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シングルプレーヤーが100切りのプランを教える!その秘訣はネガティブワードの禁止にあり?

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話|ビジネスフレームワークを活用しスコアアップを目指せ!【第3回】

2022/12/04 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

カップイン

ゴルフブロガーのもう少しでシングルです!ビジネスフレームワークを使って、効果的にスコアアップを目指す方法の第3回です。今回は私が100切りを目指すゴルファーと仮定した場合にどのようにプランを考えるかを説明させていただきます。

ビジネスフレームワークをどのように使っているのか?

1回目の記事で、ビジネスフレームワークは課題の抽出やその課題を解決するために使うと効果的で、ゴルフのスコアアップにも応用可能という説明をさせていただきました。2回目の記事では、私が具体的にビジネスフレームワークをどのように使っているかを説明させていただきました。これまでの記事を読んでいただいていない方はこちらも読んでください。

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これまでの繰り返しになりますが、私はスコアアップのために、PDCAサイクルを使っています。

● Plan:ラウンドの目標スコア、目標達成のためのKPIを設定
● Do:実際にラウンド
● Check:目標との乖離を確認
● Action:乖離を埋めるための改善点を検討

100切りを目指すゴルファーの方々にもPDCAサイクルを使って、目標達成をしていただきたく、どのように活用したら良いかを説明させていただきます。

100切りするためには目標スコアとKPIをどのように設定するのか?

100切りを目指すので、目標スコアは99回と簡単に決まります。次に99回を達成するためのKPIを考えてみましょう!

99回を達成するには、ボギー9個、ダボ9個で達成できます。ゴルフのパット数はスコアの40%程度と言われていますので、パット数は39回とします。パット数から逆算すると、ボギーオン12ホール、ダボオン6ホールができれば、スコアは99回になります。

念のためですがボギーオンは、パー3のホールで2オン、パー4のホールで3オン、パー5のホールで4オンです。ダボオンはパー3のホールで3オン、パー4のホールで4オン、パー5のホールで5オンです。

99回達成のための具体的なスコアは下記の通りです。

● ボギーオンして2パットで、ボギー9個
● ボギーオンして3パット3回で、ダボが3個
● ダボオンして2パットで、ダボが6個

なるべく、ダボオン、3パット。OB等のネガティブなワードを使わずにKPIを設定したいので、KPIは以下の通りになります。

● ボギー9個
● ボギーオン12ホール
● パット数39回

このKPIが全ての100切りを目指すゴルファーに当てはまるとは思っていません。ショットが得意な人、アプローチが得意な人、パットが得意な人によってKPIは調整する必要があると思います。

過去数ラウンドのスコアとパット数のデータがあれば、KPIとの乖離が確認できます。KPIは現状の実力から達成可能な水準に設定することが効果的です。例えば平均パット数が40回であれば、パット数のKPIを37回に設定し、ボギーオン10ホール、ダボオン8ホールでもスコアは99回になります。

逆にショットは得意だけどパターが苦手な場合にはパット数のKPIを41回に設定すると、ボギーオン14ホール、ダボオン4ホールでもスコアは99回です。KPIは、PDCAサイクルのActionのステップで微調整するのが効果的かつ、PDCAサイクルの本来の使い方です。

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ボギーオン12ホールを達成するための戦略は?

グリーン

まずはショットとパットに分けて考えたいと思います。ボギーオン12ホール、ダボオン6ホールの達成を考えた場合に、なるべく避けたいのはOB、ワンペナ、バンカーです。グリーンから逆算して、これらのハザードを避けるルートを考えましょう。

レギュラーティからラウンドするのであれば、パー4のホールは350ヤード前後が多いと思います。ドライバーが得意なゴルファーであればどんなホールのティーショットもドライバーを持てば良いと思います。

一方で、ドライバーで1ラウンドにOBとかワンペナを複数回打ってしまうゴルファーであれば、ボギーオンでOKと考えた場合、ティーショットでドライバーを持たないことも選択肢になります。フェアウェイウッドやユーティリティでティーショットを打った方がドライバーよりも飛距離は落ちますが、曲がり幅も小さくなり、OBやワンペナの可能性を低くすることができます。

100切りを目指す段階ではパーオンできたらラッキーという考え方なので、各ショットで限りなくグリーンに近づくことも目指す必要はありません。なるべく得意なクラブを使って、パー4の350ヤードを3打でグリーンに乗せることを考えましょう。

また、ショートホールもボギーオンは2オンですので、1オンできなくても気落ちする必要もありません。ボギーオンの可能性を高めるためには、アプローチの練習も必要です。グリーン周りのアプローチは寄せるというよりは、トップやダフリといったミスをなるべくしない打ち方を練習した方が良いと思います。

絶対寄せてやると意気込むよりは、2パット圏内に寄ればOKと考えてアプローチすれば気楽に打てると思います。

パット数39回を目指す戦略は?

パット

100切りのためのパット数は39回をKPIにしています。3パットを3回しても他の15ホールが2パットなら大丈夫という数字です。なるべく3パットを避けるという観点でパッティングを考えると、タッチを合わせること、ショートパットの成功率を上げることが重要だと思います。

100切りを達成していないゴルファーでよく見かけるのが、ファーストパットが極端にショートしたり、オーバーして、結局3パット、4パットになってしまうことです。

ファーストパットがOKの範囲(一般的にはワングリップ)に寄ればベストですが、ご自身が自信を持って決められるショートパットの範囲に寄れば3パットは避けられる可能性が高まります。そのためにラウンド前の練習グリーンでは、タッチを合わせる練習をしましょう。

簡単な方法としては歩測していただいて、10歩、7歩、5歩、3歩の場合にどれぐらいで打てば良いかを確認してください。また、タッチを合わせるためにはライン読みも重要です。上りのラインであれば、歩測で7歩の距離でも、10歩ぐらいの強さで打つことも必要になります。

また、フックかスライスかによって打ち出す方向が変わるのでそれも確認してください。ライン読みがわからなければキャディさんや競技でなければ同伴者に聞いください。わからないラインを確認しているうちに経験が蓄積され、ライン読みの精度が上がってきます。

あとはショートパットの練習は自宅でもできますし、ラウンド前後の練習グリーンでもやりましょう。

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ショートパットが入る確率が上がってくると、ファーストパットのタッチが多少合わなくてもあまり気にならなくなりますし、3パットをしない確率も上がってきます。

パット数39回を目指すなら、3パットは3回でもOKですし、運よく寄せワンが取れれば3パットが3回以上になっても達成できます。3パットを1度や2度しても気落ちすることなく、パット数がKPIの39回で終わることを最終的に目指しましょう!

3話にわたってビジネスフレームワークを使ってスコアアップを目指す方法を説明させていただきました。4話目を続けるかどうかまだ決まっていませんが、これまでの3話がみなさまのスコアアップの方法論としてお役に立てば良いなと思っています。

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

    もう少しでシングル(ペンネーム)
    東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。


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