肩幅よりも広いワイドスタンスに広げているのは、安定したストロークをするため

小手先のストロークではなく、体全体を使って体重をボールにぶつける

小滝水音がワイドスタンスでパッティングするようになったのは、小学校高学年からだ。

小滝水音「テレビのトーナメント中継で横峯さくらさんを見た時、ワイドスタンスだったので、マネしたのがきっかけです」と小滝。

と言っても、横峯がワイドスタンスにしていたのがパッティングではなく、ドライバーショットだった。もちろん、小滝も最初はドライバーショットでワイドスタンスを試したが、ボールをうまくヒットできなかったという。様々なクラブで試した結果、唯一フィットしたのがパッティングだった。

小滝水音「肩幅くらいのスタンスでパッティングしていたときは、ストローク中に体がフラフラしていました。でも、スタンス幅を広くすると、重心が安定するからか、フラつくことなくストロークできるようになりました」

重心を下げることにより、両手の位置と地面の差も短くなった小滝。それに合わせて、パターも32インチまで短くした。また、ワイドスタンスによって、体幹を使ったストロークが身についた。体の軸を中心にテークバックでは胸を右に向け、インパクトからフォローにかけては胸を左に向ける。その結果、手だけでパターを操作することもなくなり、ボールを打ち損じることも減少

小滝水音「今は体重をボールにぶつけるようなイメージで打っています」。

コロがりがよくなったぶん、カップの手前にショートすることも少なくなった。

スイングを見てみよう

ショットと同じくらいに重心を下げ、上体を前傾させて構えるので、パターの長さは32インチと一般的なゴルファーよりも短めになる。

ボールに対して体重をぶつけるようなイメージで打つため、ストロークが弱まりにくく、カップ前でショートしたり、ラインから外れることがないため、カップインの確率は自然と上がる。

スタンスを広げ、重心位置を下げ、安定感をゲット!

肩幅よりも左右1足分ずつ広いスタンスで構えたら、頭と体の軸を動かさずに、上体を右に捻転することでパターヘッドを自然に上げていこう。

アドレスでの重心位置、頭の高さが変わらないようにストロークしていこう!

振り幅は距離によって異なるが、上体の捻転でダウンスイングまでヘッドを上げたら、それをネジり戻し、今度は上体を左に捻転していく。アドレスでの両手首の角度がストローク中に変わることはない。

リラックスした状態でパターを持ち、体の回転に伴ってパターヘッドが動くのが正解。インパクト後はボールがあったところを見るくらいに顔を上げないこと。体重移動はほぼ行わない。

体の捻転でテークバックを行うため、パターヘッドは若干インサイドへ引くことになる。インパクト後はヘッドを上に上げながら、インサイドに振り抜く。体の軸をブラさないのでインパクトではフェース面がスクエアな状態に戻りやすい。

アイアンのアドレス

アイアンショットのスタンス幅は肩幅くらいなので、ドライバーショットと同じスタンス幅のパッティングと比べると少し狭くなる。


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