ここまで飛んだの!?という驚異的な飛距離性能 ブリヂストンスポーツの新「B シリーズ」ドライバー3本は、どれを選ぶかが悩ましい問題だ!
「B1 ST」「B2 HT」「B-LIMITED B1 LS」をいち早くコースで打って、ロマン派ゴルフ作家が検証する!
(3)特注らしさ爆裂の「B1 LS ドライバー」は、特別なゴルファーのための特別な1本!
「B-Limited B1 LS ドライバー」を打ってみた。ロフト9.0度、SPEEDER NX GREEN Sフレックス。
わかった基本的項目をまとめる。
● 打音打感:音量はちょうど良く、音質は鞭系で少し残響がある通好みの音。フェースの乗り感が強く、しっかりしている。手応えはかなり敏感。
● 弾道スピン:中弾道。低スピンの強い弾道。敏感に曲がりに反応して、左右に大きく曲がる。
● 飛距離:平均補距離は225ヤード、最高飛距離ホール255ヤード、2023年の最高飛距離。芯から大きく外すと使えない。
「B-Limited B1 LS ドライバー」は特注対応で、フィッティング前提のドライバーだ。
最初に感じたのは、フェードもドローも、曲がり出したらクラブが止めてくれる要素はないことだ。現在の市場にはここまで左右の曲がりに敏感なドライバーはない。
基本的にはハードヒッターが使う想定で作られているが、ヘッドスピード40m/sでも辛うじて使える。ただ、芯に当たった時と外した時の落差が大きい。それが最長飛距離が驚異的なのに、平均飛距離が普通のまあまあ飛ぶドライバーと同じになった原因だ。ただ、最長飛距離はかなり魅力的である。
使い熟すにはスピードと腕前が不可欠だが、このドライバーを使い熟せるように自らを鍛えるという使用法もありだ。平均スコアは一時的に落ちるかもしれないが、腕前を上げることで後に受けるメリットは大きい。
思い返せば昭和の時代、いわゆるツアー系のクラブはゴルファーを助けてくれるのではなく、機能を堪能して狙い通りのボールを打つことに特化していた。「B-Limited B1 LS ドライバー」はそこまでシビアではないかもしれないが、似た雰囲気を感じさせる。
そして、潔い。余計なものを極限まで削ぎ落としているのだ。試打ラウンドをしていて、色々なことを思いださせてくれたり、このドライバーを使用したら…という想像をさせてくれりした。
最後に
自分が今回の3本ドライバーから1本を選ぶなら、(3)「B-Limited B1 LS ドライバー」だ。ハイリスク・ハイリターンではあるが、それが面白いと思う。
3本を通して言えるのは、フェースで飛ばすというテクノロジーは成功している、という点だ。歴代全ての「B シリーズ ドライバー」を打ってきたが、今回の3本は史上最強である。飛距離性能に関して、ほぼ完璧だと言える。
名器になりそうなのは「B2 HT ドライバー」だ。2023年のドライバーの中では機能も含め、素晴らしい仕上がりだと感心した。このドライバーにしたことで、スコアアップできるゴルファーはたくさんいるはずだ。
新しい「B シリーズ」のドライバーは、3本が非常に個性的で実に面白い。テストしないのは、大損になるかもしれないことを最後に書いておく。
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
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