ドロー回転のボールを打つコツは、フォローで右手のヒラが下方向(地面)を向くこと
ドラコン女王・高島早百合のぶっ飛びLESSON|あなたは今より+20ヤード飛ばせます!【Vol.18】
ゴルフ雑誌ゴルフトゥデイで掲載されている大好評・連載企画「ドラコン女王・高島早百合のぶっ飛びLESSON」の第18回は、「ドロー回転のボールを打つ」コツをレッスンします!このレッスンで、あなたの飛距離を+20ヤード伸ばしましょう!
GOLF TODAY本誌 No.616/110〜111ページより
フォローのイメージは卓球のオーバースピン!シャフトは左に回す
ヘッドを返す意識が強すぎると、ヒッカケが出る
ドライバーではストレート軌道でドロー回転がかかっているボールが一番飛びます。ただし、ドロー回転をかけようとするとヒッカケのリスクが生まれます。それを回避するポイントになるのが手首の使い方です。
アマチュアの皆さんは手首を横にヒネったり、シャクリ上げようとしたりする人が多いのですが、正しいのはフォローで右手のヒラが下方向(地面)を向くこと。卓球やテニスでオーバースピンをかけるようなイメージです。右手のヒラが下を向くとフェースがゆるやかに閉じるので、インパクトでのフェース面が安定します。
また、フェースローテーションのイメージとしてはヘッドを返そうとするよりも、シャフトを回そうとすることを意識してください。ヘッドを返そうとすると、腕に余計な力が入ったりしてインパクト直前で急激なフェースターンが起きてしまう。しかし、シャフトを回そうとすると腕をリラックスしたまま緩やかにフェースターンできるのでインパクトではスクエアヒットできる確率が高くなります。そこからフェースを返していけばドロー回転のボールになります。
右手は少し外側に出す
フォローでは右手のヒラを下にして少し外側に出す感覚でOK!
外側に出したつもりでも、体が回転しているので、ほぼストレート方向に動いている。
右手のヒラを下に向ける動きによってフェースがクローズ方向にローテーションするのでドロー回転がかかる。
ダウンスイングからシャフトを回転させてフェースをスクエアに
(左)ハーフウェイダウンからインパクトにかけてはシャフトを左に回しながら、フェースをスクエアに戻していく。
(右)シャフトを回すことによって、ロフトが立つのでボールスピードアップにもつながる。
しゃくる動きはNG!右手のヒラが上に
フォローで右手のヒラが上を向いてしまう人は、インパクトでボールをシャクル動きになっている。
手首は180度ターンさせる
ハーフウェイダウンからフォローにかけては手首を180度回転させることでシャフトを回すことができる。
高島早百合
たかしま・さゆり/1992年9月3日生まれ。高校ゴルフ部の名門・東北高校を経て、2011年のプロテストに合格。主にステップ・アップ・ツアーに出場しているが、17年にドラコン大会に出場すると365ヤードという女子の日本記録を出して優勝。元々、ドラコンで有名な和田正義プロからスイングを教わったこともあり、現役女子プロとしてはトップクラスの飛ばし屋。YouTube「さゆーちゅーぶ!高島早百合チャンネル」も好評。
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