吉田優利のキレッキレのアイアンショットは、再現性の高い超シンプルな動きから生まれていた!
元賞金女王古閑美保の女子プロ・スイングいいとこ取り!!【Vol.3 吉田優利のアイアン】
いま注目を集める女子プロの〝スイング〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーするシリーズ。第3回は、吉田優利のアイアンをご紹介。
GOLF TODAY 本誌 No.613 104ページより
撮影トーナメント/2023ダイキンオーキッドレディス、ヤマハレディースオープン葛城
撮影/相田克己
その場で鋭く腰を切るから、軸ブレと無駄な動きが一切ない、再現性の高いショットが生まれる!!
下半身を確実に回すなら、腰や足ではなく、お腹全体を回す意識を持つのがポイント!
今季メジャー第1戦「サロンパスカップ」で優勝した吉田さん。〝ザ・ショットメーカー〟で、切れ味するどいアイアンショットはパンチ力もあって魅力的です。
このショットを生み出しているのが、コンパクトなトップから上体は右に残しつつ下半身を一気に回転させる〝腰の切れ〟。
その場で回すため軸ブレもなく、上体は何もしない超シンプルな動きを実現していて、再現性が高いことは言うまでもありません!
この吉田流スイングを「いいとこ取り」するなら、足や腰ではなくお腹周り全体を回す意識を持つこと。スエーすることなく体が回転し、精度を保ちつつ球により大きなパワーを伝えることができるはずです。
球を「運ぶ」ではなく、インパクトを「作る」タイプのショットメーカー!
「大きな筋肉だけを上手に使い、手先など器用に動いてしまいスムーズな動作を邪魔する部分をまったく使わないシンプルスイングが持ち味。無理のないスイングなので長く活躍できる選手の一人」と古閑。
吉田優利 yuuri yoshida
よしだ・ゆうり/2000年4月17日生まれ、千葉県出身。今季メジャー戦第1戦の「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で優勝。エプソン所属
古閑美保
こが・みほ/1982年7月30日生まれ。167cm。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。
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