カーボンフェースだけじゃない!革新的なボディ構造もすごい!
ステルス2の前作、ステルスドライバーは、高いボール初速と低スピン性能で、高い飛距離性能を有していました。その反面、アベレージゴルファーはもちろん、そこそこのアスリートゴルファーにもやや手ごわい仕上がりで、使うゴルファーを選ぶドライバーでした。
これは3モデルのうち、スタンダード、さらにアスリートやツアープロに向けたプラスは当然として、つかまり性能を高め、上がりやすくしたHDというモデルでさえ、お世辞にもやさしいとは言えなかったです。
うまくボールをとらえられた時の飛距離性能は文句なかったのですが…。
そんなユーザーの感想がテーラーメイドに届いていたのか、後継モデルであるステルス2シリーズのドライバーはミスへの寛容性を大幅に高めて登場しました。
特徴であったカーボンフェースは、基本構造に変更はないですが、さらに軽量化。
チタンであったソールは、カーボン素材に変更され、チタンよりカーボンの割合が大きいヘッド構造になりました。
これによりさらなる余剰重量を生み出し、高い飛距離性能を維持したまま、ミスへの寛容性を高めることに成功しています。
基本性能は大きく変わらずミスへの寛容性がアップ!
ステルス2シリーズのドライバーは、前作同様3モデルラインアップ。
ツアープロやアスリートに向けたつかまりを抑えつつ、可変ウェイトによってつかまりを調整できる(1)「ステルス2 プラス」、適度につかまりを抑えた(2)「ステルス2」、つかまり性能を高め、さらに高さを出しやすくした(3)「ステルス2 HD」となっています。
今回チェックしたのは、スタンダードなポジションに位置する(2)「ステルス2」ドライバー。
純正シャフトのSフレックス。45.75インチで総重量302gと性能を生かすには、それなりのヘッドスピードが欲しいスペックです。
最初はヘッドスピードを抑え、38m/s程度を意識して打ってみると、相変わらずのライナー性の低スピンな弾道が飛び出しました。
前作よりもちょっとボールが上がりやすくなったかな?といったぐらいの変化で、飛び性能は相変わらず高いということを感じます。
大きく変わったと感じられたのが、ミスへの寛容性。
初代ステルスは、それなりに芯を外すとスライス系のミスになりやすく、スピンが足りなくてドロップ気味になる傾向が強かったのですが、今作は、同じぐらい芯を外しても高さを維持してくれつつ、前に飛んでくれるようになりました。
つかまり性能は、前作と大きくは変わっていない印象。ちょっとだけ“逃げる”といった感じでしょうか。
ただ、打点のミスに強くなった効果で、大きくスライスするといったミスがかなり抑制されたようにも感じます。寛容性をフック傾向には振らずにスライス系のミスが軽減されているので、このあたりが進化を感じる大きなポイントだと思います。
ヘッドスピード43m/s前後でも打ってみましたが、2代目ステルスは寛容性が高くなったと感じられました。そして、ヘッドスピードが速いほど、性能の真価を発揮するモデルだということも実感できました。
初代・ステルスを断念したゴルファーは再チャレンジの価値“大あり”!
ステルス2ドライバーは、つかまりを適度に抑えつつ、強弾道が自然と打てるアスリートモデルらしさを維持しながら、ミスへの寛容性を高め、初代・ステルスの手ごわさを解消したドライバーに進化しました。
アスリートモデルだけあり、パワーのあるゴルファーだと、よりヘッドの性能を引き出せます。しかし、ミスへの寛容性が高まったことで、ヘッドスピードがそこまでなくても扱えるモデルにもなっています。
とはいえ、それなりにボールをつかまえる技術は要求されますので、右へのミスを抑えたい方は、(3)ステルス2 HDがオススメです。
また、ステルス2をちょっと扱いきれないと感じた方は、ちょっとだけシャフトカットしてクラブ長さを短くすると途端に扱いやすくなると思いますよ。
■オグさん(小倉勇人・おぐら はやと)
元ゴルフ雑誌編集者のスウィング&クラブアドバイザー。現在は千葉県にあるゴルフ練習場「ユニオンゴルフクラブ」にて「ゴルフフィールズ ユニオンゴルフ店」で店長をしつつ、過去の経験で得た知識を武器にゴルフライターとしても活躍中。飛距離は250ヤード、持ち球はフェード。ベストスコア68。


