打てませんでした。G425 SFTがドンピシャなTさんの場合は、重いしつかまらないからコースで打てる気がしない。不安しかないという感想。

数値

50~60代男性で飛距離200~220ヤード。ヘッドスピード40m/s未満の方は、「SFT」です。

G425 MAX ドライバー/50代のIさんの場合

G425 MAXがピッタリだったのは50代男性。普段の飛距離230ヤード前後、ヘッドスピード42~43m/sのIさん。

中弾道で真っすぐ、スピン量も減って素晴らしい弾道でしたね。ただ、G425 MAXは構えた時にちょっとクラブが被って見える気がして、左に行きそうで本能的にちょっと右に逃がしてしまうという感想もあり。

これは私もまったく同意見でした。左に行きそうに見えるから、ちょっと逃がすように打つと、曲がらない性能そのままに右にドーンと行ってしまうので何か気持ちよくないんですよね。

この感覚があるかないか、左に振り切れるかどうかがG425 MAXを使えるかどうかの分かれ目な気がしました。

元々PINGユーザーのMさん

もう一人、G425 MAXが合いそうな、PINGドライバーユーザーのMさんに打ってもらいました。

名器といわれるG400MAXをお持ちなのですが、なんか無理やり打っている感じがして、レッスンで見ていても違和感があったのですが、やはりシャフトがやたら硬かった!昔のディアマナのXか何か。聞けば飛ばし屋の友人から譲り受けたそうですが、あきらかにオーバースペックです。

PINGの標準シャフト、ALTA J CBシャフトの60SRが入っているG425 MAXは、とても振りやすいということで、バッグにインされました。

ヘッドスピード40m/s前後であれば、実はSRくらいがちょうどいいんですよ。ALTA J CBシャフトは全体的にしなりを感じる素直な挙動。先だけが走るor先だけが硬いなど、最近のシャフトはクセが強いのが売りだったりしますが、PINGの標準シャフトは全くそれがない。

クラブとのバランスが良く、振り切りやすいから大きなスイングができて結果曲がらない!

250ヤードを目指したい男性の皆さんはMAX

ヘッドスピード40~42m/s 飛距離220~240ヤード。そこそこゴルフに自信があり80台も出たことがある、250ヤードを目指したい男性の皆さんはMAX!

G425 LSTドライバー/逆上がりできないティーチングプロの場合

PINGドライバー

G425ドライバー・3兄弟の中で、明らかに小顔のG425 LST。これは、私にドンズバぴったんこカンカン!!

実は、お客様がG425 MAXをお持ちで「コーチ、1球打ってみてください」と言われて、G425 MAXを打たせてもらった時に自分ではチーピン気味のインパクトだったのですが、それがサイドスピンがほぼかからず、ちょっと左に出た程度で収まったんです。

あまりに曲がらなかったその一球は、すごいインパクトで記憶に残り、数日後中古ショップに走り、現物を確認してからネットでポチッとG425 MAXを手に入れていたのです。

私はこの数年ずっと45インチにカットしたシャフトを使ってきているので、馴染んだその長さでカスタムのものを探して、ちょうどあったのが昨年すごく流行ったSpeeder NXの60Sだったので試しに購入したんです。

一度コースに持って行ったら、酷い目にあったんですよ…。合わない合わない。構えにくいわ、シャフトが走ってトップするわ、なんともまぁ相性が悪くてスクールの試打クラブに降格していました。

ですが、G425 LSTは全く別物。シャープでつかまりを抑えた顔で、ものすごく構えやすい。G425 MAXだと構えた瞬間、左につかまりそうで怖かったんですが、それが全くありません。ヘッドの重さとシャフトの走りが合うのか、軽く振ってるつもりでもいつもと同じスイングスピードが計測されます。

ヘッド体積がMAXとSFTは460ccですが、LSTは445ccです。体積が小さい分、ヘッドが走る感じがしてコントロールもしやすいのが自分には合っているようです。

PINGドライバー

G425 SFTと比べると、ヘッドの大きさの違いは明らかですよね?!いや~ほんとにG425 LSTは振りやすい!

ですが、当然一番ロースピンのモデルでつかまりも押さえているわけですから、野球出身やゴルフ部上がりで270ヤード以上飛ばすような人が、一番このスペックを活かせる人たちだと思います。

私はヘッドスピード45m/s程度ですし、もともとフェード目に打つタイプなのでG425 LSTだと後ろの重りをドローポジションに替えてちょうど良かった。これが本当に運命的にちょうどいいつかまり加減でした。

先日、G425 LSTをファイブハンドレッドクラブでのラウンドで初めて使用してみましたが、なんと当日のフェアウェイキープ率92.9%と自己ベスト記録更新です!というわけで、ティーチングプロテスト前から連れ添ってきたMAVRIKからついにエースドライバーを交代することになりました。

シャフトをTOUR AD TP6Sから替えるのは恐らく5年以上ぶり。フェアウェイウッドはまだTPを入れたままで、ヘッドも初代ROGUEです。これは恐らく壊れるまでずっと替えられないなぁ。

まとめ

ある程度、ギアにこだわりを持っている幅広いゴルファーにPINGのドライバーは武器になります。ありきたりだけど、騙されたと思って一度打ってみて欲しい。

艶消しのヘッドは引き締まって見えますし、ヘッドについたタービュレーター効果で、空気を切り裂くような気持ちのより振り味があるのが特徴ですよ。

そして、なんと言ってもどの機種もとにかく【球がよじれない】これは本当に凄い!

シミュレーターで計測しているとサイドスピンが2ケタしか出ないような球が連続します。それって実はすごいことなんです。曲がり幅は1m程度じゃないかなという一直線な球です。

毎日色んな人のショットを見ていると、サイドスピンの少ないドライバーショットを打つのがいかに難しいかがわかります。2ケタのサイドスピンなんて普段ほぼお目にかかりません。

普段、サイドスピンが多くてラフでは止まらず木に当たる球を打っている人も確実にラフで収まります。

機種ヘッドスピード年齢タイプ一言
SFT40m/s 以下は迷わずにくいコレ!50代以上オジサンクラブを使っちゃってスピン量3,500以上出ちゃってるとにかく球がよじれないから平均飛距離伸びます!
MAX40~45m/s幅広い年齢層見栄張って9.0度のアスリートモデル使って右曲がってる直線番長だからインパクトの向きさえ合えば武器
LST45m/s以上年齢問わずアスリート小顔のドライバー使いたいけど、他だと曲がっちゃっていた曲がらない小顔
振りやすいからミスしにくい

G430はG425の欠点だった音を良くしたそうですし、さらに改良されているそうですから爆売れすることは間違いありません!

ですが、今、恐らく世界トップクラスに曲がらない高性能のクラブはG425です。皆さんも、手軽に手に取れる中古もしくは、バーゲンセールのG425を一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。



文・名取 確

名取 確

EndlessGolf公式サイトはこちら
逆上がりできないティーチングプロ(ペンネーム)
世田谷区在住。世田谷区喜多見で<ゴルフのある人生を共に歩もう>をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。


逆上がりできないティーチングプロの、ゴルフが上手くなる話

第21回(前回)へ 第23回(次回)へ

シリーズ一覧

2024年最新ドライバーおすすめ人気ランキング20選|選び方のポイントも解説!

2024年最新のドライバーおすすめ人気ランキングを発表!ゴルフ初心者・中級者や上級者からも人気の飛ぶドライバー全20クラブ...

あわせて読みたい

話題のピンG430を検証!ピンは曲がらないけど飛ばないというイメージを覆す飛距離性能で打音も良い!

大ヒットしたG425の後継モデルが登場!さて、その性能は!?大蔵ゴルフスタジオの代表でフィッターの市川氏に、今回もゴルフ...

あわせて読みたい

アナタにとっての最適な1本に出会える個性派揃いの10モデル【PING 2023 PUTTER 全モデル試打】

ピンゴルフは「PING 2023 PUTTER」を9月15日(木)に発売することを発表。それぞれ個性を備えた全10モデルがラインナップしてお...

あわせて読みたい