1番、2番アイアンってどうなの?

T島 この動画みた?DP World TourのSNSで見つけたんだけど

金子 DP World Tourというとヨーロピアンツアー?川村昌弘プロが1番アイアンを打つ動画ですね。そういえば、T島さんのYouTubeチャンネルでその話していましたね。

T島 この1番アイアン、30年ぐらい前に発売された「ミズノプロMP-29」なんだよね。

金子 MP-29ですか、確かタイガー・ウッズがデビューした時に使っていましたよね。中嶋常幸プロの「 TN-87」のUS版といわれているクラブ。

T島 さすが詳しいね。MP-29って、ソールがペラッペラの耳かきみたいなコンパクトなヘッドで、7番アイアンでも苦労したのに1番を今使うなんて面白いよね。

金子 この動画、地面から打ってますよね。美しい弾道ですね!

T島 ティショットや地面からも多用しているらしいよ。低弾道が自然に打てるのがいいらしい。キャリーは200ヤードくらいで、あとは転がればいいイメージだそうです。

金子 ヨーロピアンツアーのコースって、米ツアーと違って開催される国によって違いますよね。全英オープンは、風との戦いという印象が強いですし。低い球が必要なんですね。

T島 マニアックな友達に、「ねぇねぇ、1番持っていない?」なんて聞いてたら、1番はなかったけど2番アイアンはありました。

金子 打てましたか?

T島 全然。私が打つとキャリー150ヤードくらいですね。それで、ヘッドスピード50m/sを超えるゴルフスイング物理学の小澤康祐さんに打ってもらったの。最近飛距離が伸びて、刻みたい時はできるだけ低い球が打ちたいといってたので。それで打ってもらって動画にしたんだけど、かなり気に入ってました!

金子 3番でも難しいのに、1番、2番となるとかなり難易度アップですよね。

T島 まあそこは、技術とヘッドスピードで解決するんでしょう。気に入ったみたいなので、ブリヂストンのUSモデル「J33B」という、20年くらい前のモデルも打ってもらったんだけど、予想以上に難しいと…。

マッスルバックアイアン、使いこなすには?

金子 T島さんのブログと動画を見ました。

T島 やっぱり飛ばない。確かにロフト角は7番で36度なので、今どきアイアンの8番と9番アイアンの間ぐらいかな。でもロフトだけじゃないんだよね!

金子 ってことは、重心位置ですか?

T島 そう。ネックがとっても長くて、高重心!ハンドファーストに打たないと芯に当たらない感じ(下の写真を見せる)。

金子 ネックの長さを比較すると、他のアイアンよりかなり長いですね。

T島 まあこのモデルは特別みたいだけど…。で、今どきのマッスルバックを打ってみたら、振りやすいしボールも上がるし飛ぶわけですよ!

金子 やっぱり進化しているのですね。

T島 軟鉄鍛造のマッスルバックって、進化のしようがないと思っていたけど、30年前、20年前と比較すると、こんなに違うんだって思いました。

人気のマッスルバックアイアン

金子 確かに、大蔵ゴルフスタジオでもマスダゴルフさんのファストマッスルや、間もなくロマロさんから十数年ぶりに発売されるマッスルバック「PRO FORGED」も、“あれ?気持ちいい”と驚くぐらい意外と打てます。

T島 そうだよね。マスダゴルフさんのファストマッスルが発売された時に打ったけど、“俺にも打てた”って嬉しくなった。

金子 三浦技研さんの「KM-700」とか「TB-ZERO」も根強い人気がありますよ。

T島 一度は挑戦してみたいよね!

金子 えっ、T島さんでもそう思うんですか?

T島 そういう時もありましたけど。まあヘッドスピード的には難しいかな。先程の20年前のアイアン、全番手ウェッジみたいな感じでした。

金子 どういう意味ですか?

T島 飛ばないけど、縦の距離は合うみたいな。飛ばない加減が半端じゃないので、私には無理ですが…スピンはしっかり入る感じ。

金子 なるほど…マッスルバックの良さはそこかもしれませんね。コントロールショットしやすい。今どきのマッスルバックはボールも上がりやすいですし、飛距離も昔のモデルより出ますけど、やっぱりヘッドの入れ方はちゃんとしていないと使いこなせないと思います。

T島 いわゆるダウンブローというやつですね。

金子 そうですね。20年前のマッスルバックみたいに、極端なダウンブロー軌道は必要ありません。

T島 トラックマンなどでヘッドの入射角が出ますし、スイングを見ていてもフィッターならすぐわかりますもんね。

金子 そうですね、最近、T島さんのダウンブロー具合が増してるのもわかります。

T島 おおお!さすが!練習していますから!アイアンも、5番まで入れようと思ってオーダーしました。

金子 ありがとうございます。マッスルバックではありませんが…。

自分にクラブがマッチすれば練習も楽しくなる

T島 “アイアンは7番から!“という記事を書きましたけど、それに慣れてくるとアイアンが苦手になる、というリスクもあると最近感じております。

金子 女子ツアーの選手はヘッドの入射角もしっかりしているから、ロフトの多いUTやフェアウェイウッドを入れて、5番、6番アイアンを抜いても大丈夫です。

T島 一度はマッスルバックを使ってみたいという気持ち、とてもよくわかります。チャレンジしてもらってもいいと思います。

金子 そうですね、20年前と比べるとかなりハードルは下がっています。飛距離も、キャビティと遜色ないモデルがありますよ。

T島 ミスヒットには強くないですし、ヘッドをちゃんと上から入れられる方なら挑戦してほしいですね。T島みたいに5番アイアンが苦手とかいう人には、ちょっと難しいです。

金子 難しいクラブを使うと上手くなる!という人もいますが、T島さんはどう思います?

T島 クラブがスイングを作る!というのはその通りだなと思いますが、コースと戦う前に、クラブと戦わないといけないのは効率悪いかなと…。ぶっちゃけ、定期的にしっかり練習する、レッスンに通うなど、上達への努力をするか否かでも違うよね。

金子 シャフトをしっかり合わせれば、マッスルバックもある程度打ちやすくなります!フィッティングして自分にクラブがマッチすると練習も楽しくなるので、いいスコアが出ちゃった、というお客様も少なくないです。

T島 まずはシャフトありきですよね。だから、かっこいいからマッスルバック使ってみたい!というお客様も大歓迎なんだよね?

金子 その気持ち、我々フィッターは痛いほどわかりますので、お手伝いさせていただきたいです。

T島 T島的にもその気持ち、よくわかります!残念ながら、ゴルフのスコアに芸術点は加算されませんが、マッスルバックで美しい弾道を打つというのは芸術点が高いと、私は思っております。

金子 そういう楽しみ方いいですね。フィッティングにぜひお越しください!

文・T島

T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。

大蔵ゴルフスタジオ

上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。

取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
https://www.ogs-p.jp/


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