全米オープンでプロが使用したパター
T島 今年の全米オープン観た?
市川 もちろん観てましたよ。そういえば、T島さんはリッキー・ファウラー推しでしたよね。
T島 久々に優勝してほしかったなぁ。
市川 残念でしたね。それにしても、優勝したウィンダム・クラークは、今シーズンの調子の良さを大一番で発揮できてよかったですね。
T島 そうだね。そして、今年の全米オープンといえば……この話題に触れずにはいられない。優勝を争った二人は、同じパターを使っていたよね!
市川 はいはい(笑)、気になってましたよ。
T島 リッキー・ファウラーのキャディさんが使っていたパターをリッキーが気に入って、同じものを作ったみたいなんだけど。それをウィンダム・クラークも気に入って、同じものを作ったという。
市川 そうなんですね。アームロックパターですかね?
T島 そう思って調べてみたんだけど、ちょっと長くて、17インチと長いグリップが入ってるだけみたい。ヘッドには20グラムぐらい鉛を貼っているそうです。
市川 オデッセイのVERSAですかね?
T島 外見は2014年発売のオデッセイ VERSA JAILBIRDなんだけど、フェースインサートはO-WORKSという。まあ、ツアーサービスでしか手に入らなそうな逸品です。
市川 なるほど。T島さんは欲しくなっていろいろ検索して探したんですね?
T島 はい。ミーハーでスイマセン。
市川 ということで今日はパターの話ですね。
T島 そうですね。
パターに悩んでいる人、試してみる価値あり
市川 全米オープンを開催するコースということは、米ツアーでも屈指の超高速グリーンとなるセッティングですよね。
T島 そうだね。米ツアーというとタイガー・ウッズやブルックス・ケプカ、松山英樹、ジョーダン・スピースなどに代表されるピン型というか、スコッティ・キャメロンみたいなパターと、ローリー・マキロイやリッキー・ファウラー、ウインダム・クラークのようなネオマレットのどちらかを使っている選手に分かれます。
市川 そうですね。私が今回注目したいのはヘッドに貼った鉛です。
T島 おっ、さすが、パターに悩んでる人らしい注目点。
市川 今は、そんなに悩んでませんよ(笑)。ヘッドが重いほうがゆっくりと動かせるから、高速グリーンとは相性が良いですね。
T島 そうだね。30年前のパターと現在のパター何が違うか?というと、一番はヘッドの重さですね。
市川 リッキーはさらに20グラム重くしています。そしてクラブ長を少し長くして、長いグリップを入れているということは、手元が重たくなります。つまり…。
T島 カウンターバランスになる。
市川 ハイ。正解!
T島 少し長いパターを普通に握ってストロークしているものね。
市川 ヘッドを重くするとヘッドが動かしにくくなりますが、カウンターバランス……つまり手元を重くすることでヘッドが軽く感じて、テークバックが引きやすくなります。
T島 長めのパターを通常のパターと同じぐらいで握ると、グリップエンドが余りますからカウンターバランスになります。
市川 普通のパターでも、グリップエンドに重りを入れることでカウンターバランスにできます。
T島 大蔵ゴルフスタジオでもやってますね。
市川 はい。テークバックが動かないとか…ヘッドがうまく動かせない方は試して見る価値がありますよ。
T島 私はプレッシャーがかかるとボールに近づいちゃうので、長めのパターを使っていたことがあります。
市川 グリップエンドが邪魔で近づけないからですね(笑)。少し長いというと中尺パターですが、中尺といえばアームロックパターが多い。でも、リッキーはそうでもない。
T島 アームロックというのは、長尺パターをつかった“アンカリング”という、グリップエンドを上体に当てて打つ打ち方がルールで規制されて、長尺パターを使っていたプロが、アームロックパターに移行した。
市川 左手の前腕にパターのグリップを押し当てて固定して打つのを、アームロックといいます。
T島 右腕の人もいますけど。市販されていますよ。オデッセイとかピンから出ている。38インチ前後が多いです。
やさしい、と感じる要素はゴルファーによってさまざま
市川 アームロックパターって、前腕に押し当てるから必然的にハンドファーストが強くなります。その分、通常のパターよりもロフト角が大きくなるんです。
T島 そうだね、通常のパターの倍ぐらいのロフト角(6度前後)がありますよ。
市川 T島さん、ロフト角が大きいパターが好きだからアームロックパターを買って、切って使ったりしてましたよね?
T島 そうそう。ハンドファーストに打てなかったから矯正の意味もありました。
市川 ということでパターのロフト角というのは、ボールの転がりにとても影響があります。
T島 カチャカチャして変えられればいいのに。
市川 RAZZLE DAZZLEさんが発売する予定みたいですよ。可変ロフトなパター!
T島 あ、ジャパンゴルフフェアで見た!
市川 パターもある程度キャリーさせないと、芝に沈んでいるわけですから。
T島 そうなんだよね。それをいきなり順回転させるとか、ちょっと難しいです。
市川 大蔵ゴルフスタジオでは、パターシミュレーターのビッグティルトがありますから、狙ったラインに乗せやすいパター、距離感が合いやすいパターをフィッティングすることができます。
T島 パターもいろいろ試したけど、最近L字パターに戻りました。アプローチ感覚で打てるのでイメージが出る。
市川 パターって、実は形状もアライメントの合わせやすさも影響してくるし、T島さんみたいに、アプローチショットを打つみたいなイメージのほうが距離感が合うという人もいるし、慣性モーメントが大きいからやさしいとか、”やさしい”は人によって違うんです。
T島 シャフトでも距離感が変わるし、皆さん販売店のマットでなんとなーーーく選んでるけど、キッチリ選んでみてはいかがでしょう?
市川 はい。パターフィッティングも大得意ですのでぜひ、大蔵ゴルフスタジオへ。
T島 長さも大切です。実は、すごくいろんな要素があることを知っておいてください。
市川 知らなくても、来ていただければ大丈夫ですよ。
T島 ってことで…リッキーのパター作りたいなぁ…。
市川 あれL字は?
T島 てへっ。
文・T島
T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。
大蔵ゴルフスタジオ
上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。
取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
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