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inpres DRIVESTAR ドライバーは、多くのゴルファーを助けてくれる画期的なドライバー!

ヤマハの『inpres DRIVESTAR ドライバー』をコースに持ち込み、ロマン派ゴルフ作家が検証する!

2022/12/26 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

ヤマハの『inpres DRIVESTAR ドライバー』

『inpres DRIVESTAR ドライバー』は、どんな特徴を持っているのか?コースに持ち込んで、その真相をレポートする。

撮影/篠原嗣典

inpres DRIVESTAR ドライバーは、イイ顔を追求して、ぶっ飛びまで狙えるドライバーだ!

inpres DRIVESTAR

ヤマハは、2022年10月21日に『inpres』の新シリーズ『inpres DRIVESTAR』を発売した。

『inpres DRIVESTAR ドライバー』は、「さらなる圧倒的な飛びと直進性をシャープな正統派の“イイ顔”と両立」というコピーだ。独自の「BOOSTBOX」というヘッド構造により初速アップ。ウェイトを最適に配置した「COUNTERWEIGHT SYSTEM」によるルール限界クラスの横慣性モーメント。ゴルファーが構えやすい正統派の形状。
それらのテクノロジーが融合することで、圧倒的な飛距離と直進性を生み出すというのである。

まず、打たなくともアドレスすればわかる「イイ顔」であるが、ぱっと見で、まあ合格だと評価した。単純に、『inpres』らしいスライスが出ない雰囲気を出すための癖はなくなった、と感じた。

「イイ顔」というのはむずかしくて、アイドルの顔に順位を付けるのは個別の感性で、数値化できないのと似ているのだ。大まかな基準はあっても、細かい部分では和風の顔が好きだったり、洋風の顔が好きだったりする好みの範疇であったり、フェースとクラウンのカラーや質感すら影響するのだ。

顔にこだわりがある多くのゴルファーにとって、『inpres DRIVESTAR ドライバー』は、個性的でもなく、もちろんブサイクではないことは間違いない。これは『inpres』にとって、画期的なことである。

グッドルッキングな“ぶっ飛び系“|ヤマハ「inpres DRIVESTAR」登場

ヤマハのゴルフクラブ「inpres」の新シリーズとなる「inpres DRIVESTAR」が登場。2022年10月21日より発売される。

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ヤマハの『inpres』といえば、一般のゴルファーにゴルフの楽しさを伝えるブランドである。過去にも、“ぶっ飛び系アイアン”として名器との呼び声が高い『inpres UD+2』を大ヒットさせた実績がある。
個人的には金属の楽器の繊細な製造技術や、高出力のエンジン開発のハウツーなどで、金属加工に圧倒的な強みがある、というのがヤマハのイメージだ。

今回、試打することになった『inpres DRIVESTAR ドライバー』にも、大きく期待させるポイントがあった。
それは純正シャフトである。「SPEEDER NX for Yamaha M423d」が採用されているのである。

発売されて間もない新しいシャフトで、市場でも評判が良いシャフトを純正にするのは、新しいもの好きの博打のときもあるが、個人的には鬼に金棒的なヤマハの自信を感じさせたのだ。
不思議な余裕すら感じさせる『inpres DRIVESTAR ドライバー』は、試打するのが楽しみだった。

試打したのは、ロフト10.5度、純正シャフトのSフレックス。
当日のコンディションは、気温0℃〜4℃、薄曇り、微風。ボールの影響が印象の邪魔をしないように使い慣れている『TOUR B X』を使用した。

ぶっ飛びと再現性の高さがinpres DRIVESTAR ドライバーの個性になっている!

inpres DRIVESTAR

『inpres DRIVESTAR ドライバー』は、構えやすさは素晴らしい、と思ったが最初の一発目は、そのドローバイアスの強さに驚かされた。アドレスビューでは感じさせないが、25ヤードぐらいのドローバイアスがかかり、出球も左に行きやすいのだ。

2ホール目からは、かなり逃がして打つ感じにした。それがドンピシャで、その後のホールは狙い通りのストレート系のボールしかでなかった。

● 打音と打感
大きめの打音、高音の金属系の音質。しっかりとした重さがある打感。打ち応えは弾道が手に伝わる敏感さがある。
● 弾道
高弾道。ドローバイアスは強めだが、修正も簡単にできる。逃がすことでストレート系のボールが出て、同じボールを連発しやすい。
● 飛距離
平均220ヤード。最長飛距離ホール240ヤード。(ヘッドスピード40m/s)かなり飛ぶ。

『inpres DRIVESTAR ドライバー』は、そういうインフォメーションがなかったが、スライスに悩んでいるゴルファーのためにチューニングされている。

見た目ではわかりづらいが、シャフトの性能とヘッド内部の重心配分で、ドローバイアスが発揮されるようになっている。グリップの直径が少し細めなのも、その一環だと思う。

とはいえ、単純にウィークグリップにするだけでストレートに飛ばすことが可能になる。右に飛びにくい個性が、このときにすっぽ抜けるボールを防いでくれるので頼もしい。

数ホール使っただけで、2022年で打ったドライバーの中でトップ争いができる飛距離性能を実感できた。

間違いなく“ぶっ飛び系ドライバー”に分類される。特別なボールが出るとかではなく、素直に真っ直ぐに飛んでいって、飛距離も出るのだ。

こんなゴルファーにもおすすめ!

更に『inpres DRIVESTAR ドライバー』で感心したのは、直進性能だ。本当に同じボールを連発し続ける試打ラウンドになった。

2022年はドライバーの当たり年で、その数は過去最高だと個人的には思っている。しかし飛ぶけれど、荒れるものが多い中で『inpres DRIVESTAR ドライバー』は、荒れ球が出る印象は全くなかった。

スライスや右にすっぽ抜けるようなボールに悩んでいるゴルファーにオススメだ。普通に打てば、ドローバイアスが働いてくれる。

また、とらえる機能を上手く利用して、安全に飛ばせるドライバーが欲しいゴルファーにもオススメである。グリップだけで調整できるはずだ。試打しながら上手く作っているなぁ、と少し感動した。そして、同時に上手く行きすぎて少しつまらない、とすら感じた。

『inpres』は、一般のゴルファーのためのブランドである。ヘッドスピードが速いゴルファーや、ハードヒッターだと、アンダースペックになってしまう可能性があるけれど、ヘッドスピード40m/s前後、またはそれ以下のゴルファーに、打ってみてほしいクラブである。

『inpres DRIVESTAR ドライバー』は、上手く使えば多くのゴルファーを助けてくれる確信を持たせてくれるドライバーなのである。飛んで、狙い通りに打てれば、スコアアップに貢献してくれるからである。

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篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


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