“いつかは、スコッティ・キャメロン”の“いつか”は今だ!「SUPER SELECT パター」10モデルがゴルファーの欲望を満たす
スコッティ・キャメロンのSUPER SELECT パターをロマン派ゴルフ作家が検証する!
SUPER SELECT GOLO 6.5はツアーのトレンドを抽出した純度100%の最先端?
ここでは最も興味があった(4)「SUPER SELECT GOLO 6.5 パター」を打って、わかったことを挙げる。
● 打音:ほんの少しだけ控えめの音量でタッチにより変化あり。音質は硬質。
● 方向性:構えやすく、ストロークしやすく、打ち出しやすい。
● 距離感:転がり過ぎず、速いグリーン向け。合わせても、ヒットしても良し。
このパターは、スポーツカーのようなパターだ。まず、見た目がペタッと低いのだ。そして、ヘッドが小さく感じる。ネックがショートネックだということもあって、敏感で操作性の高さもある。ボールの半径ぐらいしか高さがないのではないか、と思えるヘッド形状のパターは(実際にはそんなに低くはないが、見た目の印象として)、2023年のトレンドの一つで新しい形状の、小さめのマレット型ヘッドだ。たぶん、ツアーからのリクエストなのだと思う。
2023年、トップツアーにおいて優勝者のパターは、ブレードと小さめのマレットに二極化している。後者の特徴の一つが、かなり低重心になっているタイプが多いということだ。「SUPER SELECT GOLO 6.5 パター」を試打してみたいと思ったのは、そういう流れを意識していたからだ。
【試打して良いと思った点】
● ヘッドが小さく見えるところが良い
● 構えやすく、狙いやすく、集中しやすい
● 何よりもパットが入った
入る入らないはパットの機能ではなく運次第、という考え方もあるが、もろもろの条件がそろうための要素には、狙い通りの方向に思ったタッチで打てていることが必要だ。これがなければ、無理なのである。
もう一つ言えるのは、ちょうどいいやさしさだ。敏感すぎて難易度が上がるパターも好きだが、特に距離感については、やさしさに救われることがあった。
こんなゴルファーにオススメ
「SUPER SELECT GOLO 6.5 パター」は、最先端のコンパクトマレットだ。もうワンランク上のパッティングをしたいと決意したゴルファーにオススメしたい。
「SUPER SELECT パター」は、ツアーの空気を持ったプロ仕様のパターである。今回10モデルの内の6モデルを打って、ブレードやL字などのオーソドックスなタイプはより繊細で、言い訳ができない仕上がりになっていた。マレットタイプは、程良いやさしさが助けてくれるけれど、気持ちが乗っていくことを忘れさせないパターになっていると感じた。
「いつかは、スコッティ・キャメロン」という合言葉があるようだが、2023年の「SUPER SELECT パター」は、それに見合うパターになっていると強く思った。
心に響く予感をさせる1本があったらぜひ、手にしてみることだ。たぶん、構えただけで相性はわかるはず。心に響くパットができるパターは、それだけで特別な宝物なのである。
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
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